遠藤のPK

どうにも煮え切らない試合が続いてるオシム日本。
掲げた人もボールも動くサッカー、動いてはいるが、どうにもゴールに向かわない。
シュートチャレンジ、ドリブルチャレンジともに乏しく、不完全燃焼。
そんな中、アジアカップ、先日のオーストリア戦ともにハイライトとなったのは遠藤のPK。

@オーストリア戦
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いやあ、上手い。
本当に上手い。
オーストリアの監督も観衆も魅了してるね。

@韓国戦
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@オーストラリア戦
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アジアカップで見せたこの2本のPKはより完璧。
韓国のベテラン、日韓W杯で神がかりセーブを見せまくったイ・ウンジェを真逆に振った1本目も素晴らしいが、飛ばすんじゃなくて重心が傾いた瞬間をついたオーストラリア戦のが絶妙。
宿敵に食らわせた緩やか極まりない一撃、気持ちいーわ。

相手の動きを限界まで見極めて狙う、という意味では川口のセービングとも近い。
駆け引き合戦のPK戦では、最も理に叶った先方ともいえる。
必要なのは度胸と、目を離してもコースを狙える技術。
足首も相当柔らかくないと、角度はつけられないだろう。
かなりの熟練者にのみ成せる業だ。

ただし、このパターン、同タイプ、例えば川口のようなタイプが相手だと厳しい。
お互いギリギリまで動かない、究極のチキンレース、目を離したほうが負けだ。
この蹴り方だと恐らく、そこまで強いシュートは打てないはず。
キーパーはどうしても蹴った瞬間以降、目で追い、瞬発力で防ぐしかない。
お互いのハンデをどこまでカバーできるか。
遠藤×川口でガチPK対決、見たいなあ。
この蹴り方で、隅に強いキックができたらそりゃもう、完璧だとは思うが。

希代のプレースキッカー、遠藤の熟練のPKは日本を代表するプレーだ。
PK戦なんかに持ち込まずにキチンと勝ってくれるのが理想だが、価値のあるプレー。
恐らく十中八九決まるから、ビビんないで生で見なよ、オシムさんww

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by blue-red-cherry | 2007-09-10 16:33 | サッカー(FC東京以外)
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