オランダ×イングランド 国際親善試合

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週末、実家に帰ってJリーグのない土曜日を過ごした。
ウチならだらだらとウイイレだっただろうところ、実家ではBSが見れるという素晴らしい環境(結構普通か)だったので、久々にヨーロッパのサッカーを観戦。
EURO2008予選デーで、試合のなかった「オランダ×イングランド」の親善試合。

解説は原博実。
注目は久々代表復帰のセードルフでも、ウエインルーニーでもなく、原さんww。
期待を裏切らない原さんは、後半、膠着状態の打開案として、オランダの選手交代の良策を問われ、「名前が長いから言いたくないんだけど」と解説者としてはあるまじき(笑)発言の末、フェネホールオフヘッセリンクの名前をアナに読ませる名解説ぶり。
冷静に落ち着いた口調で解説してたかと思えば、シュートシーンでは「あー」とか「ふぁー」とか「はーん」とかついつい言葉にならない言葉が出てしまう、人間臭さがたまんない。
やっぱ好きデス、原さん。
相変わらず、帰ってくるとのウワサが絶えないけど、どうなるんだろう。

試合は、原さんも一押しだったけど、イングランドの新鋭ライトサイドバック・リチャーズと、オランダのロッベンのサイドがホットスポット。
ロッベンは相変わらずキュンキュンで、鋭角な切り替えしでガンガン突破。
ペナ内であれやられると、守るほうは手出せないし、相当しんどかったはず。
ただ、リチャーズは一歩も引かない。
18歳ながら恵まれた体躯を存分に生かし、ガンガン当たる当たる。
ロッベンを押しつぶした場面にはテンションあがったね。
ネビル兄弟あんまり好きじゃないオレとしては、今後の活躍にぜひ期待。
ベッカムも恐れる新鋭のレノンとともに、イングランドの右サイドに新風吹かすかね。

両軍ともに3トップ。
ただオレンジ軍団は、トップにカイト、左にロッベンはともかく、右にトップ下が本職のファンデルファールトを入れてて、ヤツは縦への突破力は大したことないし、下がってもらいたがるので、実質カイトとロッベンの2トップ気味。
悪かったかといえば、そうでもない。
連動性はまったくなかったが(カイトもロッベンも悪くないけど独りよがり)、中盤で受けて縦横に展開力を見せてたファンデルファールトしかり、各々好きなプレーをしてたのが点に繋がったし。
お約束のお家騒動でファンニステルローイが呼ばれてなかったり、出産に立ち会うということでファンペルシーを欠いたりしてるけど、オランダは好きな選手多いし、サイド攻撃スキーなオレとしてはぜひ頑張ってほしい。
イングランドの3トップはルーニーが真ん中、左にジョーコール、右にアンディジョンソン。
これまたアンディジョンソンが本職でなく、ぎこちない。
さらにセンターのジェラード・ランパード・キャリックの3人は、スペースを使えず役割分担も不明瞭で、出たがりで出るプレーが生きるジェラード・ランパードなのに、一回ジェラードに惜しい場面があったが、飛び出す場面はまれ。
ショーンライトフィリップスが入って、サイド攻撃の意思が明確になったあとは強かった。
イングランドはサイドに攻撃の起点作って、前線と中盤のスーパーな選手がゴールに迫るって形がよさそう。
ベッカムもまだまだ活躍する余地はありそうだけどね。


なんとも散発的な、親善試合らしい親善試合だった。
今はW杯明けで、どの国も試行錯誤してるんだなあ。
by blue-red-cherry | 2006-11-27 12:14 | サッカー(FC東京以外)
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