FC東京×柏レイソル 天皇杯準決勝

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12月29日、年末も年末、あと3日で2008年が終わるというこの時期に我らがクラブを応援できる喜びを噛み締めながら18きっぷで一路愛野へ馳せ参じた天皇杯準決勝、柏戦
喜びはいつしか膨らみきった希望に変わり、その希望が冬空に弾けて散ったそのとき、言い知れぬ喪失感が待っていた。
知ってたはずなのに、浮かれないように、と思ってたはずなのに。
今日も今日とて一年を振り返るに値する試合だったと思うが、あまりにも充実したシーズン、この試合だけで語れるものではない。
まずはこの試合のことだけ、備忘しておこうと思う。

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リーグ最終戦、千葉戦のVTRを見ているかのようだった。
古巣千葉に向かって闘志とモチベーションを自らのエンジンに乗せチームの歯車にがっちりかみ合わせた羽生の活躍が、この日古巣柏に対峙した達也に重ねて見えた。
左サイド、菅沼を攻撃の軸に据えた柏に対し(右の太田が消えてたのもあるが)達也は、前目からのプレッシャー、徳永のフォローと奔走する。
マイボールの際はそのまま縦を使ったサイド攻撃、絞ってのフィニッシュと奮迅の動き。
それを見越してか、羽生のバランサーとしての動きが支えになってたのは間違いないが(一方で羽生からダイナミックな動きを奪ってしまったことも)、羽生に続き高いモチベーションを力に変えての活躍、お見事としかいいようがない。
結果はついてこなかったが、あの地を這う美しい弾道でネットを揺らしたミドルシュートは、彼にとってもオレらにとっても忘れられないゴールになるだろう。
即興のチャントも悪くない。

ここ最近の戦いに通ずることだが、この日も序盤は蹴り合いに。
試合前から選手たちも口にしているように、これは相手に合わせるというよりは自分たちのペース作りの一環な気がする。
蹴り合いはいずれ落ち着く、という前提だが、ともすればバタバタしがちな試合開始直後、ボールの処理を単純明確にして試合の流れがどちらかに傾くことなくまずは落ち着ける、試合の入り方のまずさが永年の課題であるチームがとった苦肉の策なのではないだろうか。
相手によっては危険だが、ポポを頂点に置いた柏相手であれば佐原と今ちゃんで空中戦は無敵、セカンドの競り合いさえ気をつければいい。
たびたび佐原が相手ボールを跳ね返す姿を見てふと、そんなふうに思った。

結果としてリードして終えた前半だったが、良くも悪くもない印象だった。
蹴り合いに関して自陣の空中戦は制したが、同じように古賀と小林のセンターも強く、前線で基点を作ることは適わなかった。
セカンドの奪い合いに関しても五分、もしくは若干劣勢か。
というのも、こっちで達也が活き活きしていたのと同様、いやそれ以上に栗澤が輝いていた。
中盤の底に固定されたことでポジショニングも、そのあとのパス、展開に関しても実にシンプル、的確にタスクをこなす。
思えば栗澤は与えられたタスクを誰よりも忠実にこなせる選手だった。
それが逆に仇になり、前目の選手としてはアイデアやダイナミズムに欠けるイメージもあるんだが、柏での役割は実に理に適っている。
畳み掛けるような流れを奪えなかった一因に、栗澤の存在があった。
わずか数ヶ月の成果ではあるが、達也にとっても栗澤にとっても今回のトレードは互いに意義深いものだったようだ。
試合が試合だったからあれだが、無邪気すぎる忠成はともかくww、栗澤にはエールを送りたくなる内容だった。

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リーグ最終戦、千葉戦のVTRを見ているかのようだった。
先制し、その後のリズムもさほど悪くない流れの中で、後半投入された相手の切り札に2発、お見舞いされての逆転負け。
いや、柏がフランサ、忠成の2枚のカードを切ってくることは既定路線だっただけに、対策が足りなかったのかもしれない。
それも結果論だ。
フランサは魔法使いと呼ばれるに相応しいかく乱ぶりだった。
東京はリードして前半を終え、フランサの投入に対し様子見をする部分と、悪くない自分たちの流れを維持する向きと、両面あったと思う。
実際蓋を開けてみると、フランサは独特のボールタッチで幾度かチャンスを作り危険な香りを漂わせていたものの、早々に足を傷めたり(まさかあれも…)、それを受けて運動量が早くも落ちるなど、性急な対策(例えば浅利を入れて誰かにしっかりつかせるとか)を判断するものではなかった。
一方で東京の攻撃も、達也に前半ほどの勢いが見られなくなったとはいえ、フランサの投入で菅沼が鳴りを潜めたこともあり、両サイドで優位に立っていた。
特にカボレと長友にたまに羽生や梶山が絡む左サイドはホットスポットで、カボレがボレーをふかしてしまった場面を筆頭に、いいリズムで攻められていた。
梶山も久々の王様プレーで、キープにミドルレンジのパス、どれもダイナミック。
ドリブルも力強くシュートの意識も高く、同時に運動量も多い。
梶山を中心に、東京の攻勢は強まっているように見えた。
だが、ゴールに至らなかった。
これが敗因のひとつであり、1年で光明こそ見出せた時期もあったが、解決できなかった課題のひとつである。

それでフランサの魔法の件だが、そんな流れできていたあの場面。
確かに柏の時間帯だったが、ふんわりクロスがファーに流れて、後ろに気付いてない不利な体制の長友とアレックスが競り合うあの状況を完全に見据えてのペナへの突進、そして落ち着き払った股抜きシュート。
まさに一瞬の隙とはあの場面のことで、それまで奮迅の働きを見せていた長友が唯一不利な体制をとられた瞬間だった(彼を攻めるのはちょっと酷かも)。
そうそう、前半はなかなかいいポジションでボールが触れず、下がって触りたがるくらいの存在感だったアレックスが甦ったのもフランサの投入によるものだろう。
ここで東京も意気消沈するわけがない。
予定されていたというエメの投入、さらに気合い充分で臨んできた石川の投入。
個人のキレは両者ともに鋭く、どちらもフィニッシュに顔を出したし演出した。
この2人の躍動のどれかがゴールに結びついていれば…も敗因と課題のひとつ。
東京が決めきれなかった時間を経て、徐々にフランサのボールタッチが増え、そしてフランサと抜群のコンビネーションを見せる忠成のゴール。
あのときだって、フランサのゴールと同じで本当に虚を突かれたというか、何が起きたかよく理解できなかった。
VTRを見てみれば、パス交換の相手だったフランサに対しても、シュートを放った忠成に対してももう少し寄せられたのでは、という見方もできるが、あれはあの位置であのスイングであのコースにぶち込んだ忠成を、悔しくて仕方ないけど褒めるしかない。
例え一生に一度のまぐれ当たりでも、一生に一度かもしれない元日決勝、ひいてはアジアでの戦いの切符につながるかもしれない貴重な場面での一発を決めたんだから、ストライカーとして最高の結果だろう。
とにもかくにも、フランサにかく乱された。
それに気付いたときにはもう遅かった。
きっと浅利を入れたり、それで今ちゃんがピッタリ、とかやってたら防げただろう。
でもそれをさせないのもきっと、フランサの魔法だったんだと思う。
魔法にかけられて、なんてオチ、そんなんで納得するわけはないんだけどね。

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とにもかくにも、これで城福東京の2008年シーズンが終わった。
リーグ戦6位、ナビスコカップベスト8、天皇杯ベスト4(三位決定戦やればいいのに…)。
一年を通して新人監督と、まったく新しいサッカーにチャレンジしてきた選手たちの成績としては充分な成果だろう。
それに関して異論はないが、その振り返りは別途やるとして、昨日の敗戦はそれを全然超えた次元で非常に悔しかった。
一番最初に書いたとおり、このド年末の差し迫った時期まで東京のサッカーを楽しめた喜びは大きく、感謝してるけど、その分元日決勝やアジアへの思いも知らぬうちに大きく膨らんでおり、喪失感がハンパじゃなかった。
この先仮に、元日決勝で満身創痍のガンバ相手にフランサマジック発動、忠成ゴールで優勝なんてことになったら…来季開幕1週間前のゼロックススーパーカップで鹿島と戦う柏を見た日にゃ…アジアで戦うk(ry

エメとも信男さんともガミともスズケンともコザともこれでお別れだ。
みんな、東京のために戦ってくれてありがとう。
忘れません。

そして今年一年、監督、選手、スタッフ、ファンのみなさんお疲れ様でした。
素晴らしいシーズンをありがとう、これが素直な気持ちです。
次の春を待つ間、よりよいシーズンの訪れを信じて楽しみに待ちますよ。

FC東京の2008年シーズン、これにて糸冬了。
by blue-red-cherry | 2008-12-30 11:52 | FC東京
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