幸せのちから

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上映開始の1時間前には劇場に着いたんだが、すでに満席。
街のバズも上々な本命に振られ、第2希望だった「幸せのちから」を観に行った。

そろってウィル・スミススキーな二人が観たので、悪いわけはなかった。
破天荒な刑事をやらせても恋愛の達人をやらせても、強烈な人間臭さがにじみでる。
超イケてるスタイルとは裏腹に、というか鬼に金棒な人懐こい笑顔。
ありゃ反則だ。

そんな彼が演るヒューマンドラマ、悪いわけがなかった。
ストーリーは、クリス・ガードナーっちゅう実在する証券マンの半生記。
ドン底からはい上がり、最後は、というよくあるといえばよくあるサクセスストーリー。
でもディテールがいい。
ドン底具合が時に痛いくらいな描写。
現実的に考えたらかなり劣悪な環境で、また、起こり得るシビアさだ。
一方で、真摯に紳士に生きる見返りか、たまに起きる寓話的な奇跡。
それに貧富などをさておき、胸にグッとくる父子の絆。
それらがすべて実話に基づくってんだから、事実は小説より奇なりなんて、言いえて妙。

結論ではないのでネタバレではない。
結果として、プチ号泣した。
もともと脆いをだけど、泣かせる演出に素直に泣かされた。

方々で話題になった主人公クリスの息子役、ウィル・スミスの愛息、ジェイデン、クリストファー・サイア・スミスくん(ナゲー!)だけど、色眼鏡かけずにフラットに観たつもりだが、自然にできてた部分としっかり演技を意識している節と、両方あって関心した。
親父の背中を見て育ってるんだろうなあ。

家族愛とサクセスストーリー、どちらも及第点。
がんばろう、って気になれるよ。

そうそう、フレッシュ・プリンスは、走り方もカッコイイんだよ。
全編走りまくってるから、観てみて。
by blue-red-cherry | 2007-02-07 01:50 | 映画
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