ラツィオ×ASローマ セリエA 08-09 第31節

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サタデーナイトはプレミア、ではなくセリエAにて130回目のローマダービーを視聴。
プレミアではCLを控える3チームがどこも派手な試合を演じたようで、さすがだね。
イタリア中部の地震に黙祷を捧げた一戦は、因縁の対決ながらもフェアなゲームを展開してたんだが、堪え性のないローマの選手がキレ出してプッツン。
迫力も見どころもあったが、後味の悪い試合になってしまった。

試合を振り返るとそれぞれのフェーズがあり、そこにしっかりとした理由があるのが面白い。
立ち上がりはラツィオが輝く。
ホーム扱いのダービー、チームも3連敗と元気がなく、浮上のきっかけにしたかったのだろう、ゲームの入り方が違う。
猛然とかけるプレス、奪ったボールはサラテとパンデフの2トップが一直線にゴールに向かう。
わずか数分での幾度目かのサラテのトライでコーナーを奪い、ショートコーナーがファーに流れたところをパンデフが鮮やかなハーフボレーで先制。
さらにラツィオはその次の攻撃もゴールに結実。
勢い落とさずボールを運ぶと左サイドに開いたサラテが中央へドリブル、エリア外から右を巻くようなドライブシュートを突き刺した。
まさに電光石火の速攻で、ローマの選手はまだまったく試合に入れていなかった。

しかし前半、ラツィオが輝いたのはこの5分だけ。
ここからの40分はローマが見事なサッカーを展開した。
ピサロとデ・ロッシのコンダクトのもと、右にブリーギ&モッタ、左にジュリオ・バチスタが躍動。
ここでもトッティのキープ力、2、3人ひきつけては捌くボディコントロールがかなり効いていたが、ピサロとデ・ロッシのミドルパスの精度が恐ろしく高い。
役割でいうと高めの位置取りがピサロ、アンカーに近しい役割をデ・ロッシという縦の関係で、ピサロはトッティの楔の受け、サイドの起点のフォローと自在に動き、接近→展開を実現してリズムを生み、デ・ロッシはハーフライン付近からピッチを斜めに渡るミドルパスで高めに張るサイドハーフがエリア付近で1対1になるピンポイントパスを通しまくっていた。
特にバチスタの左サイドはホットスポットで、ミドルパスからの1対1で幾度もチャンスを生んだ。
数多かったセットプレーにおいてもピサロのボールは正確で、メクセスのゴールシーンのみならず、数度決定機を演出した。
攻撃の圧力が強く、ラツィオを自陣に釘付けにしたことも大きいが、ワイドに人を置きつつ中央厚めにした布陣はそのまま守備時も機能し、ラツィオの攻撃はハーフラインあたりから先、パスコースがまったくない。
攻守のバランスを考えて人数かけられなかったこともあるだろうが、ラツィオの攻めに打開策はなく、完全にローマの時間だった。
ローマはここで追いつき、追い越せなかったのが痛かった。
いや、試合の入り方もまずかったか。
前半5分以降の40分はほぼ完璧な出来、フィニッシュもポストを弾く場面など、悪くはなかった。
強いて挙げればトッティの衛星役を期待されたペロッタがいまいち顔を出せず、ワイドに広く展開を生みながらフィニッシュが少なかった一因かもしれない。

後半は早々からがらりと様相を変える。
ラツィオの修正が目に見えて奏効する。
前半かなりやられていたバチスタに対してはオフザボール時からリヒトシュタイナーが激しくやり、ピサロとデ・ロッシのセンターにもレデスマ、マトゥザレムのボランチに加え、ブロッキとフォッジャのサイドハーフも絞ってプレッシャーをかける。
あれだけワイドに的確に出来ていたローマの攻撃がパタっと鳴り止む。
徐々に五分のポゼッションを実現したラツィオは攻撃面もてこ入れ。
2トップ任せだったところにフォッジャが積極的にフォロー。
ここ、左サイドを中心に攻めることでゴール前のプレーが増え始める。
そして13分、右サイド深くのセットプレー崩れからフォッジャが粘ってクロスを挙げ、攻撃参加していた右SBのリヒトシュタイナーが見事なヘッダーを叩き込んだ。
小兵のテクニシャン、そのままずばりのフォッジャのドリブルはじわじわ効いていただけに満を持してのゴールだった。

このあと、試合は壊れてしまう。
すでにラフプレーでイエローをもらっていたパヌッチがリヒトシュタイナーとの小競り合いで2枚目、退場。
まったく試合運びができなくなってしまったローマの選手は各所でイライラが目に付き、無駄な蹴り出し、異議でメクセスがイエローをもらう。
この時点でいやな予感がしたが、75分、ライン際の小競り合いでメクセスとマトゥザレムがやりあい、双方に一発レッド。
もうね、試合前の黙祷はなんだったのかと。
この試合は開催すべきかせぬべきか、いろんな人が話し合った末に開催された試合だったのに。
メクセスは力強く、タフなディフェンスをしてたのに、まったくもってバカすぎる。
こういうのをなくしてかないと、上位進出は難しいでしょう。
てゆうかハーフタイム終わりの廊下でスパレッティ監督その人もすでに退場してたからね。
それに比べるとマトゥザレムの退場はあったものの、危うい雰囲気を出していたリヒトシュタイナーを下げたりと、ラツィオのロッシ監督のほうが冷静に事を運べてたね。

デ・ロッシのヘッドでローマが1点差に迫るも、ラツィオの左サイドバック、コラロフがまさかの100メートル独走ゴールで再び2点差として試合終了。
ナイスゲームだったし、個々に見どころは多かっただけにカードでゲームが壊れてしまったのは残念。
判断分かれるところだが、レフリーももう少し、コントロールできればよかったな。
こうしてローマダービーに、またひとつ因縁の歴史が積み重ねられた。
by blue-red-cherry | 2009-04-12 20:02 | サッカー(FC東京以外)
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