FC東京×ジュビロ磐田 J1第27節

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ACL圏内の3位とは勝ち点7差、降格圏内の16位とは勝ち点11差。
勝ちきれないままズルズルと下がっていくのか、最後まで喰らいついていくのか。
どうしても勝ちたかった、ホームでのジュビロ戦
心の底から勝ちを欲していたし、それに最大級の勝利への意欲を見せ付けてくれた上での劇的な勝利。
嬉しくって涙が出た。
今日のはちょっとエモくなりそう。

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お互いの長所を消し合うことから入った前半。
東京はイ・グノ、前田の強力な2トップに今野、ブルーノと両サイドバック、ボランチが絞ってしっかりマーク。
ジュビロは前線とバイタル、3列目、2つの場所で働く平山に最終ラインとボランチが丁寧に受け渡しながらも、必ず誰かがつく形で、平山でリズムを作らせない。
互いに潰し合う立ち上がりとなったが、西が消え気味、2トップ以外の脅威は縦への推進力が高かった村井くらいだったジュビロに対し、手駒の数で勝った東京がやや主導権を握る。
平山が引きつけるほかにも、羽生と石川が開くことによって成岡、岡田のセンターハーフはその動きにつり出されがちで、それこそ西が消えてたのは羽生の位置取りによるところが大きいかも。
となると梶山と米本が空く形になり、前を向いた形でコントロールできる梶山の配給で徐々に東京の時間が長くなった。
また、トップに入った達也と石川のコンビネーションも面白い。
風貌で揺さぶり…がかけられるほど国内リーグは甘くないがw、石川フォワードが試されていたように、プレースタイルが被る部分がある2人なので、入れ替わりがスムーズ。
達也フォワード起用がベストな答えだったかどうか、そこまでの確信は得られなかったが、この石川や羽生との入れ替えをスムースに行えるという点は、赤嶺や祐介が持たないオプションではある。

最終ライン、ブルーノ周辺のスペース狙いが続く中、この試合も今野の奮闘が目立ち、前田とイ・グノをよく抑えたこと。
それと平山が潰される形の中で中盤がうまくその恩恵を授かり、梶山を中心とした組み立てが出来たこと。
主導権は握りつつあった前半だが、例によってアタッキングサードからの崩しに形が見られなければ迫力もない状態で、停滞を感じさせる45分だった。
しかしアタッキングサードまではバッチリなんだよな。
梶山とヨネはそれぞれのタスクを近づけつつあって、互いの役割を補完しあえるレベルになりつつある。
読みの鋭さ、寄せの速さで奪うヨネの守備に対し、鋼の強さで体を当てて奪う梶山。
スタイルは違うが、守備面の貢献度はともに高い。
この2人のところでポゼッションが高まる状態だと、必然的にどちらかが前へ出る回数が増え、夏場の連勝時に梶山アンカー・ヨネが前へという形を確立していたが、最近は逆のパターンも増えてきた。
足首の負傷も癒え、ミドル解禁になったこともあると思うが、梶山が前へ出るパターンがスムースに行えるところに、アンカーを任せるに足るヨネのキープ力、展開力の向上が挙げられる。
この試合でも今野、ブルーノから引き出す形で長い距離の三角形を作ったボール回しは、梶山のそれと見まがわんばかりであった。
このセンターの安定が羽生のプレーの自由度も高めているように思う。
まだまだフィニッシュに絡む場面こそ少ないが、羽生が左に流れる形はかなり機能していると思う。
そのままクロスを上げるシーンはもちろん、気遣いに長ける羽生が前にいることで長友のオーバーラップの回数は増え、深度は深まっているように見える。
となるとやはり、課題はバイタル、中央の使い方か。
このままヨネがアンカーとなり、梶山が前で仕事できる形が作れれば、ある程度やれるようになると思う。
結果が出ないので悶々としがちだが、アタッキングサードまでの安定感は試合をこなすごとに増してきている。

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それで、問題の後半だ。
潰し合いのバランスが保たれていたところに、西に代え松井が投入されたことで均衡が崩れる。
ジュビロの右サイドを松浦が、東京の左サイドを羽生と長友が、メインスタンド側のタッチをホットコーナーとしながら、攻め合いの構図に。
ジュビロは松浦がタッチを背負ってのキープ、カットインからの組み立てと崩しで、フィニッシュは中央の前田とイ・グノ、もしくは逆サイドから上がってくる村井。
東京はボランチから羽生に展開し、流れてきた平山も絡めつつ左で作って、中で達也や石川が合わせる形。
羽生の低めのアーリークロスに達也が飛び込んで合わせたかと思えば、松浦のドリブルでバランスが崩れたところ、村井のシュートのこぼれにフリーの前田がバー直撃のシュートを放つ。
互角の攻め合いだったが、前半から続く、手数で勝る東京の優位は変わらず、10分過ぎから15分あたり、平山が高い位置で奪ってのショートカウンターから石川が決定的なシュートを外したのを口火に、この5分は梶山とヨネがジュビロ陣内でセカンドを拾いまくる怒涛の展開。
あれだけ押し込めてればそりゃあ点も取れるだろうっつうくらいの迫力。
牽引したのはやっぱり梶山。
バイタル付近に位置取り、ミドル、そしてミドルを囮にした深い切り返しが冴え渡り、ジュビロのディフェンスライン、さらにはボランチをエリア付近に釘付けにする。
待望の先制点も羽生からエリアに送られたスルーパスに梶山が飛び込んでコースを変え、平山が落とし(っていうより当たったに近そうだったけどw)、石川がそれを冷静に流し込んだ形だった。
梶山をトップ下に固定してしまうとなると、2トップのまま続けるのはリスキーだが、この試合のようにベースは低めの位置で守備もこなしつつ、勝負どころでは高い位置で仕掛ける、この無双状態が続くのならば今の形でもなんとかなるかもしれない。
それにしても最近外しまくってたせいか、石川のシュート、慎重に慎重に置きにいってたよね。
しかも軽くダフり気味のバウンドww
まあ感覚命の点取り屋なので、彼の場合、点は取ることに意味がある。

んで、せっかくのリードがまた、セットプレーのイージーミス2連発でフイになる。
攻め込んでる時間に取れた先制点、という待望の1点なんだから、もっと大事にしなくちゃいけなかったのに。
点を取ったあとこそ危険、が東京ほど当てはまるチームもないんじゃない?
前半から横のボールが多く、そのたびに好反応を見せてくれていた権田がまさかのキャッチミスを前田に詰められ同点。
すぐあと、再びコーナーキックで今度はイ・グノがまさかのどフリー、なんなくヘッダーを叩き込まれて逆転される。
どちらも、そのあとの権田はスーパーセーブ含め取り戻したし、幾度かあったセットプレーでもマークがずれることはなかった。
一瞬の隙、一回きりのミスではあるが、それをそう思えるのは逆転勝ちした結果を受けてのもの。
あのまま二つのミスでこの試合を失ってたら…その思いを忘れてはいけない。

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さて、ここからは劇的な逆転劇について。
精神論は得意じゃないけれど、すべての面で気持ちを感じる猛反攻だった。
まず、イ・グノのゴールの次のプレーで見せた、石川の鬼気迫るドリブルシュート。
多少強引ながらも、試合通じてピッチ上もっともダイナミックな動きを見せていた石川の真骨頂ともいえる大胆なドリブルから、枠をしっかり捉えた強いシュート。
これは「下を向かないぜ!」というメッセージだと、伝わった。
さらに右サイドで、浄を吹っ飛ばした平山が突進、これまた強引ながら強烈なシュートを放つ。
気運が高まったところで石川、達也を下げて北斗、椋原の投入。
城福さんが選んだスクランブルその1は、右に北斗-椋原ライン、左に長友-徳永ラインを作る形だった。
その少し前には羽生に代わり赤嶺が入っており、点で合わせるストライカーに、サイド攻撃強化、まさに赤嶺シフト。
序盤からキレあるオーバーラップでチャンスを演出してた長友は徳永という後ろ盾を得ていよいよエンジン全開。
縦への突破のほかにカットイン、ここまではSBの動きだが、積極的にエリア内に飛び込んでく姿勢も見せた。
かつてない、狙いのはっきりした選手交代が82分、狙いどおりの形で実を結ぶ。
右サイド、北斗からのクロスが一度は跳ね返されるものの、ヨネが繋いで再び北斗がハーフボレー気味にセンタリング、平山が飛び込んでキーパーのファンブルを誘うと、こぼれ球に反応した長友が、まさかの冷静沈着なコース選びと難易度高いひねりながらのシュートで同点弾。
正直、城福さんの「長友前線起用」のオプションにはまったく期待していないどころか疑問を感じていたことを、謝らなければならない。
長友の攻撃センス、ゴール感覚、しかと見せてもらいました。
いつかのフロンターレ戦の同点弾が決まった際は、今はなき誰かとともに看板を飛び越えてゴール裏に駆け寄った平山が、喜ぶ長友と北斗を尻目に、我先にとハーフラインにボールを運ぶ姿に目を細めながら、ここから先はあまり記憶がない。
気持ちは平山と一緒、もうここまできたら、というよりは最初から勝たなきゃ意味がない試合だと思ってたから、必死に応援した。
90分を周り、アディショナルタイム4分の表示にまだいける!と気持ちを強く持つと、気がつけば今野が前線にいる。
熱気が充満するスタジアム。
何度目かの長友のオーバーラップ、撮れた写真を見る限り、ファインダー越しに追ってたっぽいけど、バックスタンドからは赤嶺の放ったヘディングがゴールに吸い込まれていく弾道が、嘘のように綺麗に見られたよ。

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秋のバカ試合といえば、低迷をはぐらかす味スタ劇場、そんなイメージがつきまとうが、今回のはちょっと違うと思う。
退場や、不可解なジャッジで火がついたとか、そういうアクシデントな要素はほとんどなくて、「勝ちたい」一心で送り込んだスクランブルな布陣が、逃げ切りを図る相手を力ずくでこじ開けた、そんな劇的な逆転勝利だったと思う。
ここ数試合、采配が裏目に出たり、薄い選手層による苦しい布陣を強いられてきた城福さんだったが、その中で最低限の結果を残しつつ、終ぞ結果を出した。
なんつうか、今後の戦いに繋がる希望みたいなものが、そこかしこに見られた。
ミスもあった。
課題はまだまだ多い。
手放しで喜べるものではないと思う。
でも試合展開に応じた采配が効を奏したこと、それで得られるものは勝ち点だけじゃない。
たった2本のクロスだったけど、北斗の使い方に光明が見えた。
赤嶺の、下がりながらもコースを突いた、バスケでいうところのフェイダウェイの3ポイント(しかもブザービーター)みたいな難易度高いゴールは、彼自身にとってもチームにとっても、赤嶺真吾、ここにありを強く印象付けるものだった。
何よりこの勝利は、再び前を向く、上向きになるために絶対必要な勝利だった。
次の名古屋は強敵だし、難しい天皇杯初戦、首位を狙う清水と難敵が続く今後の戦いを考えると、いつまでも「カボレ不在」を囁かれる状況を少しでも早く、脱したかった。
明解な答えではなかったかもしれない。
でも、東京は、今いるこのメンバーでこれだけスタジアムを熱くさせてくれるチームだってことは証明された。

もう何も言うまい(って、次の試合後にはきっと、いろいろ言ってますがww)。
この喜びを胸に、残りシーズン全力で応援したいと思います。
by blue-red-cherry | 2009-09-28 22:33 | FC東京
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