梶山と馬場

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はあ。
今、オレと同じ気持ちを共有してる人、いっぱいいるんだろうなあ。
事実ってのは知らされたそのときのショックより、それを改めて認識して、そのことと次第を知ることで大きな衝撃を受けることになったりする。

オレの目の前で起きた梶山の負傷は、想像をはるかに上回る深刻なものだった。
怪我の程度については、もちろん今季のリーグ戦の残り試合、五輪最終予選の全試合欠場という前提のもと、年明けには復帰できるという楽観的なものから、将来的に引きずる、選手生命に関わるなんていう耳を塞ぎたくなる報道まで、いろんな声がある。
梶山はJリーグを見回してもかなり強靭な体躯を備えたミッドフィールダーだ。
競り合った相手を吹っ飛ばすことなんてザラだし、一度懐に収めたボールは離さない。
彼に怪我は似合わず、小さな故障こそあれど大怪我をするなんて想像もしなかった。
ここ数年、彼は自らの課題を明確に捉え、着実に克服してきていると思う。
フィニッシュまで迫る攻撃性、攻守でチームを支えるための運動量、チームの中心として崩れないための安定感。
課題に挙げてきたものをすべて手に入れ、波が減ったからいい意味でも悪い意味でも派手さが消えたものの、選手としてはかなりの高みに昇るための足場ができてきたと感じていた。
発言にも、クラブでも代表でも責任感に満ちた言葉がよく聞かれた。
そんな矢先のこの怪我だ。
東京を支援するすべての人、チームメイト、スタッフ、そして誰よりも本人。
みんなの気持ちを考えては、胸を詰まらせる、昨夜からそれの繰り返しだ。
今、オレにできることは祈るしかない。
祈って信じることしかできない。
声をかけることが彼への励ましになるかもしれないし、小平に行こう。
オレは、オレたちは梶山を待っている。

そしてユウタ。
彼のサッカー人生は常に怪我との付き合いになってしまったなあ。
ワールドユースを棒に振ることになってしまった膝の怪我が付きまとっている。
復帰してはまた痛める古傷は慢性的に彼を苦しめている。
1シーズン通して彼を見ることは、5年目の今、まだ叶っていない。
ひらめき溢れるワンタッチプレーやスルーパス、怪我からの復帰を重ねるためにたくましくなる体躯を武器にしたシュートやボールキープに見る姿は、個人的にはトッティと重ねていた。
フォワード陣総怪我のスクランブルのとき、1トップを立派に努めていたのを思い出すと、あれは昨年欧州を席巻したローマのゼロトップシステムにダブって見える。
今年こそっと思って開幕を迎えては故障、シーズン終了が近くなってきた頃に彼は戻ってくるのだが、そのたびに運動量もアイデアも充実したプレーを見せ、「それを1年……」とやきもきさせてくれてきたが、今年は間に合わないかもしれない。
無事是名馬、という言葉は正しいと思う。
今回の手術は古傷の不安を除去するためのものらしいじゃないか。
急げば11月には間に合うかもしれないが、ここは腐らず焦らず、今度こそ、長く戦うための治療をしてほしい。
ユウタがいてくれないと困る。
誰よりも相手を欺くあのプレースタイル、本当は誰よりも熱い負けず嫌い、ユウタはほかの誰とも一緒じゃないんだから。

東京は、純東京産のスター2人抜きで、今季残り10試合を戦う。
今野・梶山のダブルボランチ復活で反攻をスタートさせた矢先のアクシデントは、上に書いた彼ら2人へ対する思いとは別に、残留争いから抜け出しきれてないチームにとって、重要な戦力を失ったという事実として迫っている。
こんなときこそ一丸だ。
ブログや掲示板、いろんなところを見たが、涙が出そうになるほど、一丸だ。
梶山とユウタが戻ってくる場所はJ1でなければならない。
なんなら元旦の決勝なんて、おあつらえ向きかもしれない。
さあ、また戦う理由がひとつ増えたぞ。
オレたちの東京、明日も行こうぜ、勝利めざして。
いつもオレらがついてるぜ。
by blue-red-cherry | 2007-09-14 11:40 | FC東京
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