FC東京×清水エスパルス 天皇杯準々決勝

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エコパに行くぞ、という願掛けも兼ねて三日分の青春18きっぷを入手し、三十路にはちと辛い鈍行往復日帰り弾丸ツアーで、四年ぶりの仙台スタジアム、今年五度目の清水戦
入れ替え戦にCWCと人様の試合で盛り上がれたここ二週間だったが、やっぱりオレの東京の試合は全然違うよ。
浮かれまくるサンタ帽とラッパが咲き誇るスタンドも、なかなか理想のサッカーを描けない、でもストイックに勝ちにいった選手、監督も、すべてが愛おしいぜ。

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梶山のコメントによると蹴り合いは想定されていたとのこと。
岡崎、原と前で頑張るタイプのツートップできた清水が蹴り、それに東京が合わせた、かというとそうでもない。
繋げない時間が長かった前半、むしろ攻め急いでいたのは東京で、赤嶺に体を張ってもらうかカボレの裏に期待するか、センターに収まらない展開は次第にカボレ頼みの○サッカーに傾いていた。
チームとして蹴り合いを想定していた、というのだから意図があるんだろうけど、一年間繋ぎや人の動き・連携(だけじゃないけど)による崩しを志向してきたチームの集大成としては少し残念にすら映ったってのが早漏なオレの最初の感想。
ああいう、好守に縦への勢いが強い相手だからこそ、緩急つけて辛抱強く穴探せばいいのに、リズムをつける梶山も早め早めに難しいところを狙っちゃうからミスも増えるし狙われちゃうし、人数足りなかったり、悪いところばかりが目についちゃうんだよ。
承知の清水もサイドを高く保ち、特に右サイド、東京の攻撃の生命線だったカボレの位置を意図的に下げてきた。
ハーフラインを越えたあたりでどちらかのサイドで基点を作り、サイドチェンジ一発で逆サイドを攻める、もしくはツートップに当てて枝村や兵働を絡めてショートパスで崩しにかかるか。
どちらにしろそうそう決定的な場面を作られたわけではないが、推進力は強く、主導権が握れない(そこにあまり好意的ではない主審の笛も重なり)展開にフラストレーションの溜まる前半だった。
選手個々の出来も可もなく不可もなく、しかしあまりよくない雰囲気を脱しきれなかった印象だ。

そんな前半でもよかったところがまったくなかったかといえばそんなこともない。
これは前半に限ったことではないが、なんといっても今日は達也が目立った。
前述したとおりサイドを組み立てと崩しの基点にしてきた清水に対し、前からも激しく、戻ってはきっちりハードに守る。
そんなタスクを背負いながらも攻撃の場面にもしっかり顔を出し、ドリブルで打開するナオとは違う、裏や顔出しなどの縦横斜めのオフザボールの動きで停滞しがちな東京のボールの動きを引き出した。
多少誇張すれば、羽生が二人いるかのようだった。
彼や赤嶺、カボレが辛うじて奮闘することで前半、数多くのセットプレーを得られている。
畳み掛けられてもおかしくなかっただけに、その働きはチームを大いに助けた。

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後半、戦術的に何かが劇的に変わったと説明することは難しい。
長友のオーバーラップの回数は目に見えて増えたし、徳永も負けじとよく上がった。
前半は嘘みたいに取れなかったセカンドボールが拾えるようになると、フォワードに収まり、羽生や今野、サイドバックが追い越し、と梶山にも選択肢が増えたことで的確な散らしができるようになった。
長友に通した針の穴を通すような、しかもアウトサイドで出したスルーパスなんて、鳥肌モノだった。
ともすればダーティーに感じた清水の選手のコンタクトだが、裏を返せば激しい(すぎる)球際への執念だったとも言える。
ここでの争いを五分に、ひいては優勢なところまで持っていけたのは強い意思に外ならないだろう。
結果として流れ始めた東京の時間が自信を生み、確信に満ちた攻撃が続く。
度重なる仕掛けでチームを勢いづけた達也は結局、去就に揺れる(ホントか?)エースの劇的なゴールを二度、演出した。
あの時間、両SBやボランチの押し上げもあっての東京のターンだったが、達也はやはり、赤嶺と同じくらい大きな仕事をやってのけたと思う。

そして赤嶺だ。
あの場面、同点に追い付くための難しいPK、スポットに赤嶺が入る様は実に自然だった。
長友のクロスがファーに流れ、達也が落下点に飛び込んだその刹那、赤嶺があのネットを揺らすのは必然だった。
蹴り合いに苦心した前半、赤嶺自身の出来も決してよかったとは思わない。
だがあのPKから、赤嶺の動き、立ち居振る舞いは別人のようだった。
二つのゴール、そして試合後、ゴール裏の大歓声に応える彼は何度も何度も胸のエンブレムを誇らしげに叩いていた。
やるよねえ、泣かせるよねえ。
いろいろと思うところは少なからずあると思う。
でも今はただ、城福東京のエースとして、今年何度もそうやってチームを救ってくれたのと同じように、東京の勝利のため、天皇杯を掲げるためゴールをあげる、研ぎ澄まされた思いを感じた。
オレたちはそんな真吾を、真吾がゴールできるようにいつもそうしてきたように、トランペットのイントロにトランスしながらジンギスカンのメロディで鼓舞していくのみ。
きっとその先には、やり切ったその先には、やり切ったから得られる未来が待ってるはず。

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捨て身の攻撃に耐え、ついに今季、苦汁を飲まされ続けた清水から勝利を勝ち取った。
リーグとナビスコのグループリーグでやられながら、ノックアウトのラウンドで勝つ、ていうww
次の試合、出場停止という代償はかなり痛いが、モニがあそこまで頑張ってくれなかったらこの勝利はなかった。
中盤で期待されたほどの効果は得られなかったが、数度の局面でらしさを発揮したフジはもうすでに、後輩の奮闘に報いる準備を始めているだろう。
荒れた展開で出された佐原や長友へのイエローカードがこの先、どのような意味を持つかはわからない。
だが目指すものは明確だ。
この試合を迎えるまでそうしてきたように、次の試合に勝つ、エコパで柏に勝つ、それに向かいひとつになる。
試合後、スタンドに近づいてきた選手たちの肩や腕には、東京を愛する者の思いが折り、込められた千羽鶴が。
照れながらも楽しげに、どこか誇らしげに、サポーターから渡されたサンタ帽を被る選手たち。
今、東京はひとつになれている。
オレたちの東京を舐めてかかってくれちゃった高木和道にはきっちりお仕置きできたしな。
東京なめんなよ!
気運は申し分ない。

気の早いクリスマスプレゼントに続いては、お年玉を期待しちゃおうじゃないか。この素晴らしいシーズンの結末はきっと、美しい。

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by blue-red-cherry | 2008-12-21 11:15 | FC東京
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