FC東京×大宮アルディージャ J1第9節

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連休中、唯一のホームゲームとなった大宮戦
気候もいい季節のナイターで2万割れは寂しいが、石川のハットトリック、いいもん見させてもらったわ。

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センターバックを今野とブルーノに、ボランチを梶山と米本、サイドハーフを石川と羽生が務め、2トップにカボレと赤嶺。
大宮ほどではないがいろいろと変化をつけて臨んだこの試合だったが、試合の中心にいたのは変わらず好調を維持した石川だった。
開始わずか4分、徳永のロングフィードをカボレが落としたボールの処理を大宮ディフェンスがクリアできず、ラッキーボールを赤嶺が冷静に石川へ、マトとの1対1をあっさり制して先制弾。
大きなストライドと細かいステップ、ドリブルに2つの武器を持つ石川の細かいステップが大型ディフェンダーを置き去りにした。
ステップからシュートまでの動作の速さ、わずかな瞬間に正確なコースを突いたシュート、一連の動作に迷いはなく、ゴールのイメージを強くもって試合に臨んだ証拠だ。
さらに畳み掛ける東京。
いくつかの決定機を作りながら全体を押し上げ、高い位置を保っていた徳永からゴール前、羽生へ楔のボール。
その羽生を猛スピードで追い越していく石川へ、相手を欺きながらピッタリと合わせるスルーパスが羽生から、最後は落ち着いてゴール左済みへ流し込んだ。
今度は連携だ。
自らのゴールイメージだけでなく、チームを使って使われてのゴールイメージ。
人の変化でチーム全体に動きが出たが、度重なるポジションチェンジ含め、動きのある攻撃をも石川が牽引する。
圧巻は3点目。
前半にセットプレーから1点返され、後半は序盤から一進一退。
東京は飛ばしていただけに、スタミナ切れ、全体の間延びが見え隠れし始め次の1点の重みが増していた57分、スローインのボールをバウンドさせて迷いなく降りぬいたドライブシュートがネットを揺らした。
これまた、イメージがないとできないゴール、イメージが形になった素晴らしいゴール。
運動量も申し分なく、スペースがたっぷりあった右サイドを蹂躙し、激しい上下動でディフェンスも厭わない。
プレーの幅の広がりを考えれば、国内屈指のウインガーとして代表に名を連ねた時期を越え、キャリア史上、もっとも輝く時期を迎えている。
脂の乗った27歳、頼りにしてます。

そんな石川を活かしきれてなかったゆえの苦戦だったのも好転した。
誰もが望んでいた羽生と梶山の配置替えはそれまでの貫きぶりがなんだったのかと思わせるくらいあっさり行われ、あっさり機能した。
今までの組み合わせをかろうじて好意的に受け止めると、羽生の守備レベルが向上し、それが持ち前の運動量と合わさり攻守の切り替え時にカウンター対策として効いていた。
まあそんなこじつけいらず、東京の攻撃をワイドにダイナミックにリズムをつけた梶山のタクトはやはり3列目で活きるし、2トップと3列目、最終ラインの間に顔を出し、または抜け出し、ここ数試合使いたくても使えなかったエリアを活性化させた羽生はやはり2列目の選手だ。
守備面でも突っかけるタイプの羽生が前、どっしり受けて弾き返せるタイプの梶山が後ろのほうがしっくりくる。
また試合によってはここ入れ替えてきそうな気がしないでもないが、この組み合わせがベストなのは火を見るよりも明らか、だと思うんだけど、城福さん。

中盤でいえばあと一人、米本か。
ヨネはまず、ポジショニングがいいね。
誰かを見るというよりは基本余り気味で構えつつ、ボールホルダーにも受け手にもフィフティーでつけるポジショニング。
出足がいいので相手の出方に合わせてプレスをかけられる。
それとダルシムな手足の長さもいかんなく発揮されている。
梶山とか、攻撃時の懐の深さはよく語られるけど、足が長いタイプの懐の広さを感じさせるボール奪取が目に付く。
中途半端なボールキープ、トラップをすればすぐさま懐まで足を伸ばし、場合によってはそのまま体を入れてしまえる守備範囲。
人の動きの範囲の守備範囲ではなく、足、体の守備範囲の広さ。
これは天賦のものもあるし、それを活かさんとしてきた自身の磨き方の賜物だろう。
すぐに唯一無二の存在になりそうな気がする。
奪ってからの判断もいい。
奪うことが攻撃に繋がっているのは城福イズムが染み付いているんだろう(というか具現化されてないがチームとしてはそういうこと、繋ぐだけじゃない「正解を見つける速さ」)。
キックの精度が低く、周りとの連携もまだまだなのでゴールやチャンスに直結してないが、奪って迷いなく蹴り出す姿とその方向性は期待が持てる。
あとはスタミナだな。
千葉戦でも思ったが、後半キツイ時間に目に見えてバテてくる。
仕方ないことだが、バテてくるとその体躯の素晴らしさが仇になるというか、疲れによってプレーが雑になると伸ばした足や出足の勢いよさが粗いプレーになってしまう。
幸い大きなミスやファウルには繋がってないが、その点の危うさが少し、目立つ。
それにしても逸材なことは間違いない。
シャー時の腕のしなり具合にも大器の片鱗を感じる。
スタミナとキックの精度、これからどんどん上げていけばいいだけの話。

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どんどんいって次、最終ライン。
サイドバックはどちらもまずまず。
長友は結構、波あるよね。
今回は極端に良かった日。
徳永が絞り気味、最近のよさのひとつである組み立てへの参加がベースだったってのもあり、オーバーラップは長友の役目だった。
バックスタンド側で前半、赤嶺がハーフライン付近でキープしたボールを奪うように駆け抜けていった姿が忘れられない。
高い位置でも力強く、相手ディフェンスに体をぶつけてのキープもなかなかのものだった。
思い切りのよさが身上なんだから、これをベースにしてほしいな、いい加減。
振り切れてるときはほら、内田の決定的なシュートを弾き返したみたいに、守備だって神がかっちゃうんだからさ。
徳永もいい。
何がいいって、右サイド高い位置での選択肢が抜群に増えてる。
受け手が見つからない、スペースがない、という状況から生まれた怪我の功名か、暴走ドリブル以外の選択肢としてあの位置からの楔を入れるパスの精度が上がってる。
一発のサイドチェンジでも横パスの繋ぎでも、リズムがつけられてきたときに求められる縦へのペースチェンジの基点として、梶山だけでなくトクから出てる縦パスが見逃せない。
そして結果が求められたセンターバック。
今ちゃんは本当にいい選手。
ボランチ復帰の数試合でやっぱりボランチで、と思わせる活躍をしておきながら、センターバックに戻ったら戻ったでモニよりも安定し、佐原よりも力強いプレーを見せた。
ブルーノが伸び伸びやれたのも一重に今ちゃんのお陰でしょう。
ブルーノはよく頑張ったと思う。
藤田、石原はそんなに楽なレベルの2トップじゃない。
高さと速さ、どちらもクセがあり、対応は楽じゃなかった。
しかし高さにしても速さにしても第一波は今ちゃん、それにヨネがブルーノのカバーを常に気にしてたから(注:ルーキー=ヨネ、ベテラン=ブルーノ)ブルーノはよさを活かせばよかった。
読みは鋭く、いいインターセプトが見られたし、何より最終ラインでのボールの収まり方、回り方がいつものとは全然違う。
この組み合わせが現時点、東京のセンターバックで足元最強だろうね。
本職じゃないってどういうことだよ!という意見は真っ当だし、永遠の補強ポイントとして今夏、来春も悩みの種となるだろう(増嶋でよかったと今は、思う)。
まあ不得手な部分も頑張ってたよ。
ヘッドでも競ってたし、スピードでも振り切られなかった。
心許なさは残るけど、オレはブルーノのプレー好きだから、コンディション上げてもっと試合に出てほしいけどね。
権ちゃんはまたフリーキック決められちゃったし、セットプレーからの失点だけど、むしろ後半頑張ったことを褒めたい。
つかメンバーころころ替わるし、セットプレーでのマークはもっと厳しくやんないと。
度重なるコーナーにフリーキック、結局マトに一本決められたが、権田はかなり防いでたよ。
でも長友がライン上でクリアした藤田のシュート、あれ、準備できてなかったなー。
準備できてればあそこに弾くほどの威力はなかったと思う。
それでもよくやってる。
伸びてる感じがする。
失点に繋がってしまったこともあり、ファウルの多さは前半から気になっていたが、エンドが変わった後半、そのファウルが多かった東京の右サイドをバックスタンド側から間近に見ると、その半分が迷審判・鍋島氏ならではの基準によるものだとわかった。
これを差し引いても若干多いのは反省材料だが、あの基準でファウルを取られていたらPKの基準も甘いのだろう。
それを考えれば最後の最後ではミスを冒さなかった、あるいはエリアには入らせないというスタイルだったかもしれない。

おお、久しぶりに爽快感のある試合だったからどんどん長くなってしまっている。
巻いていこう。
良さが目立つ試合だったが、結局のところ相手が相手だったというのを忘れてはいけない。
センターバックに入った片桐とか、本職じゃないせいか、前半2点奪う辺りまでかなりあたふた、落ち着かない感じだった。
サイドバックも簡単に裏取られすぎだし、最終ラインが3人も替わってちゃあ、あんなもん(って東京も…今野の差)。
早い展開でカウンターという狙いはわかったが、いかんせん藤田と石原にフォローがなかった。
藤本が入ってからは溜めができた分、押し上げがあり、押し込まれたし、怖かった。
放り込んでくるのもデニス・マルケスやらラフリッチやらがいたら…ただでさえやられたセットプレーでも小林慶行が出てたらその怖さも増していただろう。
前半終了間際の石原のシュート、もしくは後半の内田のシュート、紙一重でひっくり返された可能性は否定できない。
荒療治があまり機能していなかった相手に結果として辛勝、というのは物足りない。
1点しか取れなかったチームが3点も取ったんだから、と見逃されそうだが、こんな試合こそ取れるときに取っとけば、だ。
カボレ、カボレ、そうカボレ。
カボレもハットの可能性があったゲームだったよね。
石川のクロスでフリーになった場面、コーナーをどんぴしゃであわせたヘッダー、ブルーノのフィードに抜け出たのはカボレじゃなきゃ決定機にならなかったけど、あれもそうだ。
この外しっぷりはちょっとさすがに心配かも。
ボタンの掛け違いレベル、だといいんだけどねえ。
あ、相方の赤嶺はシュートこそ少ないし、ゴールもなかったけど貢献度は高かったと思う。
カボレとともにマークを集中させた結果での石川と羽生の躍動だし、ボックスだからできるバイタルの穴に顔を出す、引き出す動きもよく出来ていた。
これができればカボレのパートナーのファーストチョイスでしょ(ってできてたのになぜか急に祐介だったんだよ…)。

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いかんいかん、引き締めの締めにしようと思ったのに、また良さを見つけてしまった。
達也は相変わらず気の利いたプレーするし、平山も心配してたけど元気そうとか、まだあるけどこの辺で。
まあこの快勝はこの試合限定と見たほうがいいと思う。
同じ面子で同じクオリティの試合を脳内で前節のガンバにぶつけてみても、あそこで彼が潰されてあの穴が…なんてよからぬ妄想が浮かんでくる。
とはいえ良さは良さだ。
石川は間違いなく今、Jの中でも屈指のハイクオリティなプレーができる選手だし、羽生の2列目での動き、梶山の3列目での動き、それぞれどこへ出しても恥ずかしくない。
奇しくも次節はコンビネーションサッカーを志向する広島だ。
攻撃面での連携では相手に一日の長があるが、守備面で抱える脆さは東京が一番身をもって知る弱点だ。
速さと連携、遅攻の組み合わせにはまだ時間がかかるが、使い分けることが重要なのは明らかで、それを試す相手としてはこれ以上ない。
選手、チームとしての判断力が求められる次節、注目の一戦になる。
勝てばこの過密日程の中で星を五分に戻せる。
厳しい戦いが予想されるが、頑張ってほしい。
by blue-red-cherry | 2009-05-03 20:00 | FC東京
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