バクマン。

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「バクマン。」4巻。

変わらない面白さ。
むしろ加速している。
早くもサイコーとシュージンにコンビ解消の危機を与えておきながら、離れながらも結びつく2人のアイデアを運命というだしにしつつ、少年ならではの仲直りの早さでより結束を深まらせる序盤。
中盤からは、3巻でサイコーがエイジの短期アシをやったときの繋がりで、よき仲間でありよきライバルと呼べる関係の福田、中井(+蒼樹)との切磋琢磨の金未来杯。
グングン伸びていく新鮮力の台頭と、いずれ劣らぬ白熱のレース、クライマックスは連載をかけた戦い。
ハイライトづくめだが、例えば連載を決める編集部の会議室だったり、淡々としつつも手に汗握る展開は、アクションやSFのようなドンパチとは違った高揚感、緊張感がある。

何気にサイコーとシュージンの物語の鍵を握る、とっぽく見えて野心家な服部、そして積極的なアプローチでついにシュージンを振り向かせた見吉、この2人の活躍も目立った。
どちらも思いはまっすぐで、話せば分かるところとか、ジリジリしたレースの中で清涼剤的存在かも。

この段階で連載持っちゃうって思ったより早かったな。
つか、中の話じゃないけれど、この漫画自体にも同じように筋書きや組み立てがあって、いつごろまで、とか目処があって作られてるんだろうな。
連載作家としての話も面白そうだし、楽しみ楽しみ。
一方で、悩める亜豆の話はできるだけライトな方向でお願いします…。
by blue-red-cherry | 2009-08-06 18:09 |
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