ヴィッセル神戸×FC東京 J1第32節

c0025217_1918484.jpgc0025217_19192114.jpg
c0025217_19193773.jpgc0025217_19194983.jpg

リーグ戦、残り3試合にして首位との勝ち点差はわずかに3。
しかしながらこの勝ち点3、埋まりそうで埋まらない。
勝利を逃すことすなわち、優勝戦線からの離脱を意味する、そんな重みをピッチ上にもスタンドにも感じたアウェー神戸戦

3年ぶりの神戸、ホムスタには御崎公園から歩いていったが、3年前に和田岬とアウェーゴル裏を往復しただけでは知りえなかったスタ前広場の充実振り。
専スタならではの傾斜、覆い尽くす屋根と港の風を遮るガラス、観戦へのホスピタリティーに富んだ素晴らしいスタジアムだと改めて思った。

練習段階からスタの雰囲気がエモい。
塩田、荻、浜野さんの登場から全選手を迎え入れるとき、誰からともなくよりピッチに近い位置へ集まり出し、口々に出てくるのは「勝つぞ!」「勝って帰るぞ!」、強い勝利への思いが迸る。
半ばその流れに抑えきれなかったかのように太鼓が叩かれ、東京!東京!東京!のコール。
ここ数年、土俵際に追い込まれなければ起きなかった試合前からのコールに、アウェー特有、高音から入りすぎて途中から自浄されるユルネバを経て、早々に胸が熱くなる。

c0025217_19204150.jpgc0025217_19205092.jpg
c0025217_1921316.jpgc0025217_19211337.jpg
c0025217_19212472.jpgc0025217_1921314.jpg
c0025217_19215678.jpgc0025217_192231.jpg
c0025217_19221489.jpgc0025217_19222171.jpg
c0025217_19223164.jpgc0025217_19223862.jpg
c0025217_19224812.jpgc0025217_19225522.jpg
c0025217_1923697.jpgc0025217_19231317.jpg
c0025217_19232634.jpgc0025217_19233388.jpg
c0025217_19234378.jpgc0025217_19234988.jpg
c0025217_1924286.jpgc0025217_192493.jpg
c0025217_192420100.jpgc0025217_19242723.jpg
c0025217_19244162.jpgc0025217_19244964.jpg

その思いが通じたか、否か、前半は序盤から苦しい戦いとなった。
前線の駒がめまぐるしくポジションを変えてくる神戸攻撃陣をディフェンスが捕らえきれず、その流れで東京のアタッカー(特にサイド)が中盤まで引っ張られ平山が孤立。
奪ってからの押し上げにも時間がかかってしまうため、その割に人がそろわないうちに一発で焦りの縦パスが入ったりと、浩対決はまず、松田浩にしてやられた感じ。
中盤の3枚のバランスを崩すため、両サイドの前線とサイドバックの連携を阻止するため、便宜上ウイングと呼ぶが、石川と徳永、カボレと長友、この間をポゼッションの起点として穴を空け、サイドチェンジにスルーパスにと自在に使ってくる攻撃。
石川と徳永のところが特に使われ、大久保とレアンドロのここでのキープがかなり堪えた。
1対1の強さ、高い技術にピッチを広く使う意識も高く、ここで1対1で抜かれたりファウルを冒したり。
ここで劣勢に回ったがゆえ、石川は前半も中ごろから大久保のマークに追われてしまう。
実際先制された場面もこのサイドに人数かかったところを中央右よりのレアンドロにボールが渡り、こぼれたところをフリーで上がってた田中英に決められた。
このパターンで左起点の右サイドアタックという形は少なくなく、その都度カボレが引っ張られることが多かった(カボレはよく守った)。
3枚の中盤でゾーンの分担をはっきりさせて迎え撃つ、というのも選択肢のひとつだが、後半の状況を考えると、リスクは少なくないがこちらが主導権を握ることで機先を制するのが、この窮状を防ぐ手立てだと個人的には考える。

一方で個々の出来は多少のバラつきこそあれど、悪くはなかった。
今野と羽生は特に、その運動量が際立っていた。
幾度となくセカンドボールにくらいつき、中盤での激しいチェイス、プレスが目立った。
その運動量を攻撃面で生かせなかったあたり、連携面での手詰まりを感じさせた。
平山の楔を使えなかったのも痛かった。
気持ちはわかるが相太へのボールはなぜか、浮き球に終始。
懐の広さを生かすにしても、攻守に奔走するサイドの選手が攻撃参加するための間を作るにしても、もっと足元を狙って出すべきだと思うんだけどなあ。
人数そろわないうちに相太の頭に狙って出したところで、結局サポート間に合わなければいくら相太が競り勝っても意味がないわけで。
相太が競り勝ってもマイボールにならないパターンは解消すべき点であり、別の手段を考えるべき失敗でもある。
相太自身もそんなに悪くはなかった(大竹のFK、徳永の折り返しの場面は決めなければいけない)が、使われ方に問題があった。
カボレにシュートシーンが増えているのはいいことだが、カボレ頼みが目立ってしまうようでは仕方ない。
カボレがいよいよ乗ってきているし、シュートを打つ、点を取るという自身の仕事に加え、相手マークを集中させている今だからこそ、中盤の思い切った動きが必要だ。

c0025217_19344565.jpgc0025217_19255972.jpg
c0025217_19261097.jpgc0025217_19261776.jpg
c0025217_19262769.jpgc0025217_19263449.jpg
c0025217_1926446.jpgc0025217_19265286.jpg
c0025217_1927369.jpgc0025217_19271194.jpg
c0025217_19272398.jpgc0025217_19273086.jpg
c0025217_19274155.jpgc0025217_19274746.jpg
c0025217_1927589.jpgc0025217_1928529.jpg
c0025217_19281578.jpgc0025217_19282553.jpg
c0025217_19283870.jpgc0025217_19284592.jpg
c0025217_19285813.jpgc0025217_1929697.jpg
c0025217_19292420.jpgc0025217_19293247.jpg
c0025217_19294636.jpgc0025217_19295884.jpg
c0025217_19302090.jpgc0025217_19303093.jpg
c0025217_19304637.jpg

パスミスやボールロストが目立ち、挙句今季2度目の累積警告による出場停止で今季のリーグ戦残り2試合に出れなくなってしまった梶山。
確かにパスミスや時間がかかりすぎてのボールロストにはため息が出るが、それでも流動的にピッチをワイドに使ってきた神戸の前に羽生や今野が引っ張りだされ、そもそもデフォでの問題だが楔のパスを出せるのは梶山しかおらず、神戸の中盤の格好の餌食にされていた。
彼一人を責めることはできない。
奇しくも残り2試合、最後まで望みを捨てずに戦わなければならない2試合は梶山を欠いての戦いとなった。
彼がいないからこそ、梶山頼みだった縦への展開、新しい答えが求められる。

前半は後塵を拝した両サイドも徳永、長友ともにオーバーラップを繰り返した後半は息を吹き返した。
カボレと石川が切れているからこそ、ここで二段攻撃ができれば相手を押し込める。
大竹、達也、赤嶺と交代出場の3人も頑張った。
達也はかなりいい形でカウンターの急先鋒を担うことが多かったが、いずれも自身のミドルはゴールネットを揺らせず。
キレてたゆえの判断だろうけど、2発目以降は別の選択肢を選べる余裕もほしい。
大竹はこの後半戦見せている体の強さでの成長振りを遺憾なく発揮。
2人、3人とマークを集中させながらも奪われないキープ力は確かな成長と好調さを感じさせる。
だからこそ、周りともう少し噛み合えば…という場面が少なくなかった。
前半抑えられていた部分での挽回、好調な交代選手の活力と、後半の攻勢はある種必然だが、最後の一手がでなかった。
押し込んでのワーワーサッカーは仕方ないが、その中で勝負を決めるカードを常に持っていたいところ。

個々であーだこーだ、戦術面のあれこれ等、いろいろあるが局面では熱い戦いが見れた。
特に今野と金南一、両6番の中盤でのガチぶつかり合いは見応え充分。
日韓のファイターによるボールの奪い合いにはしばしば目を奪われた。
引き分け濃厚なラスト10分、どちらも勝ち点3を狙いに攻め合ったカウンターの応酬も胸に迫るものがあった。
東京からすれば優勝争いのため、どうしても勝ち点3がほしかった中での引き分けだが、戦いきった末の勝ち点1だと、オレには思えた。
痛い引き分け、しかし全力で奪い取った勝ち点1、貴重な勝ち点1になってくれそうな気がしてならない。

c0025217_193189.jpg

状況は芳しくない。
自力では優勝はおろか、ACL圏内の3位入賞も明るくはない。
だが今季、冷静に考えれば諦めムード漂っても仕方ない状況は幾度となくあった。
そこで引き離されずに今こうして前線で戦えているのも、相手ありきではあるが諦めずに戦ってきたことが大前提だ。
残り2試合、課されたのは連勝あるのみ。

今こそ、誰がなんと言おうと周りを気にせず、自分を信じるとき。
by blue-red-cherry | 2008-11-25 19:32 | FC東京
<< ステーキランド KOBE have a nice wee... >>