サガン鳥栖×FC東京 天皇杯5回戦

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鬼門?四国での5回戦を突破し、ナビ優勝以来のベスト8入りを果たした鳥栖戦
少なくとも12月も23日という差し迫った時期まで自分の大好きなチームのサッカーを応援することができる幸せは喜ぶところだが、寒風吹き荒れた丸亀競技場よろしく、胸に冷たい風が走った2時間の試合だった。

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天皇杯は難しい。
時期的にシーズンも最終盤、身心ともに疲弊しきってる状態でカテゴリーの違う相手同士が対戦すれば、ジャイアントキリングが頻発するのも理解不能な話ではない。
それでも内容であまりにも凌駕された前半、梶山の素晴らしいミドルと塩田の意地のビッグセーブ、奮闘する信男さんと石川の姿をのぞけば、半ば呆れ気味に眺めていた。

どちらが大人か子供か、みなまでいわぬが、大人と子供のサッカーのようだった。
個の力で勝っているのは明確で、そこで勝ちきるのもある意味横綱相撲かもしれない。
しかしそれとチームプレーがまったくできないこととは別の話で。
前線へのフィードにしろサイドチェンジにしろカウンターにしろ、ましてや相手が構えてスペースがあまりないビルドアップのときにしろ。
パスを出したら出しっぱなし、フォローもムダ走りの概念のかけらも見えないってどうよ。
高い位置でボールを奪っても、その奪った選手は前線に出したら終わり。
出しどころは石川か信男さんで、彼らは単騎サイドに行くからすぐ手詰まり。
SBのフォローはおろか、単騎で行ってるにも関わらず中の人数も足りてないってどうよ。

ネガティブな報道に意外なほどあっさりと心が揺さぶられてる自分が悲しい。
だがそれを差し引いても、今野とルーカスの低調なパフォーマンスを見るのが辛かった。
あれは自分たちが去っていくことをポジティブに受け取ってほしい、そんな優しさなんじゃねーか、なんつうアホみたいな思いも去来した。
自分は1トップ向いてないんすよ、いい加減気付いてくださいよ、とでもいいたげなルーコンは終始、ターゲットになろうとせずにバイタルをいったりきたり、それもゆったりぶらりと。
Jでも指折りの献身的なフォワードなルーコンだから、目を疑った。
あんなに何もしないルーコン、上の空?心ここにあらず?あんなのルーコンじゃねえ。
今野も随分と歩いてたなあ。
パス出しっぱなしを見るたびに泣けた。
最後の方こそエンジンかかってきてたけど、寒かったのか?
んなわけねーな、東北人に限って。
あんな無責任なフィード、ないよ。
紛れもなくこの2人に支えられてきた、ここ数年の東京。
2人のパフォーマンスが高かったとき、それは強い東京としてオレの目に映ってたんだがひょっとして、それは東京が強いんじゃなくて2人が良かっただけ、字面を並べてそうなんじゃねーかと思ってまた、なんともいえない気分になった。

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信男さん、スタンドから繰り返されるチャントに鼓舞されてくれたのかな?
誰よりも力強く走ってたし、バラバラのチームを何とか動かそうと、奮闘してた。
戦力外の選手だなんて、これっぽちも思えなかった。
まだあと最低でも1試合、信男さんが東京のために戦ってくれることを誇りに思う。
そして選手たちは信男さんの東京での最後の戦いから、いろんなこと学んでほしい。

リーグ終盤から体の調子がすこぶる良さそうな石川はこの日も元気だった。
でも、1対1で抜ききれない姿を見ると切なくなる。
スピードが落ちたわけじゃないと思う。
もう一度勝負する感覚、取り戻してほしいなあ。
周りのフォローがないことが、突破する上でも足引っ張ってる気はするけどね…。

平山と梶山は規格外だなー。
梶山は今季少なくなってきたムラっ気がここにきて大爆発。
すげーミドル決めたり、信男さんや石川に斜めの超ピンポイントなロングフィード通してたかと思えば、数え切れないほどの盆ミスと、シンプルさを求められる場面でのコネコネ。
まったく致命傷にならなくってよかったが、独創性は香川の人々の心を揺さぶったはずw
でもって平山。
あのシュートはウイイレかと思ったよ。
そこにボールがあったから、ゴールに向かって振りぬきました、みたいな無垢なゴール。
それ以外にもあの5人抜きを彷彿とさせる強引な突破にミドルと、キレてたわ。
最近眠らない街よりお約束になりつつある、締めの平山劇場も絶好調。
ああ、そこに梶山が加わってかなりチンチンにしてたけど、そういうことだよなあー。
平山の強引さもそうだし、ちょっとやりすぎなくらいキープや突破にこだわった梶山といい、格下相手、それくらいやってやろうっていう気概つうか自信はある種真っ当かもしれない。
とにかく荒んだ心が和んだ。

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試合見ながら、ここまで発表されたり報道されたりしてること、噂になってること、そしてピッチで繰り広げられてる東京のサッカーとかいろいろ考えた。
来季はやり直し、それしかないと思う。
いろんなことはきっとしょうがないことなのかもしれない。

でもまだ戦ってる。
07年の東京はまだ戦ってる。
やり直さなきゃいけないサッカーかも知れないけど、いけるとこまでいってほしい。
東京が戦いつづける限り、オレも絶対、応援する。
今年の冬は、まだまだ続く。
by blue-red-cherry | 2007-12-10 03:25 | FC東京
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