清水エスパルス×FC東京 ナビスコカップ準決勝 第1戦

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有休使って、友人巻き込んで、東名かっ飛ばして行ってきました日本平。
ファイナルまであと2つ、コパナビスコセミファイナル1stレグ、アウェーで清水戦
イメージでいうと7月王者の東京×8月王者の清水。
個人的には誰かがスケープゴートにされなければならない、誰かをスケープゴートにしなければいけない内容・結果だったとは思えない。
ちぐはぐはみなが一様に少しずつ抱えており、チームとして抱えた問題に映った。
恥ずかしながら、日曜に向けて早くも浮き足立っていて、いろんなことが手につかない。
1stレグを振り返るのもままならないんだが、おぼつかないながら備忘録的に残しとく。
数的優位を活かせず、指揮官や選手から交代選手に注文が飛び交うなどホットな話題続出の後半よりも、第2戦を考えると、イーブンの状態で戦った前半の内容にフォーカスすべきかと。
つらつらと書き殴るが、結論はもう決まってる。
決戦の日曜日、勝利でも1-1以下のドローでもなんでもいい、勝利の条件を掴み取るだけだ。

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2戦で競うとはいえ、勝てば天国負ければ地獄のノックアウトラウンド、必要以上に手に汗握ってたのはあるが、序盤から攻守に優劣の時間帯が両者の間を行き交うスリリングな前半だった。
東京陣内深くのスローインに藤本が素早く反応して上げたクロスにフリーのヨンセンが合わせた開始3分の決定機を合図に、両軍、リスクを抑えながらも縦に速い攻撃による打ち合いを仕掛ける。
清水は徹底してヨンセンを楔に、前目を藤本や枝村が代わる代わる担当し、後方から市川が駆け上がる右サイドを中心とした攻め。
一方の東京は平山、カボレの2枚看板に当て、収まればポゼッション、スペースに落とせば石川が畳み掛ける。
5分ごとにターンが変わる、緊張感のあるピッチ。

そんな中、各所で少しずつの差が出始め、全体の流れは6:4で清水優勢、だったように思う。
一度崩れたフォームをトップに戻すのはなかなか難しい。
攻守にいまいち連携しない。
個々の距離が少し開きすぎていて、清水の網にすぐかかる。
伊東輝とヨネが同じくらい(読みをベースに拾う伊東と、奪いにいくヨネ、スタイルは対照的)セカンドボールを拾っても、フォローに動き出し、全体の意思統一の部分で清水のほうが若干出足鋭く、逆に狙いを定めたか、マイボールになったところへのプレスがきつく、ヨネに梶山、ミスパスが少しずつ増えていく。
清水がヨンセン+右と徹底されていた分、迷いが少なかったこと、東京は繋いでの形を志向し、さらにメンバーが入れ替わっていたこともあるが、この部分で遅れをとった。

だからこそ、大きかった先制点。
リーグ大分戦での勢いをそのままに迷いなく振り切ったことが勝因か。
コースこそ突けていたが勢いはそこそこ、ヨネのミドルは相手GKの反応が鈍ったことも見逃せないが、ふかさずコースを狙うことに集中し、振りぬいたことでディフェンスの股を通過していった弾道がすべてだった。
チームとしての熟成具合では相手に一日の長があるが、個の力で押し切る。
直後のCKでヨンセンのマークを外す動きについていけず、フリーのヘディングシュートを決められてしまったが、下を向かない。
序盤から統一されていた前線への早い運びで押し返し、エリア手前右45度のところからカボレが久々の大きな振りからの切り返しで進入し、きっちりブロックを作った清水ディフェンスを独特のステップで外してのシュートを流し込んで勝ち越し。
相手の切り替えの速さ、出足の良さが目立ち、プレッシャーからミスパスも多かった。
裏を狙われたりヨンセンの圧力で少しずつ疲弊されたり…厳しい戦いだったからこそ、大きかったこの2点。
カボレのゴール後に、何人かの清水の選手が苛立ちを隠せずにプレーを荒らしていたのが証明していた。

長谷川健太監督のコメントや清水側のレポートを見る限り、8月の連戦の疲労はピーク、岡崎の不在、青山の突然の離脱等アクシデントが重なり、ここ数試合の好調時には及ばない出来だったとのこと。
それでもヨンセンを基点に藤本、枝村、兵働がポジションを変えながら縦への動きを加速する様は迫力があった。
岡崎の代役を担うこととなった藤本は、パサー型のテクニシャンというイメージを覆す動きの量と質。
飛び出しに引き出し、実に嫌なところに顔を出す上に、変わらず巧い。
どのピースを代えるのかはわからないが、岡崎がいたらヤバかった、は見た人共通の意見なんじゃないかな。
そしてヨンセン。
わかっていてもやりきるターゲットマンぶりは圧巻だった。
やはりデカイし、その上運動量が多い、というかガッツを見せるタイプときている。
充分強敵だった。

対する東京も今野、長友と、抜けた穴は小さくない中、上に書いた強敵相手にどう戦ったのか。
まずヨンセン対策だけど、基本見ていたのはブルーノ。
ミスマッチとまではいかないが、当然サイズでは叶わないため厳しい争いだったが、必死に喰らいつく様が印象的。
結果が大きく物言うポジションゆえに清水の2点目のシーンが減点対象になるのは仕方ないが、エリア内で仕事させたのはあの場面くらいだし、よくやれてたほうだといえる。
CKのシーンは…マーカー誰だったんだろう?
完全に見失ってたことを考えると個人はもちろん、声掛けできてなかった全体の問題でもある。
ヨネが挟んで守るのはまずまず出来てた、という旨の発言をしていたが、確かに中央でやる分にはある程度対応できていた。
問題は流れたとき。
後半、ヨンセンは頻繁に左サイドに位置取り、椋原とのミスマッチでボールキープの時間を増やしていた。
指示か個人の判断かは分からないが、頻度を考えると狙っていたのは明らか。
だが誰も助けにこない!
もう椋原が不憫で不憫で…というのは置いといて、ああいった形でヨンセンが網を嫌がったとき、スルーしてしまえばそこが基点になってしまうことが判明した。
ここを追いかけるのか、前が下がってきて挟むのか、メインではないがケースとしては第2戦でも考えうるパターンだけに、決まりごとを用意しておきたいところ。

2列目への対応はどうだっただろうか。
ここは少々不安が残る。
これも後半の得点シーンに繋がってしまうが、枝村がバイタルでフリーでプレーする場面は前半からあった。
ゾーンを任されるのは梶山の担当だったと思うが、梶山の動きがどうも重く見える。
報じられている負傷を抱えての連戦、かなり無理してるんじゃないだろうか。
攻撃面でのパスミスが多いのも気になるが(意思疎通のズレも怪我からくる集中力不足に起因しているような)、運動量が少なく、かつ、少ない動きもあまり効率的でない。
良いときのカジ・ヨネのバランスは、梶山がアンカーにどっしり、ヨネが自在に動くパターン。
梶山のどっしりがバイタルに蓋をする形がベースになり、ヨネがコースを絞ったところをワイドはある程度、梶山の動きでカバーできていた。
基本ゾーンで守りつつも、ゾーンに入ってくるマーカーはきちんと見られていたし、実際、当時は梶山の守備面での貢献を称える声が多かった気がする。
しかし前半から清水2列目の動きを掴みきれず、終盤ではあったが、枝村の同点弾のシーン、ヨネがエリアの守備のフォローに入っている以上、あそこを守らなければいけなかったのは梶山のはずだったんだが、まったく戻れていない。
かなり厳しいだろうけど、代えが効かない梶山依存症は構造上の欠陥なので踏ん張ってもらうしかない。
清水の2列目が激しく動いてくるのは、藤本含め誰が出ても変わらないだろうし、ヨンセンの楔と並んでケアが求められるところ。
裏への意識も高く、ゾーンで受け渡すのか、はたまた人についてゾーンをスイッチするのか、わずか3日しかないがここの約束事ははっきりさせておきたいし、つまるところ全員で集中して対応しないと間に合わないわけで、強い責任感が求められる。
この点はモニの頑張りに助けられていたところが大きい。
裏狙いのフィード、サイドからのクロス、清水は縦に早くシンプルに入れてきた。
そのボールをことごとく跳ね返したのはほかでもなく、モニ。
もともと守備範囲は広く、カバーリング能力に長けた個性がバッチリハマってくれたところもあるが、引き続き向上心高く意欲的に取り込んでるビルドアップの部分含め、心身ともに充実著しい。
劣勢を強いられた終盤、勝利にこだわり気合いを前面に押し出した攻め上がりには見ているほうも鼓舞された。
気持ちの充実、コンディションの良さ、そして技術・戦術面での向上。
モニの活躍は、調子の上がらないチームにおいて一番の光明かもしれない。

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攻撃面はどうだろう。
得点は2点ともカボレ、ヨネの個の力に拠るところが大きいものだが、チームの連携がいまひとつな中でストロングポイントである2トップを活かすのは常套手段、カボレが決めてくれた点、崩れをヨネが活かした点、どちらも引き続き狙っていきたいところ。
ただ、崩しきれないかというとそんなこともないだろう、とは思う。
何かに重きをおくと何かがおろそかになることでおなじみの東京ゆえに、2トップの使い方が(使われ方も)どうも凝り固まってる。
平山もカボレもターゲットになろうとしすぎてて、ブロックを敷いてくる相手のラインと対峙しすぎ。
何を言いたいかといえば、裏を狙えと。
昨日は席種はAゾーン、メインのアウェー側で見てたんだが、後半特に、清水のラインがよく見える位置で、清水はヨンセンを最前線にかなりコンパクトな布陣を保っていた。
11人のときも10人のときもラインは高め。
ホームでなんとか勝ち点を挙げようという意思が高かったこともあってサイドバックの位置取りも若干高めで、ラインとキーパーの間はもとより、両サイド深くにはかなりおいしいスペースが広がっていた。
裏を狙うアタックといえば梶山がときより中盤の底からダイアゴナルなフィードを送る程度で(しかも精度低い)、単純な縦関係で裏を狙うパスがほとんどない。
恐らく右の椋原は蹴れない(技術か自信がない)、左のトクは右利きなためインスイングのキックが合わない(これは長友でも一緒かな)ことが理由として考えられる。
この単純な縦関係の縦パスで思い浮かぶのは、引いてきた平山がターンして長友が抜ける形、もしくは平山を羽生に置き換える形、くらい。
ブルーノも今野も梶山も、斜めのミドルパスは多いんだけど、縦への単純フィードに関してはあったとしても楔に当てるフィードで、裏を狙うパスが極端に少ない。
これは清水がどうこうということより、バリエーションとして持っといたほうがいい。
あとは石川の役割。
石川本人の出来には特に不安とかはなくて、復帰初戦から中3日の連戦、でも相手のマークは厳しいという状況であればあの程度だと思う。
何より本人がまだ慣らしの段階だと自認し、さらによくなるイメージを持っているという発言を信じてる。
気になるのは羽生。
いや、攻守にチーム随一の運動量、動きの質も悪くなかったと思うし、充分すぎるほど働いてくれている。
でも石川がいなかったときを思い出すと、もう一声、ねだりたくなる。
石川不在の数試合、横浜戦も山形戦も、2トップを使ってエリア深くに進入した羽生が、最大の決定機を迎えていたあの動き。
天性のサブキャラ志向なのか、気が利きすぎるのか、石川がガンガンいく試合で、羽生もフィニッシュに絡む試合ってあまり記憶にない。
ここが両輪になって、攻め合うほうでバランスが取れるとマークも絞りづらいだろうし、大きな武器になると思う。

今年最大の山場(9月時点)を控えてるだけに、机上の空論もいつも以上に広がるなあ。
不安なところはそのまま期待したいところでもあるので、今年はあまりうまくいってなくって正直不安のほうが大きいんだけど、去年できてた試合ごとの修正力が発揮されることに期待したい。

で、あまり触れたくないのでちょろっとだけ、交代カードについて。
城福さんも梶山も手厳しいご意見で、賛否あるとはいえ、世の反応も似た追従する向きが多そうな気がする。
大竹、動けてなかったとは思えないけどな。
確かに意図のズレははっきりと存在していた。
効果的なパスは投入後すぐに放った平山への浮き球スルーパスくらい。
でもそこにこそ、ヒントがあり、チームがそこに合わせるという発想があっても良かったのではないかとも思う。
上にも書いたように、横から見ていて裏のスペースは使うべきだと思ってたし、実際あの平山の抜け出しは完璧で、後ろからのボール処理が難しく足元差し込む形で逸機となったが、トラップさえ成功していればここしばらく見られなかった完璧な崩しだった。
運動量が足りなかったかどうか…正直分からない。
失点シーンで清水ディフェンダーのオーバーラップに大竹が振り切られたというのも、伝聞でしか分からない(分からない繋がりでいくと岩下のファウルもまったく分からなかった)。
城福さんにしても梶山にしても、それぞれのやってほしいことをやってくれなかったことに対しての怒り、という感じがして、そういう型にハマった動きを期待しての大竹<草民起用だったんでしょっていうか。
大竹の使い方がどうにもなあ。
なんでそこ、意固地になるかなあっていう。
まあ全部結果論ベースなので戯言に過ぎないんだけど、じゃあほかのところはどうなのよ、とか言いたくなっちゃうよね。
自分でも最近大竹に肩入れしすぎてるのは分かってるんだけど、3点目が欲しくて取れなかった時間帯はリーグ戦で勝てなかった時期と同じような閉塞感が漂ってて、そこを破るわずかながらの期待感を抱けた大竹の動き、この試合も最初のインパクトが平山へのスルーパスだったし、同点にされてからも右サイドに移ってきてなんとかこじ開けようとチャレンジし続けてたと思うんですよ。
確かにプロの選手、大人の選手。
指示は限られ、その後のプレーは自由と責任の両方が与えられた中で送られた選手が結果を出さなければならない。
しかし、交代選手が、その交代が持つ意味をピッチに伝えきれないのって、その選手だけに問題があるのかな。
10人だろうが11人だろうが、ブロック敷かれた相手を崩す術が未熟なのは変わらぬ課題。
ああいった発言が発破になってくれればいいんだけど。

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いかんいかん、今は前だけを、上だけを見ていきたいし、見ていかなければならない。
状況はシンプル極まりない…って言えない気もしてて。
勝てばいいんだけど、このアウェーゴールっていう眉唾なアドバンテージを得ちゃったもんでさあ、頭から消せってのが無理なもんだよ。
いや、消す必要はないか。
シンプルに勝つ、ホームだし、ピッチの上ではこれが大命題でいいと思う。
でも状況に応じて、的確な指示、処置をチームとしては考えてほしい。

泣いても笑っても日曜の夜には結果が出る。
悔いの残らない戦いをしてほしい。
アウェーゴール2点を許し、退場者を出した状況で、清水のサポーターが作った雰囲気は圧巻だった。
今こそ、味スタを満員にすべきとき。
バックスタンドで、迷惑かけない程度に声枯らします。
SHOUT for FINAL。
うぉぉぉぉぉぉぉぉ、燃えてきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!
by blue-red-cherry | 2009-09-03 21:25 | FC東京
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