Me or the Tapes

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SD JUNKSTAの面々がなぜか実家に遊びに来て、母が手巻き寿司でもてなし、オレが気ぃ使いまくってキョドるっていう間違いなく基地外じみた夢を見ちゃってます。

昔、アナログを買いあさってたとき、ヒップホップはなんといってもシングル文化で、ヘッドフォンから流れてくるビートは自分でミックスしたものか有名DJのミックステープかだったなあ。
RON GにFLEX、TONY TOUCHにENVY、DOOWOP、SPIN BAD……懐かしいぜ。
最近海外モノの新譜をシングル単位でチェックする習慣がないのであっちのミックステープにはほとんど触手が伸びてないが、気付けば日本語ラップのミックステープもたくさんある。
新譜にリミックス、ダブ、クラシック、種類も豊富で楽しい限り。
最近聴いてます、な2枚を。

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傑作アルバム「EXIT」のリミックスを主に構成されたNORIKIYODJ ISSOによる「RE-ROLLED UP 28 BLUNTS」
名曲はリミックスもまたカッコよかったりする。
最近のリミックスといえば、オリジナルのオケにMC増やしてってのが定番で、このリミックスの価値の低下もヴァイナル離れの弊害だが、リミックスアルバム的な立ち位置のミックステープが増えることで復権してきた気がする。
ただし「EXIT」が良すぎて、しかも聞きすぎて思いいれもありすぎて、な状況でオリジナルを超えた曲があるかと言われれば正直、難しい。
かといってそれが悪いかといえばそんなことはなくって、JAY-Zの一連のアカペラ→リミックスキャンペーンにしたってそうだがオリジナルがあってのリミックス。
気張らないノリで楽しむのが吉。
序盤の「23時各駅新宿」や「IN DA HOOD」のフロアライクにアレンジしたZIPSIESトラックもまずまずだが、個人的には後半、「黄昏公園」のJAKK POT、YOUNG-Gそれぞれのリミックス、もともと哀愁ソングなのをさらにブルージーにした感じのリミックスがツボだった。
続くBESとの「2 FACE」のZIPLOCKERSもソウルフルでどこか演歌的な鳴りがいい。
そんな中でも耳に残るのはSHIZOOとの「I SAY」、WAXとの「CHECK MATE」と、初聴の曲。
特に不穏なフルートっぽい音色+疾走り気味のビートが心地よい「CHECK MATE」、いい意味でハラハラ感が相変わらずなWAXとタイトに締めてくるNORIKIYOのコンビネーションはスリリングなマイクリレーで単純にカッケー。

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6月のシングルも楽しみすぎるL-VOKALDOC-DEEとのシリーズ第3弾となる「摩天楼春場所」
メジャーアーティストとしても躍動するLだけど、しっかりその裏でブートを出してくるあたりがニクイ。
とことんまで分かってらっしゃるその辺の心意気は3曲目の「BOOT CRAZY」を聴けば分かる。
ド頭、ギターリフがカッコよすぎるダウンビート上で高らかに所信表明を聴かす「PIONEER」でのっけからもってかれる。
で、件の「BOOT CRAZY」があって、「万歳(STRONGER remix)」
言うまでもなくカニエのアレをジャッキン・フォー・ビーツしちゃってるわけだが、そこでクレバとこの歌ですか。
万歳です。
自分の出自を歌わせたら天下一品、まさにラッパーなLらしさが存分に味わえる「ENGLISH MAN IN TOKYO」
コーヒーよりも紅茶がいいけど、トーストよりはライスがいい、いいとこどりの何が悪りぃ?
何もかも悪くないね。
STINGもろ使いもストリクトリー・フォー・ザ・ミックステープ。
「東京シット」のニューバージョンも、マイクリレーのメンバー入れ替え、所謂現行USリミックス的な遊び心。
ミックステープの作り方もやっぱり「分かってらっしゃる」。

NORIKIYOのにしてもLのにしても、どっちも作品として単純に楽しめるんだけど、どっちものちにオリジナルアルバムが控えてて、そのアルバムへの期待感と飢餓感をマックスに引き上げてくれちゃってる。
これぞ現在進行形のミックステープ。
by blue-red-cherry | 2008-05-30 10:10 | 音楽
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