ジュビロ磐田×ベガルタ仙台 2008J1・J2入れ替え戦

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深川でJユースカップを見たあと、ダッシュで恵比寿に戻りftnkにて入れ替え戦2ndレグ

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細かいミスは限りなく、喉から手が出るほどほしかった先制点を奪われたものの、頭から55分は仙台のゲームだったと思う。
前線から中島がアグレッシブに動き、右の関口、左のリャンは多くのチャンスを演出。
斉藤と富田のダブルボランチは運動量豊富で、多くのセカンドボールを拾った。
ジュビロの数少ない脅威である前田、ジウシーニョ、松浦の前線にも最終ラインが冷静かつ、ハードに対応できていた。
あれがすべてではないが、ナジソンがものにできなかった最初にして最大の決定機は悔やんでも悔やみきれない。
それを除いてもナジソンのパフォーマンスは低調で、後半頭から替えられたのが証明しているが、かといって平瀬もよかったかといえばそうでもなく、こればっかりはなんともいえない。
むしろ前半の45分、そして後半開始からの10分、心身ともにハードワークして成し得たハイパフォーマンスに限界がくるそれまでに結果を出せなかったのが痛かった。
ベガルタのペースが落ちてきたあたりからロドリゴを中心にジュビロのパスワークが冴え渡る。
そこへきて、コーナーキックのクリアボールが前線にひとり残っていた松浦への絶好のフィードとなる不運。
あとは自信、という感じでテクニックを発揮していた第1戦を終え、そこで得た自信を身にまとった第2戦、松浦のプレーは誰が見てもMVP。
決定的なパスを通しながらもゴールが遠かった、ベガルタの司令塔とは対照的な輝きだった。
しかし間違いなくトドメの一発と思われたゴールのあとも、ベガルタの選手は下を向かずに戦った。
いや、アウェーに乗り込み、数的不利をものともせずスタジアムを奮わせたベガサポの感動的なまでのサポートの前で選手が諦めることなど、できないだろう。
幾度目かのチャンスをものにしたリャンの直接フリーキックが決まってから、試合終了の笛が吹かれるまでの数分。
ビッグマッチならではの興奮が詰まっていた。
両軍の選手が、サポーターが試合後に流した涙が、その濃さを物語っている。
拍手を送りたい。

結果と、180分通して見たパフォーマンスに対して両チームがJ1で戦うにふさわしいかふさわしくないか。
当事者のことを思うと、とても軽軽しくは語れない。
ヨシカツの涙と、ベガサポの涙、どっちの重さも一緒だ。
毎年そうだが、凄いものを見た反動で今はなんだかボーっとしてる。
倉敷さん「若いって素晴らしい!」、ヒロミ「(照れ気味に)まさしく、いい時間帯、ですよ」、そういえば実況・解説の温度も心地よかったよww

来季からは下位3チームと上位3チームの自動入れ替え。
このスリリングな戦いが見られないという寂しさと、一方でこの涙を見ずに済む、という安心感もあったりして。

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名波選手、お疲れ様でした。
by blue-red-cherry | 2008-12-13 21:07 | サッカー(FC東京以外)
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