9th wonder & Jean Grae & Murs

今プロデューサー買いができるのはナインスワンダーくらいだろう。
アベレージが高すぎる。
そうでもなければ「9th wonder & ○○」って名義でのフルプロデュースアルバムが続くはずがない。

なかなか捨て曲なしっていうアルバムは難しいが、果たして何曲以上当たりがあるとそのアルバムは買いなんだろう。
人によって様々だし、そのアルバムにしか収録されてないヤバイのがある、なーんてのはこのデータ時代、ありえないんだろうなあ。
ナインスワンダーがマーズジーン・グレーそれぞれと組んだ2枚のアルバムはどれくらいの人のお眼鏡にかなうんだろうか。
お気に入りの曲を挙げてみたけど、持ってるけど、改めて「買い」のアルバムだと思った。

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Think About Me


The Time Is Now


Love Thirst

まずはジーン・グレーの「Jeanius」
なんといっても「Think about Me」の男前なカッコよさ。
ゆったりとしたリズムにベースが唸り、その上にホーンも鳴り続けるヴァースから、コーラスが盛りたてるフックへ。
Thinkつながりってことで、リン・コリンズを思い出すアマゾネス・ファンク!
一時期のスピナでいうところの「浮遊系」に対抗して、ナインスワンダーのも「奥行き系」と呼んで差し支えないでしょう。
リトルブラザーの盟友・フォンテの援護射撃も受けた「The Time Is Now」では、数々の楽器と一本の声ネタを使い壮大なスケールを演出している。
この手の委ねたくなる曲がトレードマークではある。
究極に夜が似合う、夜に聴きたくなる「Love Thirst」
スムースすぎる。
バスタ入りのリミックスなんかもあったりするんだけど、この手のスムースなヤツは男声のほうが合うと思うのはオレだけでしょうか。

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Are You Ready


And I Love It


Love the Way

続いてマーズの「Sweet Lord」
重めのダウンビート、ヴァースのケツに声ネタをリフレインしてくる中毒性の高いスタイルからフックのけだるいボーカルへと流れる「Are You Ready」は全盛期のビートマイナーズとブーキャンを思い出す煙たい仕上がり。
ナインスワンダーはキレイな音作ってるイメージが強いけど、土臭いトラックのほうが味がある。
「And I Love It」だって、懐かしいヒップホップエレメンツの名前が飛び交うマーズのリリックにピッタリの、うねうねした声ネタとドラムが乱れ打つヒップホップサウンド。
ソウルフルな男声ボーカルが全編貫く温かみ溢れた「Love The Way」なんかも、サンプリングマスターならではのオールドミュージックへのラブを感じる。

どっちも3曲ずつ選んだわけだが、ほかのがダメかっつうとそんなことはまったくない。
こう一気に並べてみて思ったが、例えばマーズのとジーン・グレーの、トラックとラップをシャッフルしたらどうなる。
たぶん成り立っちゃうんだよねー。
オレがそう聴いてるだけかも知れないけど、「9th wonder & ○○」シリーズ、主役はナインスワンダーだよね。
ガンガン行っちゃってくださいよ。
カニエよりもファレルよりも、ナインスワンダー。
by blue-red-cherry | 2008-09-12 18:55 | 音楽
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