日本×モンテネグロ キリンカップサッカー2007

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仕事がひと段落ついたのを見計らい、オフィスから徒歩3分のfootnikへ。
あんまり興味はなかったが、見たらやっぱり面白かったキリンカップ初戦

ギネスをまずは1パイントやりながらの前半。
店に着いたのが前半10分くらいだったが、中盤での小気味よいパス交換が楽しい。
中村憲剛がよく触り、高原が顔を出して落としたボールを山岸や遠藤とポンポンつなぐ。
また、駒野のサイドががら空きで、憲剛はそこをかなり上手く使ってた。
パス&ゴーや、3人目の動きも徹底されてて、パスミスが少ない。
やはり貰い手あってのパス回しであることを改めて実感した。

フォワードに近い位置でプレーする選手がもう少しいると、格段によくなるはず。
中盤に起用された遠藤、憲剛、山岸、鈴木啓太はみな、点取り屋タイプではない。
9番タイプの10番みたいな選手が欲しいところ。
今のままではパスは回るがいまいち怖くないという印象をもたれそう。
今日に限らず、2トップは片方は潰れ役で、片方は広範囲に動くことが有機的だったりするので、そのギャップを埋める、得点力の高いMF。
あまり思い浮かばんな。

高原は漢だね。
帰ってきて即ゴール、を2戦連発。
フィニッシュに限らず自信に満ち溢れてる。
やっぱりフォワードは結果だよ、結果。
そしてニアだよ、ニア。
点取りたかったら待ってたらダメだ。
あのニアに突貫していく姿こそ、フォワードだよ。
な、赤嶺。

加地不在を感じさせなかった駒野、頑張ってたな。
いまいち運動量と迫力にかける印象だったんだけど、昨日は上下動、かなり動いてた。
相手があれだったんで、上がりたい放題だったけど、クロスの精度は軒並み高かった。
ドリブル、クロスともにアイデアは多く、随分伸びてきたな。

先制アシストの遠藤もかなり自由にやってたイメージ。
特にウイングのポジションに飛び出したり、ボールの受け手の動きが秀逸だった。
パサーだけでなく、あんな一面もあんのね。

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後半は前半の黒(ギネス)に対して白。
ベルギービールNo.1のヒュールガルデンを嗜みながら、観戦。

後半、選手の入れ替えもあったがめまぐるしく形を変えるのは見てて面白かった。
阿部が左SBからリベロに入った3バックは磐石だし、駒野が左で右に水野を入れても問題がないどころか、攻撃のオプションは増えた。
もともと中盤のセンターは鈴木啓太のアンカーを除いてポジションはあってないようなもの。
この流動性はひとつの大きな武器だよね。
このチームではじめてかな、中盤で今ちゃんの登場にはテンション上がった。
が、後半のもう、受けてたってた時間だったし、全体の運動量もモチベーションも下降気味な中での出場だったから見せ場はあまりなし。
CBに本職がそろってきたからこのチームでは当面、ボランチかね。
頑張れよ~。

このチームでひとつ気になるのが守り方。
徹底して受けてたつよね。
無闇にというなら分かるが、ハーフライン近辺でプレスする姿があまり見られない。
基本的に中盤では遅らせて、ガッツリ受けてからマンツーで勝負、て感じ。
攻めに人数かけるから怖いのはカウンターなんだけど、戻りは早くその対策は万全。
でも受けてんだよなー。
今は大丈夫だろうけど、真剣勝負のときとか、強引にこじ開けるオプション(強力ミドル、ドリブラー、スゲーパスサッカー)を持ってるチームと対峙したとき、持ちこたえられるか?
攻守に運動量が求められるサッカーだから、相手がかさにかかって攻めてきたとき、必然的に守る時間が多いんだけど、守り疲れしないかがちょっと心配。

思うところもいっぱいあって、まあ楽しんだ。
最近なんかの雑誌読んでて気付いたが、来年はもうW杯予選始まるんだね。
アジアカップ、俄然楽しみになってきたなあ。
そうそう、稲本もナカタコも出なかったから、火曜日も仕事抜けなきゃな。
by blue-red-cherry | 2007-06-02 14:36 | サッカー(FC東京以外)
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