気分的にはMe against the worldだったので、というのが理由ってわけでもないが、「アイ・アム・レジェンド」を一人、渋谷の映画館で鑑賞。 脱・引き篭もりプロジェクトだったので、寝巻きにジャケット羽織って。 こういう派手な映画こそ、映画館で見るべきだと常々思ってる。 「24」とか、全部映画館で見てたらまた、印象が違っただろうに。 気付けば随分とウイルスミスフォロワーになったもんだ。 彼の映画ばかり、追いかけてる気がする。 いつみても、男のオレが見てもステキな彼の笑顔が、この作品では少ないのが残念。 鍛えぬかれた体には恐れ入る。 極力ネタバレは避けて書くが、世界滅亡系の話は数あれど、一人取り残された話は実に興味深かった。 一人取り残された男のサバイブぶりと同時進行で滅亡について明かしていく展開も良かった。 人のいなくなった世界がああなるのかどうか、それは人がいなくなってみないと分からないが、ああなるのかもしれない。 オレは震度2くらいの地震でベッドから跳ね上がる男なので、この映画は心臓に悪かった。 普段から犬が吠えただけでビビるオレ。 誰もいない世界で生きてたらビックリすることだらけだなんて、ちょっと考えれば分かることだった、迂闊だった。 右に左に道を曲がるたびにビクビクしてたの、隣のカップルにバレてたかな。 とはいえ底を的確についてくる演出だったのも確かだろう。 必要以上にビックリさせられた。 ビックリさせられたといえば、ウィルスミス演じるロバート・ネビルの脅威となる存在たち。 あれのイメージがこの作品に「恐い」という印象を与えている気がする。 その手のものは避けてきただけに、結構頑張ったよ。 メッセージがもう少しあってもよかった。 その孤独な戦いは、孤独というより孤高であり、カッコよくて偉大。 でももっと、その戦いは偉大であるべきだし、伝えるべきことは無数にあるはず。 2時間強という尺の中では仕方がないか。 映画としてはよくまとまっていたと思うし。 ウィルフォロワーだからかわからんが、オチだけは納得いかない。 あとはディテール含め、楽しませてもらった。 でも、もうちょいビビりなしがいいわ、やっぱ。
by blue-red-cherry
| 2008-01-05 00:27
| 映画
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