ラ・ベットラ・ダ・オチアイ

7月某日。
連れの誕生日を祝う場所として、こっそり用意したのが「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」
言わずと知れた日本でいちばん予約が取れないお店、メーン!!
だって、予約入れたの、福西の超絶ミドルが決まった横国での試合のときだもん。
2ヶ月間、自分の胸の内に秘めつつ、ワクワクしながら待っとりました。
喜ばせるのもそうだけど、オレ自身、相当楽しみだった。
なんてったって、落合氏は勝手に師と崇めてるからね。
オレがこんだけパスタ作ってるのも、師の本がきっかけで、今もベースにある。
多大な期待を抱きつつ、銀座は新富町、ひっそりとたたずむその店へ入ったのよ。

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郷に入っては、というか、こういうとこくると柄にもなく、赤ワインを頼んでみたり。
ここのディナーは前菜・パスタ・メインを各1種づつ選ぶプリフィクスのスタイル。
つまり、2人でいけば6種類、3人でいけば9種類味わえる。
でもって、それぞれ20種類くらいのメニューからだから、選ぶのにも時間がかかる。
そんなこんなで赤ワインをちびちびやりながら、時を過ごしたわけです。

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前菜、上は新鮮な魚介類のサラダ。
下はモッツアレラチーズトマトソース入り、目玉焼きトリュフ風味。
魚介サラダだけど、ホントに新鮮。
貝類を中心に、プリプリの身と特製のビネガーソースがたまらないコンビネーション。
素材のよさに感心し、ドレッシングの出来のよさに納得した。
目玉焼き、だけどもはや目玉焼きの域を完全に脱している後者。
モッツァレラ、トマトソース、目玉焼き、トリュフ。
もはや主体はどこにあるかわからない。
とにかく言えるのは、オーブンでじっくり焼かれたことにより、その四者の美味しいとこだけが溶けあい、まるでこうして食べるのがベストだったかのような一皿だった。
ちなみに前菜にこれを頼むとスタートがちょっと遅くなるんだが、その価値は十分ある。

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パスタその1、海老、ホタテ、イカのバジリコ風味ラグーソース。
魚介の旨味を凝縮したラグーソースに感動する。
なんつうんだろう、市販のものでどんなに近づけてもできない味。
素材の旨味でできているソースだから、その日その日の食材にも左右される。
そんな現場感が伝わってくるような、個の個性が競い合ってるような味の階層の深さ。
一口大よりやや小さいシーフードも、ほどよい固さの食感が嬉しい。
エキスたっぷりのソースを、バジルの爽やかさが引き立てる。

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パスタその2、スモークサーモン・エリンギ・ほうれん草と生クリームスパゲティ。
やはりオーソドックスなソースほど、その店のクオリティの見せどころだったりする。
ベットラのクリームソース、さすがに濃厚でなめらか、塩気と甘味もベストマッチ。
サーモン、きのこ、ほうれん草と、具材も間違いのないチョイス。
濃厚なんだが、ソースの質感はむしろサラサラ。
いやにねとつく感じのない舌触り、繊細なクリームソースだ。
生クリームにサーモンの塩気やきのこの香りが移ったソースは、皿まで舐めたくなる。

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メイン2種は鶏肉と豚肉を選ぶ。
最初に地鶏のマスタード風味チーズパン粉焼き、グリーンペッパーソース。
マスタードのインパクトが大きくって、肉厚の鶏肉ながら、爽やかな印象。
鼻腔を抜ける、清涼感のある辛さがいい。
チーズや鶏の肉汁が口の中にあふれる過程でノックアウト。
もう一皿は、クィーンポークのグリル バルサミコソース。
こいつは来る前からググっといて、目をつけていた一品。
ああ、もうこの豪快さと漂いまくるバルサミコの強烈な酸味で100点です。
とにかくサイズのインパクトにやられるが、味はそれを締める丁寧さ。
それだけになりがちなバルサミコの良さを生かし、それ以外は抑える、絶妙なバランス。
脂たっぷりの豚肉が酸味で締められ、言うことナシ。

このコース、お1人さま3,980円は安いでしょ。
ワイン入れても10,000ちょいくらい。
満足度は非常に高い。
連れも喜んでくれて、ホントに良かった。
ひとつひとつの料理にまったくといっていいほど、隙がない。
基本的に、店の雰囲気もそうだが気取った感じはさほど感じない。
素材を全面に押し出しつつ、自慢の味付けをこれでもかと披露する、メニューの豪快さにもその肩肘はらずにすむ空気感が漂っているのがいい。
この予約をとるためには相当な手間がかかったが、ぜひまた行きたい。
どれ食べても美味そうだし、何度でも行きたい。
それまでは先生の教えを守って、こつこつスパゲティでも作ってます。
ごちそうさまでした、落合先生。
by blue-red-cherry | 2007-08-06 02:10 |
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