日本×韓国 アジアカップ2007 3位決定戦

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アジアカップ2007、3位決定戦という互いに不本意な場で実現した2年ぶりの日韓戦
残酷な結末だった。
4位敗退という結果は妥当だったが、羽生のPK失敗で幕引きは残酷な光景に映った。

オシムはこの大会の意義、2010年に向けたチーム作りとしてどこに見出してたのだろう。
長い間、固定メンバーで苛酷な戦いを乗り切ろうとした姿は、このチームをベースに2010年を戦うというひとつの意思に見て取れないこともないが、年齢考えてもそれはないだろう。
マスコミや協会から煽られ、優勝を至上命題にされてた故に、そこにこだわった。
そのためのメンバー、つまり現時点で最強のメンバーを集めて戦った。
オシムとしてはそうなんじゃないかな。
若手の育成や経験の少ない選手にチャンスを与えることはなかったし。

その意味ではひとつ、タイトルを逃した事実はミッション・インコンプリートってことだよな。
コンフェデに出れないのは大きな損失だと思うので、これは非常に残念だ。
どの試合見ても、コンディションが劣悪だったことを抜きにしても、実力で日本の脅威になりえてるチームってほとんどなかったんじゃないかな。
この状況で優勝できなかった、勝ちきれなかったのはすべて、内なる問題でしかない。

「形はできていた」「やる方向は間違ってない」。
果たしてそうか?
それに代わる何かを提示できないのは申し訳ないが、そんなにいい形作ってたか?
人とボールが動いて成り立つサッカーなのに、運動量は少ない、動いたボールはミスだらけ、大会が進んでいくに連れて、志向するサッカーはなりを潜めていった。
確かにあの環境で連戦してったらコンディションが落ちるのは当然だ。
だったら、人変えるとか、手立てはあったはず。
チームの戦い方ってレギュラーの11人だけで共有するものじゃないだろ。
「形」や「やる方向」は、23人、全員が間違ってないって言えるんだろうか。

フィニッシュや判断ミスは個人の問題だとする。
だったら今のメンバー選考にも疑問を感じざるを得ない。
これまた代案はない、傍観者の意見で恐縮だが。
今回、代表選手として職務を全うしたのは高原、中澤、川口くらいか?
昨日の韓国戦だって、中澤が踏ん張らなかったら完敗してた可能性もある。
不慣れなポジションでハイレベルなタスクを求められた阿部には同情したい。
だが、加地なんかはもう、目も当てられない。
チームの中ではベテランとしての存在感を期待される位置なのに、あのミスの多さ。
それ以前に、彼はもっと動けて、勝負できる選手のはずだ。
どうしたんだろう。
それに遠藤ももっとできる。
PKの上手さはもう、十分に伝わったから(世界でもあんなに上手いやついないだろう)。
俊輔はあれ、あの程度だったらチームの中心として心中できるレベルじゃないと思う。
クロスやラストパスの正確さだけがとりえなら、劣化版ベッカムとしてサイドに置けば?
散々言われてるベンチワークも、選手選考からきてるんだろう。
播戸の離脱をオシムはひどく悔やんでたが、あの控えメンバーじゃ仕方ない。
流れを変える、出ただけでワクワクさせるような存在は皆無。
ジリジリとした展開が続き、決めきれずに最後までもつれることが多かった今大会の決勝ラウンド、この問題が結局、大きく尾を引いたと思う。

選手たちは手応えを感じているみたいだが、見てるほうとしては全然感じなかった。
この大会を通じて、日本代表は2010年に向けて前進したのか?
だいぶ懐疑心が芽生えてきてしまった。
オレの目が悪くて、そこが見つけられなかっただけ、そうであってほしい。
それと、これから北京を目指した最終決戦が始まるU-22(&U-20)の選手たちに、このチームを脅かす、一層の奮起を期待したい。
オシムが2010年に率いる日本代表チームには大いに期待しているし、楽しみだ。
でも、今のチームじゃ正直、勃たないっす。
by blue-red-cherry | 2007-07-29 12:45 | サッカー(FC東京以外)
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