日本×オーストラリア アジアカップ2007準々決勝

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アジアカップは何でこう、ドラマチックになるのかね??
ワールドカップドイツ大会のリベンジを果たすべく臨んだオーストラリア戦
PK戦までもつれ込んだ闘いに、久々に自宅で雄たけびをあげてしまったww

つっても、雄たけびをあげたのは高原の同点ゴールのとき。
前回のベトナム戦でもそうだったが、ボールを支配しながら中々フィニッシュまでいかない→フィニッシュの精度が低い→セットプレーでやられる、といういやな流れを断ち切る、即座の同点弾。
これはデカかった(なぜにこれがイーブンのときにできないかは不思議)。
高原は漢だね、エースだね。
あの場面で鬼深の切り返し、そして冷静かつ強烈なシュート。
まさにストライカーのそれ。
試合中に相手がよくキックフェイントに引っかかってたからってインタビューで言ってたけどそれをあのタイミングでやっちゃうって!
昨日はボールもってからの動きでも体格で勝るオージーDFをものともしなかった。
しなやかでかつ、バネがある。
Jで点取り捲ってたころの動きが高いレベルの中で実践できてる。
日本のフォワード陣の中で、ひとり別次元だな。
ノリノリで蹴ったPKが宇宙だったのはご愛嬌ってとこか。

高原以外でほめられるのは守護神・ヨシカツと堅固な仲間たちか。
ヨシカツのアジアカップでのネ申っぷりはすごいな。
なんか磐田だと結構やられまくってる印象なんだがww
ヨシカツのPKとの対峙って動かざること山の如しって感じだよなあ。
遠藤の試合後コメントで、海外のGKは動くから簡単みたいなのがあって、それか!と。
ギリギリまで相手とシンクロをはかって、抜群の反射神経で防ぐ。
お見事。
それと中澤&阿部と鈴木啓太。
ビドゥカとアロイージに仕事させなかったねー。
向こうの監督にビドゥカ諦めさせるくらい、しつこくガツガツ守りきった。
サイドから、最終ラインから、放り込みの連続には集中力で守りきるしかない。
中澤も阿部もよく集中してたね。
コーナーのあれは事故っぽいところもあるから、ほぼ完璧。
センター2人が楔のボールに対し着実に潰しに行き、そこを鈴木が掻っ攫う。
意思統一がかなり徹底されていたし、見てて気持ちよかった。
鈴木は守備だけじゃなく攻撃面においても、左右や縦への展開、ボールを散らしたら必ずフォローに走る、とアンカーとしてかなり優秀な選手になったんだな。
もう“嫌いだけど”とろうかな。
むしろ好きになってきちゃったよ……。

これだけ守備面が奮闘し、ボールも十分保持できたのに決めきれない。
正直PKまでもつれるような試合じゃあ、なかったでしょ。
憲剛も遠藤もよく動くんだけど、それだけじゃ足りないんだよ。
ここぞってときに動けてない。
崩しの仕上げの場面がどうも雑に見えるんだよなー。
サイドも駒野や加地が上がってくるまではいいんだけど、芸のないクロスで終わったり。
あそこでこそ動いて繋いで、得意の連携を見せてエグってったりとかアイデア見せないと。
ミドルも少ないよね。
打ったとしても精度が低い。
巻も同点の前の競り合いとか、フォアチェックにポスト、とかよくやってたし、まあかなりの運動量こなしてるとは思うんだけど、このチームがもうひとつ上にいくためには、中盤のオフェンス陣がもっともっと最終的な仕事をするようにならないといけない。

とにかく確実に3連覇に近づいてきたね。
内容は全然悪くないし、ここまで戦ってきた4戦、オージーですら差を感じた。
だからこそ、とどめをさせない、勝ちきれないもどかしさ。
残り2戦、スカっと勝って、優勝を決めてほしいぜ。
by blue-red-cherry | 2007-07-22 15:17 | サッカー(FC東京以外)
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