ACミラン×マンチェスター・ユナイテッド UEFAチャンピオンズリーグ 09-10 1/16ファイナル 1stレグ

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UEFA CLもいよいよノックアウトラウンド。
なぜか日程ずらしてたくさん見られるスケジュールになってるが、まずは注目のカード、ACミラン×マンチェスター・ユナイテッドから。
互いに互いの時間をしっかりものにし、このゲーム自体もそうだし、2ndレグへの興味も残してくれる、実り多い試合だった。

前半はしばらくミランのターン。
フンテラールを中央に置き、右のパト、左のロナウジーニョ、この両翼がとにかくキレてた。
スピードと敏捷性が怪我明けとは思えないパトは、対面のエブラを再三押し込み、一方のロナウジーニョはきっちり足元に収めると、持ち前のテクニックとアイデアでラファエルを翻弄しつつ、たびたびカットインしてはリオとの見ごたえあるマッチアップを繰り広げた。
出鼻の開始2分、ベッカムのフリーキックがエリア内、エブラがクリアするもクリアは小さく逆サイド、ロナウジーニョの元へ、これをばっちりミートしたボレーがディフェンスに当たりコースを変えつつゴール。
ラッキーな部分もあったこの先制点だけど、序盤からのミランの攻勢は目を引いた。
ピルロ、ベッカム、アンブロジーニで形成されたセントラルハーフは位置取り低く、スペースを埋めながらも、彼らの共通した持ち味である正確なロングフィードで前線に素早く送り出すことで人数かけない攻撃をサポート。
そして好調な3トップがそれぞれに仕掛ける。
この形が実にハマり、30分までにパト、ロナウジーニョ、そしてフンテラールに数度、決定機があった。
前線と中盤で溜めが作れ、人を寄せられていたので、両サイドバックや、センターバックのチアゴ・シウバの上がりまで見られた。

しかしぎりぎりのところで防いでいたユナイテッドが35分、突如牙を剥いた。
35分、キャリック、フレッチャー、スコールズがポジションを変えながら速いグラウンダーを回し、そこにパクが絡んだところ、再びフレッチャーが大きな動きで追い越して右サイドをえぐってクロス、中に走りこんだスコールズが空振りするも、軸足に当たったボールがゴールに吸い込まれた。
一連のパス回しは圧倒的、まさにイングランドらしい、速く、ダイナミックな展開だった。
多くの時間ゲームを支配していたミランだったが、ユナイテッドの一撃の強度を見せ付けられる。

後半も立ち上がりはミランのポゼッションが高かった。
ピルロの無回転フリーキックがファン・デル・サールを強襲したり、そのピルロらセントラルで溜めを作って機をうかがって、縦一発、パトの鋭い抜け出しが迫ったり。
そういえば、右サイドバックで起用されたボネーラが効いていた。
ポゼッションの時間が長い分、気をつけたかったカウンターに対し、サイドから中に絞っての体を張った守備で何度も危機を防いでいた。

だが、後半序盤から続いた自分たちのターンに勝ち越し点を奪えずにいると、徐々に疲れが見えはじめ、ペースダウンしたミラン。
対するユナイテッドは、徐々にスコールズのキープする時間が増え、キャリックやフレッチャーも躍動、そんなタイミングでいまいちだったナニに代えてバレンシアを投入。
これがハマった。
投入後ファーストタッチだったかもしれないが、66分、右サイド深くで受けたバレンシアが、相対したファバッリを抜ききらない独特のタイミングで緩やかなクロスをファーサイドへ上げると、ルーニーが狙い済まして逆サイドネット決めた。
落ち目のミランの中盤を、俄然元気が出てきたユナイテッドの中盤が上回ったこの時間、ミランは必然的に全体が下がり、ユナイテッドの攻勢が続く。
バレンシアからは何本もクロスが上がり、ルーニーのシュートチャンスも増えた。
ミラン防戦一方の74分、スカスカの中盤でセカンドを拾ったフレッチャーがノープレッシャーでアーリークロスを放り込むと、CB2人の間でフリーだったルーニーが楽々押し込んで1-3。
さすがにミラン、万事休す。

かと思われたんだが、ユナイテッド3点目が入る直前に入ったセードルフが見せる。
3失点目以降、インザーギを投入し、ホームでなんとか追いつこうと攻め立てたミランは85分、高い位置で奪ったボールをエリア左、ロナウジーニョに繋ぎ、ロナウジーニョがドリブルから絶妙のパスを中央へ、走りこんだセードルフがヒールで流し込み1点差に迫る。
さらに攻めるミランはインザーギ、セットプレーからネスタと、惜しい機会を作るも追いつくことはかなわず、ホームで2-3、敗戦を喫した。
しかしこのセードルフのゴールは2ndレグへ期待を抱かせる大きなゴールだった。
アウェーゴールでは大きなハンデを背負ったものの、次戦、ミランが先制すればカウンターのチャンスも生まれるだろうし、そうなればひょっとするかもしれない。
2点差のまま終えてたら、そのような期待も抱けなかった。

両雄、持ち味を出し合った好ゲーム。
ユナイテッドの優位は揺るがないが、俄然、2ndレグが楽しみになってきた。
by blue-red-cherry | 2010-02-19 11:20 | サッカー(FC東京以外)
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