FC東京×ヴィッセル神戸 J1第1節

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開幕はホーム神戸戦
微妙な空気を残し、そのままユルネバを煽る流れに戸惑いこそあったが、MX様の一生懸命が伝わる織田裕二もとい山本高広の前説は春一番やアニマル浜口を招いてきた東京らしかったし、何より昨年の悪夢のようなエンヤモラの残響に比べるとなんと気持ちのいいものだったか。
「Love Somebody」のオルゴールバージョンの上で昨年の辛い思い出と、今季生まれ変わろうとしている東京の想いを熱く代弁した青島刑事の口上にも胸を熱くしたりしなかったり。
いろいろあったがなにもかも、上々↑↑だ。

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前日のホットラインでノリオをだしにビッグマウスを披露してたモニがキャプテン。
個人的に今季の浮沈のカギを握る人物だと思ってたので、キャプテン任命は嬉しい限り。
攻める時間が多くてなんぼのムービングフットボールだが、小気味よいカウンターに押され気味の前半はそのキャプテンと、ミスター東京、そして塩田に助けられる。
レアンドロ、松橋の2トップは動き出しが早く、入ったボールをシンプルに捌くのでショートカウンターの基点としてかなり嫌な存在だった。
繋ぐサッカーを志向する以上、この日の神戸のように前線からの激しいプレス、そして奪ってからの素早い縦への展開という脅威は消えないだろう。
実際立ち上がりから20分、単に繋げなかったというのもあるが、徹底して平山目掛けたフィードでプレスをかいくぐっていたような臨機応変な対応が求められる。
最終ラインでは長友のフレッシュさが目立った。
スピードと運動量が群を抜き、奪ってからの判断がやや遅れる場面もあったが十分戦力であることを証明してくれた。
初戦ということもあり、徳永も含めサイドバックの攻撃参加にはやや物足りなさを感じたのもあり、もうちょい思いきってやってもいいとは思った。

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前半20分過ぎて東京のボール回しに落ち着きが出だしてからは、ラブリーな展開が見え出す。
序盤の苦しい時間から頑張っていた平山は、多少周りのスピーディーな動きとのズレはあったものの、強さを活かして見事に楔役をこなしていた。
衛星となる石川・エメルソン・羽生がよく動いてたね。
羽生は噂に違わぬ「考えた走りっぷり」で、手前で見たかと思ったら自分で展開したサイドチェンジによる逆のタッチライン際をフォローしてたりと縦横無尽。
サイドで待っていた姿は今は昔、誰よりも平山のポストに反応していた石川はラストパス、シュートとフィニッシュの場面に顔を出す機会と精度、種類が格段に増えた印象。
初見のエメルソンがまた、素晴らしい。
ショートパス、ドリブルと期待されたオフェンス能力も光るものを見せたが、フォアチェックも戻ってのディフェンスも非常に意識が高く、貢献度が高い。
この3人がペナ前あたりで小気味良くパスで崩していく様は、まさに見ていて楽しいサッカー。
これが熟練されて、さらにフォワード、ボランチ、サイドバックとの連携を巻き込んで分厚く攻めることができれば城福さんの言う、攻め8割のゲームが実現できるかもしれない。

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いいサッカーをしていても点が取れない、ではドラスティックな変革の意味も薄れる。
非公開で仕込んできたセットプレーでの得点は、右肩上がり、シーズンでの成長を目指しているチームの戦いに期待を抱かせるもの。
1試合に何回かは必ず、ラブリーな展開を作れるだろうが、そこで点を取れるかどうかはさらなるレベルアップが必要。
戦いながらレベルアップしていかなければならない中で、セットプレーで点を取れるのは非常に好材料だ。
同じく、いいサッカーで終わらせないための要素として期待を持てそうなのがカボレだ。
後半思ったより早い時間に投入され、約30分のプレーとなったが、何度スタンドを沸かせたことか。
浮き球の競り合い、相手を背負いながらも体躯の強さとしなやかさで半ば強引に抜きさったかと思えば、ハイライトはハーフラインを越えたあたりからの超絶ドリブル突破。
4人を引き連れフィニッシュにあと少しまで迫った力強く、何より速いドリブルは待望の「ひとりでできる」助っ人を強く印象付けた。
チャレンジがチャレンジのまま終わってしまっても仕方がない試合で勝ち点3を取るための切り札になってくれるかな。

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気になる点も多い。
梶山アンカーは彼の技術ならばこなせるだろうが、もう少しシンプルにやらないと厳しい。
彼の位置でボールを奪われることは決定機に繋がること、分かっていたが改めて見せ付けられた。
ゴールに繋がる細かい崩しが見られたのは取り組んできたことの成果なので嬉しい限りだが、逆サイドを使うなど、ワイドな展開はなりを潜めた。
エルゴラのインタビューで城福さんも言ってたが、マジメな選手たちが志向するサッカーを突き詰めつつ、どれだけ臨機応変にほかの良さを出せるか、これも気になるところ。
標榜するものに縛られすぎて立ち行かなくなったガーロ時代、倉さんに変わってオープン攻撃をやらせた途端、躍動したみたいにね。
2トップにしてからのバランスの悪さも調整が必要。
中盤の構成がはっきりせず、前線と最終ラインが分断された間延びした状態になっていた。
カボレ、平山ともに状態は良く、2トップは選択肢として多いに考えうるだけに、ここも課題になってくるだろう。
できてることもできてないことも見えた開幕戦。
未来は暗くない。

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およそ4ヶ月ぶりの東京生観戦。
見どころ盛りだくさんで、思うところもたくさんある。
やっぱりスタジアムはいい。
バックスタンドの強すぎる日差しも、見た顔も新顔もフレッシュな売り子ちゃんも。
ドキドキしてワクワクして感動してガッカリして。
そんな至福の時間がまた、始まった。
楽しくって仕方ないよ。
by blue-red-cherry | 2008-03-09 21:45 | FC東京
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