前橋育英×國學院久我山 第87回全国高校サッカー選手権大会準々決勝

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高校サッカー選手権もいよいよベスト8が激突。
駒沢で行われた前橋育英×國學院久我山を観戦した。
連荘させる割に1週間明けてみたり、ハッピーマンデーの弊害という大人の事情日程のくせに仕事初めの平日ぶつけちゃったりと、日程周りとか、改善の余地はあるのかね?
そういえば古沼さんだったか、オシムも同調してたけどリーグ戦にしちゃえって言ってたっけな。

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前橋育英は草民が消えることを許さなかった。
ジブラの言葉を借りると、「大人気ない、大人じゃないなら可愛げない」までの無駄がない、ハードプレスとシンプルなパスサッカーは攻守の切り替えが異常なまでに早く、11×11の力関係をあらゆるところで崩壊させ、またその鍛え上げられたフィジカルコンタクトと運動量は平日2時間半の積み重ねのはるか上をいくもので、ここでは1×1の力関係をも崩壊させた。
草民にとってさらに不運だったのが、主戦場としていた久我山の右サイド、前橋育英の左サイドがホットスポットだったこと。
05年ワールドユースのクインシー×中村北斗を思い出したよ。
前育の左アタッカー・中美は長身で姿勢の良いドリブルで幾度となく縦へ仕掛けてはクロス、中へ切り込んではバーを叩くシュートを放つなど、キレキレ。
右SB松下も奮闘したが、上から見てた限り、中美にとって1人2人のディフェンダーはものともしない雰囲気があった。
さらに前育左SBの笛田は、ただでさえ草民のハードマークを担当していたが、期を見てはそのまま中美のフォローでオーバーラップを仕掛ける。
さすがにこの流れでは草民も引っ張られることが多く、いつものように120%草民のターン、という消え方が成せなかった。

それにしても前育のサッカーはスピーディーでパワフルで…およそ高校生が繰り広げているとは思えない内容だった。
上の中美にしてもそうだが、前線から最終ラインまで全員が高い基礎技術を誇り、鍛えられた体躯も素晴らしく、それでいて集中力がハンパないので隙がない。
ほぼほぼ90分間持続されたハードプレスは前線こそ控えめなものの、久我山のボランチ以降、中盤に差し掛かると鬼プレス。
松田が、石尾が、森藤が、何度も何度も網にかかり、潰された。
ボールを繋ぎながら穴を見つけ、リズムを作る久我山サッカーを完全に機能停止に陥らせた。
中盤がボールを欲しがり下がりだしたらしめたもので、トップの川久保や草民との距離は開き、ロングボールが入っても孤立する構図。
この劣勢を打開するには、それを上回るスピード(動き・判断)か、それを上回る運動量でのサポートの繰り返しだったりが求められたんだろうけど、その部分での基礎体力の差はいかんともしがたかった。

プレスだけじゃない。
攻撃面も見事だった。
前育の監督も絶賛してたが、センターフォワード25番・皆川!
もう完璧なポストプレー。
まるで往年の高木琢也ばりの忠実なトラップ&落としに加え、高木にはなかった胸トラ使ったワンタッチやスルーなど、センスも高い。
ゴールに迫る場面こそ少なかったが、確実なキープは中盤の押し上げを促し、185センチの恵まれた体躯を生かした競り合いは1人で久我山の最終ラインに綻びをもたらせた。
回を重ねるごとにシャープになっていくポストプレーに、周りからもため息が漏れていた。
この皆川と中美の2人だけでもう、久我山の部の悪さは一目瞭然なんだけど、さらに10番テクニシャンの佐藤(彼は久我山のサッカーでも合いそう)、六平・米田のボランチコンビもガンガン攻撃参加してくるわけで…圧巻だった。

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この試合まであまり危険に晒されることもなかったが、久我山のディフェンスも粘り強く戦ったと思う。
前半開始早々、ペナ外での決定的なファウルがイエローで済んだあの場面以降、一気に引き締まった気がする。
個々のマッチアップでは苦戦が避けられず、何度もサイドを崩されていたが、最後の最後で踏ん張って、体を張った。
2番キャプテン高橋のカバーリングは素晴らしかったし、今回総じてレベル低いかなと感じていたGKだけど、1番間宮は最初の退場の危機を回避したあとは至近距離でのセーブ力、ロングキックのフィードも力強く安定していた。
力負けはもはや、仕方ない。
後半は特に、前半の皆川、中美のラインに加え、佐藤の右サイドが18番の右SB木村とともに格段にパワーアップし、四面楚歌状態だった。

草民はまた、消えられなかった。
交代した選手を交代させるなど、怪我なのか詳しいことはわからないが、迷走した感のあるセンターフォワードの交代劇の結果、草民は後半早々にトップの位置に。
ああ、これはキツイなと。
あれだけ目立つところに置いちゃうと、誰か必ずマークできちゃう。
後半40分の大半、草民は誰かマーカーを背負った状態で、それが中央だったりしたらもう、最終ラインとボランチのサンドイッチですぐさま餌食になった。
サイドに流れてもサイドバックとボランチの連携で潰されてたし、まあ前育の草民潰しも徹底してたけど。
前向いて仕掛けるという持ち味を発揮できる場面が、置かれた状況で限られてしまったのはもったいなかった。
ほかでもない草民の個性を生かす術を誰よりも知っている李監督の取った作戦なだけに、悔やまれる。
それでも、幾度か、ドリブルで仕掛けたり、ペナ付近で勝負のチャンスがあった。
そこでの仕掛けが自爆に、自ら難しい袋小路に迷い込んでしまっていたのは、経験値として忘れずに積み重ねて欲しい。
久我山ではあの単騎突破がひとつ武器だったからあれだけど、周りの使い方を覚えたらさらに脅威となりえたはずだ。
あの展開でなんとか1点…取れてたらスーパースターだったんだけどな。
夢の続きは東京で。

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草民と久我山の挑戦はベスト8で終了したけど、立派な戦いだった。
相手とのバランスもあるけど、1回戦2回戦、華麗なパスサッカーで大量得点、大きなインパクトを残したと思う。
3年生中心のメンバーなので来年また、というのは分からないけど、久我山のパスサッカーは伝統みたいだし、東京のサッカーが盛り上がるのは大いに歓迎だ。

それを考えるとますます前育が恐ろしい。
スタメン2トップを張った皆川、西澤の両名に加え、左サイドを蹂躙した中美もまだ2年。
上下動激しかった右SBの木村も2年で、日テレいわく秘密兵器だったらしい、後半皆川に代わり途中出場、交代時のハイタッチで皆川よりデカくてどよめきが起きてた小牟礼は1年生!
もう、来年も注目せざるを得ないよね。
皆川・小牟礼のツインタワーを置きながら流れるようなパス回しで…恐ろしい。
つか、久我山の応援しにきたのに前育に魅せられてしまっていること自体が恐ろしい。

とりあえず草民はお疲れ、東京で待ってるぜ。
久我山イレブンにも拍手、受験勉強も美しく勝ってください。
でもって前育×今大会ナンバーワンストライカーですか、準決勝は。
埼玉、うーむ。
by blue-red-cherry | 2009-01-06 09:18 | サッカー(FC東京以外)
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