FC東京×浦和レッズ Jサテライトリーグ第1日

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トップチームの開幕戦の翌日、サテライトリーグの開幕は浦和レッズ戦
オレたちの夢の島に織田裕二は、コナイーだったが、浦和相手に約3年4ヶ月ぶりの勝利(サテだけど)!
なんて喜んじゃうの、まずいよね、やっぱ……。

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何をもって選手層の厚さを判断するか。
トップの試合でベンチワークのカードの多さで測るのか、2大会を並行して戦えるターンオーバーできるだけの人数と質で競うのか。
こと2008年の3月9日のサテライトに臨んだ陣容に限っていえば、ビッグクラブ・浦和レッズを我らが東京が戦力で上回った。
向こうは数名で太鼓持ち、バックスタンドで旗を振る熱心なファンが詰め掛けたが、トップ出場経験者は岡野、梅崎、細貝、内館ら数名(チームメートにピッチ上で「えーこ」と呼ばれて献身的にサイドを上下動してた小池という選手に情が沸いたww)。
対して東京は、キーパーの荻以下、ブルーノ、吉本、浄、浅利、栗澤、大竹、信男さんにユースケ、赤嶺と、小山以外は全員トップ経験者。
名前や経験はピッチじゃ当てにならないことも多いけど、さすがにちょっと差があったかも。
浦和の決定機はほとんどなかったし、逆に東京は幾度となく決定機を生み出した(信男さーん)。
1対1を見てても信男さんや森村、大竹辺りはスイスイドリブル突破が決まってたし、目測誤ったり軽くいなされたりが多少気になるブルーノもガチでぶつかって浦和の若手に負けるほどではない。

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という状態なので相手とどうこうというよりは連携や個人のコンディションが焦点。
決定機にふかしたり正面突いたりでらしいといえばらしかった信男さんだが、キレっキレ。
去年の終盤もそうだったが、運動量は多いし、動きの質もシュア(だからこそ決定機に顔を出す)。
この日のメンバー内では限りなくベンチ入りに近い位置にいると思う。
ただ信男さんがワイドな位置取りをしたからかどうかはわからんが、トップに比べると幾分シンプルなオープン攻撃が多かった気がする。
ユースケ、赤嶺の2トップもサイドに流れてもらう場面も見られたし。
大竹はあまりインパクトが残らず、栗澤が精力的にボールタッチして羽生っぽい動きをしてたんだが、あと一歩のエスプリというかアイデアが相変わらず物足りない。
でも動きはいいのでチャンスは絶対来る。
第一トップの開幕戦の前半、所謂ツリー型だと中盤の選手の自由度(=責任も)が高いので、考えて動けるやつにはいくらでもチャンスがあると思う。
そういう意味では後半次々に投入された森村、ガミ、スズケンにもチャンスはあるだろう。
実際キャンプスタートから長くJFKイズムに触れてる彼らが入るとゲームはまた違った様相を呈した。
守り疲れもあったと思うが浦和をほぼ自陣に貼り付け、赤嶺を1トップに森村、ガミ、スズケンともにポジションを上下左右自在に変えまくり、ゴール前で接近・連動することでラブリーな崩しを幾度となく見せていた。
前半のオープン攻撃のシンプルな爽快感もやはり魅力的であり、効果的に思えた前後半、このバランスをうまく保てればゲームを支配する上で幅を持たせられるのではないだろうか。
選手層が厚く、昨季のプチブレークを経てまたしても勝負の年になった赤嶺だが、1トップでも2トップでもシャドーでも、どこでもやってやるぜ的な気概をプレーで見せてくれた。
器用な選手ではないが、あの気迫はきっといつか、実る。
ああ、カボレ、平山、ユースケ(今日は空回り?)、赤嶺……。
最後に個性を活かしアピールする前線のうしろにドシっと構えたサリ。
前半開始早々、前で繋いだ落としを左足一閃、振りぬいたときは関係各位に自慢のタネができるかとドキワクでしたわ。
赤嶺の渾身のボレーもサリのアシストだからね。
攻撃面では実際目立ったのはその2回くらいだが、アンカーとして経由地たりうる安定したボール捌きを見せ、もちろん守備ではタイトに当たる。
梶山に見てもらいたい、お手本のようなプレイぶりだった。

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若手にも中堅にもベテランにも、夢の島でプレーした選手も出来なかった選手も。
みんな腐らずに牙を磨いていてほしい。
去年は五輪3人そろえてもgdgdだった夢の島でも「今年は違う」を見られたのは本当に嬉しい。
森村と大竹が中盤に君臨してラブリーな展開を見せつけ、最終ラインを吉本や椋原が締める。
そんな日が来るまで、辛い時も飛躍の時もあるだろうけど、前を見て続けてほしい。
そんな未来を夢見させてもらってるオレらができることは応援することくらい。

バモス!東京。

※近くで見ると椋原、本当にかわi(ry
by blue-red-cherry | 2008-03-10 20:23 | FC東京
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