GIANT KILLING

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待ちに待った「GIANT KILLING」第5巻、忘れた頃に発売されてた。
この間、サカマガの監督特集にタッツミーが見開き(白黒だけど)で紹介されてたり、すっかり人気者だね。

喧嘩別れした元監督率いる金満チームとの対決。
連敗中とかそういうの抜きにして、この試合一発に意味を持たせた展開で、1巻丸まる名古屋グランパレス戦。
1シーズン終わるまでどんだけかかるのよ。
しかし1試合を1巻で描くだけあって、中身は濃い。
前半と後半、さすがに監督漫画の真骨頂というか、采配の妙がたっぷり楽しめる。
事実前後半で表情をガラリと変えるチームって結構多いけど、それもまたサッカー観戦の一興だ。
主役がストライカーとか、司令塔タイプに偏らないのも面白い。
ポジションレスな椿は別として、武骨なセンターバックの黒田がクローズアップされるあたりのリアリティ、センターバックの働きなしでは語れない、現実のリーグ戦がダブる。
何気に清川、石浜の両サイドバックとか、ちらほら出てきてるのがまたいい。
サッカーは11人でやるスポーツだからね。
押されっぱなしのチームが主役のサッカー漫画、いいじゃない。

さすがに何年もサッカー見続けている人には当たり前のことが多いかもしれないが(だからこそ、膝を打つ場面の連続なんだが)、サッカーを深く見ていない人に対する観戦力強化漫画として機能するんじゃないだろうか。
このペースだと、次は7月っすな。
by blue-red-cherry | 2008-04-28 18:24 |
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