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J1残留に向けて

残り10試合、まったなしの残留争い。

大宮戦の敗戦は、そう離れていない相手を残留争いに巻き込むことに失敗し、そして監督更迭後のリスタート、なんとしても欲しかった勝ち点3を逃してしまった、1/34以上に重みある敗戦だった。
腹括るにはこれ以上ない状況だ。

わずか一週間でガラリと表情を変えた大熊トーキョーのサッカーは、全員守備・全員攻撃を掲げているとおり、切り替え速く、高さや速さ、選手の個を解き放つことでポジティブな印象をもたらせた。
大宮ゴールに降り注いだシュートの雨、積んだ決定機。
特に奪ってから、ホルダーを置き去りにせんばかりの勢いで前線、両翼、そしてボランチの一角がゴール前に一斉になだれ込む様は、今季の東京に欠けていた迫力を存分に発揮しいていた。
前がかりになり過ぎないよう残された片方のボランチ、SBが上がった際は2枚のボランチとも下がり目と、バランスのとり方も計算されていた。
見事な手腕だったと思う。

しかし勝ちきれなかった。
この事実を前にして、いい内容だった、という言葉は陳腐だ。
梶山、羽生を欠いた中盤は、前線両翼含めた縦の速さという武器を手にしたものの、ポゼッションは鳴りを潜め、チェンジ・オブ・ペースはまったくといっていいほど出来なかった。
この点に関しては、指揮官自ら、今はゴール前の迫力を優先させているので両立が出来ていないのは我慢するしかない、と認めていた。
大宮の幻のゴールが綺麗に象徴していたが、大きな揺さぶりを持たない縦、サイド攻撃は、それでも個の能力やモチベーションの高さでゴールに迫っていたものの、やはり単調で消耗著しく、その大宮の幻のゴールと前後するあたりで完全に行き詰った。
詰まってからの閉塞感は交代カード、布陣変更でも打破出来ず、また、チーム全体の消耗を補う面でも不足していたと言わざるを得ない。
この点に関してもまた、指揮官自らも言及していた。

大熊さんにインタビューしていた桑原氏から連呼された下を向くような内容ではなかった、との言葉は単なる慰めでしかない。
下を向くような内容だろうが胸を張るべき内容だろうが、関係ない。
下を向いてる暇なぞなければ、下を向いてるようなチームが残れるはずはない。
今日見せた切り替え速く縦とワイドを使い、前線に枚数かける形はひとつの光明であったことは間違いない。
そして同じくらいはっきり露呈した課題をまたひとつ、克服して光明を見い出すしかない。
しかし時間がない。

残り10試合、まったなしの残留争い。

もう自分たちの形を模索したり、貫いたりしている段階ではないと、オレは考える。
ポゼッションだろうが、速攻だろうが、ムービングだろうが、部活だろうが。
怪我人含めたタレント不足もそうだし、ここまでの戦績による自信喪失も一因だろう。
今のトーキョーは自分たちのサッカーが出来れば勝てる、そういうチームじゃない。

ならばどうする。

徹底したスカウティングをするべきだ。
残り10試合、すべて決勝戦のつもりで。
相手の良さを消し、相手の弱点を突く。
シンプルにそれだけ。
今日の大宮、トーキョーの勢いが鈍化するのと反比例して攻勢を強めたが、石原直樹が効いていた。
苦戦はしていたものの、イ・チョンスに対しアグレッシブに戦えていたヨングンだったが、不安要素であるスタミナとスピード、その両面で石原直樹とのマッチアップは堪えたはず。
同じような手、相手の数だけあるだろう。
怪我人続出の台所事情、コマ不足は否めないが、個性あるタレントはそろっている。
適材適所に配置出来れば、相手の嫌がるプレーが出来るのではないか。

やれることはある。
なかなか見えぬ、自らの理想形を追い求めては苦しんだこのシーズン。
1節1節、対戦相手と向き合ってこれてただろうか。
10試合の星勘定、5勝が必要だとか、残留ラインの勝ち点がいくつだとか、そのすべては目の前の相手との戦いの積み重ねの結果だ。

大熊さんは試合直後のインタビューで“謙虚に”という言葉を多用していた。
それこそ自分に言い聞かせるかのように。

オレたちは弱い。

だけど負けない。

落ちない。

絶対に残ってみせる。

残り10試合、まったなしの残留争い。
by blue-red-cherry | 2010-09-25 17:57 | FC東京

浦和レッズ×FC東京 2010 J1第2節

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J1第2節、アウェー、埼玉スタジアムにて浦和戦
開幕連勝、チームが掲げた昨季2分8敗、上位チームとの対戦。
勝ちたい要素はあったが、それ以上にここまで公式戦、5年以上に渡って14試合未勝利という禍々しい現実を振り払うため、ピッチの上もスタンドも、隠し切れない思いが溢れていた。
そしてまたしても魔境・埼玉にて、ナニカを味方に出来ず、フラストレーションが溜まるだけの90分を終えて、勝ち点を逃した。

…というのが現地を後にしたときの感想。
明けて月曜、テレビ観戦した人と話すと、あまりにも自身の悔しさ、やり切れなさと対象的に、以前までの敗戦とは違う、というさっぱりとした感想。
あまりのギャップに、家に帰って録画を見直して、ある程度納得した。
今のチームの出来ないことと、少しの希望が見えた前半、苦境でも折れない采配と局面での選手の頑張りで今のチームで出来ることのヒントが見えた後半。
こうして冷静に見ると、良くも悪くも身の丈が露になった試合だったのかもしれない。
今日も、いや、今日はいつにも増して長くなりましたww

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悪くなかった立ち上がり。
どちらも落としたくない試合ゆえに、人数かけず、後方から2トップを狙った早い展開を試みる。
中盤のプレス合戦はなく、浦和は阿部と、降りてくるポンテが配球役になり、エジミウソンと田中達也を走らせる。
対する東京は前線のマークが剥がせないものの、同じくプレッシャーを受けない羽生、徳永のところでキープ、展開を試みた。
この時間、輝きを見せたのが徳永だった。
2トップはマーカーを剥がせず、両サイドのオフェンシブハーフも動きに乏しくスペースがない、そんな閉塞感が漂う中、チームいち、前向きにボールを受ける頻度が高く、難しい役割だったが、ドリブルの仕掛けで人を寄せ、自らかわして攻めあがることも寄せて散らすこともチャレンジしていた。
そこに前節のような安全第一の姿はなく、羽生とトレーニングする中で、チャレンジする徳永の役割が見つけてきた印象だ。
しなやかさやリズム、展開力で見劣りはするものの、というか別ジャンルに近いと思うが、ドリブルを使いながらのゲームコントロールや仕掛けの意思は梶山のそれと役割的には近しく、ボランチ徳永の可能性が2節にして見えてきたのは、光明としていいだろう。

しかしそれ以外がまずい。
攻守における、チーム全体の距離感がどうも、今ひとつ。
平山へのマークがキツイのは前節同様で、かといって人についてる分のスペースがあるかというとラインは低め、達也が狙う裏のスペース、という形も作りづらい。
それなのにこの2トップは最終ライン張り付きで、ならばラインを下げさせて平山の頭を狙い、リフレクションを拾って、という考え方もあるが、それも可能性低く実行されない。
というのも2トップと左右のオフェンシブハーフとの絡みが極端に少ない。
序盤、蹴りあってた段階で、カウンターから北斗が2度ほど独走、ミドルのあとに達也にスルーパスを送ったが、有機的なパス交換はあれ以外、ほとんど見られなかった気がする。
2トップがマーカー剥がせず、裏のスペースもないならば、彼らの近くでサポートし、寄せて開いての流れを作りたいところだが、バイタルを空けない阿部、細貝のコンビを嫌ってか、北斗と松下が絞る場面はほとんど見られなかった。
かといってこの両者がワイドを有効に使っていたかといえばそうでもない。
松下の左は、切り返してのインスイングなのか、止まった状態に限られるかもしれないが持ち味がキックなのは間違いなく、また、北斗は昨季から右サイド、力強いクロスで好機を演出している。
彼らをサイドハーフで使うなら、クロッサーとしての価値が真っ先に浮かび上がるし、それを見せておいてのサイドバックとの絡みなども期待できるが、そのどちらも見られない。
しかし実際は絞らない、ポゼッションにも絡んでおらず、どうにも中途半端な印象を受ける。
端的に言うと、運動量が少なく、同時にブロック作り、守備に重きを置いてるように見受けられることから、攻撃面で慎重になりすぎているように映る。
これが悪循環で、中央、ポジション崩さずにワイドのブロックをサイドハーフが律儀に埋める余り、阿部、細貝に加えポンテも加わった浦和センターに羽生、徳永とここで数的不利が生まれてしまう。
相手のポゼッションが高まり、となるとブロック作って受けに回り、2行前に戻る、と。
たらればでいけば達也の位置を少し下げてボランチ、ポンテにプレッシャーかけるべきだったとは思うが、どちらにしろ、梶山、石川が使える時間まで耐える、はベンチにもピッチにも、共通認識としてあったんじゃないかな。

もうひとつ、距離感の悪さは守備面でも悪循環を生んだ。
東京のディフェンスラインはブロック作れてるのに、ディフェンダーとディフェンダーの間に受け手が動き、そこに速いパスが出ると割と簡単に綻びを見せた。
相手の縦へのボール、受け手に対し、出し手、3人目と動いてきた縦の動きに対し、受けるブロックは作れていても、出し手に対するマーク、3人目に対するチェックが後追いになり、数的不利な状態に陥っていた。
上に挙げた中盤両ワイドのブロック埋める意識、実直に開きすぎているポジショニングとも同じ話で、相手がゆっくり回してるうちは穴を空けない、それでいいんだけど、マイボールを失った際にはどうしても距離が空きすぎていて、前への意思が統一されて動く浦和のアタックにどうしてもついていけない。
失ってからのプレッシャーという意味では徳永、羽生のところで何度か頑張っていたが、それでも切り替えが遅い、という見方が出るのは仕方ない。
しかしそれ以前に、相手の動きにどう対応するか、スペースは埋められていても、個々で繋がりながら対応する守り方で遅れが出ていた印象だ。
田中、エジミウソンへのファウルが増えたのも、後追いの守備だったことを証明している。
逆に阿部やポンテ、出し手へのファウルは数えるほどしかなかった。

だから、森重の退場についても、個人の守り方、判断のまずさだけでは片付けられない。
PKに繋がった宇賀神に対する守備も、退場になったファウルの前、柏木のポスト直撃弾に繋がったエリア直前でのエジミウソンに対するオブストラクションも、数で勝られ、受けの姿勢から追いの形で無理に止めに行った代償だ。
ただ、個人としてもまずかった部分はある。
宇賀神に対しての守備では、まずあの段階で手から体を入れて前に入るのはかなり難しかったと思う。
かといってボールに行くとなるとスライディングは必須で、あの位置で滑るのはリスク高かったのは間違いない。
となるとなんとかコース切るってのが妥当だったかと思うが、あのスピードで入られて並走では勝ち目なかった、それが森重の判断だったんだろうな。
開始早々に細貝の飛び出しに対し、似たような守備からもつれあった際どいシーンがあった。
あれで大丈夫だと思っちゃったかな。
二枚目のカードが出たファウルより、上に書いたその前のプレーだろ、というのは浦和な方も、青赤な方も共通した認識のようだ。
あそこで止めなければエジミウソンはエリアに入れてただろうし、得点機会阻止に近い。
DFとしては条件反射のレベルだと思う。
PKのとどちらにも言えることだが、森重のファウル以前に、あの形であの位置でダイレクトプレーを許せばああいうことになる。
一方で下地があった中で危険なファウルを続けてしまったことは、森重の反省材料だと思う。
全体的に荒かった、みたいな言われ方してるとこもあるが、この3つの大きなファウル以外はおしなべて、開幕戦同様にスマートにプレーしていた。
佐原じゃないけど、雨降って地固まる、城福さんの指導でこれを糧にしてくれればいい。
幸い、局面も課題が分かりやすいケースだし、スキルアップの材料としては悪くない。
代償は少なくなかったんだから、ペナルティ明けを期待して待つ。

個人的には、カードの基準はもう少し甘くてもいいかなとは思う。
バックチャージや得点機阻止、足裏、エルボーなどの危険度の高いプレーはともかく、例えば森重の退場に繋がったアフターとか、もちろんファウルなんだけど、あの程度のコンタクトはあってもおかしくないとは思う。
選手に怪我させないことは優先してほしいけど、ACLでの苦戦を見たりすると、もう少し厳しさ、激しさがあってもいいのかなって。

とまあ、11人のうちから課題は思いっきり露見されてて、森重の退場との因果もそこにあったと思う。
それは開幕前、開幕戦で再確認された梶山、石川の不在という単純な答えではなく、攻守に繋がりを欠いた綻びの連鎖。
ただ、現場で肌で感じた雰囲気も嘘ではないはず。
どことなく浮き足立ち、急ぎがち、自分たちの時間を持てないのはこの試合に限らず、幾度となく見せられてきた浦和戦の光景だ。
こう続くと、退場者出すのも一度や二度じゃないし、苦手意識やコンプレックスを持たないほうが難しい(なにより見てるほうに根強いくらいなんだから)。
でもこればかりは乗り越えてもらわなきゃ困る。
そういう意味で、ファンもフロントも、川崎じゃないけど、いちチームの対戦以上に盛り上げる企画、やってもいいのかなって思った。

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さて、森重の退場以降について。
過去のこの対戦を思い浮かべれば、ここからしおしおになり、閉塞感漂うまま終わっていく流れも想像に難くなかった。
その思いを払拭してくれたのが、44分の石川の投入だった。
控えには2枚のセンターバックが名を連ねており、定石どおりならばセンターバックを入れる、もしくは徳永を下げるにしろ、中央で守備とのバランス取れる選手を入れる、という判断が予想される。
しかしここで城福さんは石川を送り込むことで、オレたちはやられたわけじゃないというメッセージで下を向かせず、追いつき、追い越すんだと背中を押した。
残り時間わずかだったが、だからこそ、その思いは強くゴール裏にも伝わったと思う。
数的不利な状況は変わらないし、石川自身も万全ではない。
彼の投入だけで劇的に状況が変化することはなかったが、後半立ち上がり、城福さんからラインの上げ下げに関する指示が出ていたようだが、下がりすぎず、奪ってから前へという意識は確実に強まった。
少しずつ浦和の足が止まりだしたことも見極めての判断だと思うが、ここから60分に椋原→赤嶺、63分に羽生→梶山。
畳み掛ける城福采配。
73分に梶山のキープからスルーパス、赤嶺が押し込むもののオフサイドと判定された幻のゴールを皮切りに、ここからの5分間は一人少ない東京が浦和を圧倒した。
77分には長友のオーバーラップからのクロスに平山が飛び込むも、ゴールインしたのは平山のみ。
続く78分には今野のフリーキックに平山が競り勝って落としたボールを、エリア左で石川がボレー、難しいボールでジャストミートできずキーパー正面。
さらに右サイドバックに入った松下が上がってのクロスを平山がニアですらし、ファーに流れたところを赤嶺が左足で思い切り良く振りぬくが、バーの上。

この怒涛の5分間含め、後半の多くの時間、積極姿勢で浦和を上回った東京。
もちろん、投入された交代選手のクオリティの高さは言うまでもない。
石川の前への推進力はスペースに、平山の衛星に動き回り、平山の頭を狙った攻撃を後押し、活性化した。
梶山のキープ力と展開力、まだまだ全開とまではいかないが、それまで東京に足りなかったものであり、足の止まり始めた浦和の中盤にあのプレーは嫌だったはず。
最も目立ったのは、開幕戦に続き赤嶺のコンディションの良さだ。
出場時間、すべてをならせば消えている時間も多いんだけど、赤嶺が入ったことで平山のマークが分散し、平山が競り合いで力を発揮しだしたのは明らか。
そして何より、幻のゴールとなった73分でのプレーが強烈なインパクトを残した。
ディフェンスを背負いながらラインとの駆け引きを行い、タイミング良く梶山からパスを引き出すと、寄せられて体制崩しながらもゴールキーパーをしっかり見てコースに流し込んだ。
あの半身がオフサイドになるならば、オフサイドの厳罰化が行われたと思わざるを得ないレベルだったし、駆け引き、ボディバランス、シュート、赤嶺の一連の素晴らしい動きが幻のゴールと扱われてしまうのはどうにも納得がいかない。
非常に充実を感じるプレーだった。
残念ながら中盤との有機的な絡みが見られず、平山の手助けにもならず、前線では存在感を発揮し切れていない達也をトップで使うならば、赤嶺を、と叫ぶ声が出るのもうなずける。
この時間はもっともうまくいった例だが、平山の傍で体を張り、守備を引き付けながらゴールを狙う赤嶺、平山というターゲットを軸にチャンスメイク、自身の飛び出しと絡めた石川、そしてポジションを下げ、人数少なかったこともあるが、上下左右にスペースある中でその運動量が攻守に目立った達也。
スクランブルで見られた個々の踏ん張り、2試合続けて結果が出ない前線の組み合わせ、いまだベストが組めない戦いが続く中で、現状の最適解のヒントは見えたような気がした。

慣れないポジションを担うことになった選手たちの奮闘も見逃せない。
ボランチに希望が見え始めた徳永は、危ないパスミス一本あったものの、センターバックに入ってからも安定したプレー、前への積極性は失わなかった。
そしてなんといっても松下。
最初のポジションでフィットしていない、というのが気にかかるところだが、ボランチ、右サイドバックとポジション移しながらも、気合いの入ったプレーを見せてくれた。
特に右サイドバックに入ってからはビッグプレー連発。
センターバックがビルドアップに上がることで最終ラインにひとり残ることが少なくなく、34分にはサイドチェンジ一発でエリアに柏木にエリアに侵入されるも、じっくり対峙しブロック、38分には徳永、今野ともに後ろを空けたところにエスクデロへスルーパス、逆からはポンテが裏を狙うという1×2の絶体絶命のピンチに、後ろを切りながら間合いを詰めてエスクデロをスライディングでストップという、歴戦のセンターバック顔負けの守備。
攻撃機会は多くなかったものの、上がれば平山の頭に合わせたクロスしかり、武器である右足を振りぬいたりと、持ち味を発揮しているとは言いがたいが、ここぞというときに戦える選手であることを証明してくれた。
こういった、普段とは違った役回りでの仕事をそのまま、次戦以降に繋げるのは難しいが、この試合での輝きそのものは色褪せるものではないし、次に同じ状況に陥ったときにきっと、力になってくれるだろう。

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とまあ、長々と書いてきたが、録画を見なかったらほとんど分からなかったことだらけだな。
やっぱりゴール裏は異世界だし、毎試合飛んで跳ねて声を枯らしてサポートするコアの方々には頭が下がる。
力が入る分、悔しさもひとしおだし、喜びもひとしお。
押し付けはあまり気持ちよくないが、それだけ特別な場所だと、改めて思った。
そんな中でもしっかりと見えた権田の活躍にも最後、触れておきたい。
エジミウソンのエリア左からのテクニカルなシュート、バイタルからの弾丸ミドル、どちらもスーパーセーブ。
サイドを破られることも少なくなく、クロスへの対応も的確だった。
バックパスもまた多く、これの処理も例によって安定していた。
しばらく落ち着かないと思うが、最後尾の彼の充実はひとつ、数少ない好材料だ。
それと、前半浦和に押されている段から、後半は絶対落ちる、とは思っていたものの、10人にも関わらず攻守に凌駕した運動量は評価できる。
90分通して戦う力は、アクシデントのありなし、たらればを抜きにして、東京のほうにあったと思う。
城福さんが胸を張っていい、としていたのはこの点なんじゃないかな。

外野の意見の多くが一致するくらいだから、城福さんが気づいていないはずはない。
前線、中盤の組み合わせをどういじるのか。
もしくはいじらないのか、いじらずに貫きたい狙いがあるのか。
そして個々の選手たちはどう応えるのか。

一人少なくても勝ち点を取りに行く采配は、開幕戦に続き、勝ち点への執念、真の優勝争いへ臨む決意を感じるものだった。
浦和戦の敗戦はそれとは違った悔しさがあるのが正直なところだが、信じられる、期待できる部分はあった(スタジアムで感じられなかったのは気がかり、単純に自分が入れ込みすぎてただけだと思いたい)。
オレは信じるし、期待する。
出来ると思ってるから。
by blue-red-cherry | 2010-03-16 17:17 | FC東京

FC東京×横浜F・マリノス 2010 J1第1節

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あけましておめでとうございます。
長かったようで短かったような冬が明け、今季もJリーグ、いよいよ開幕。
開幕カードは横浜F・マリノス戦
青赤煌めく京王線、多幸感に満ちた味スタのスタンド、再開を告げるユルネバの響き。
見るもの聞くものすべてに昂ぶった試合前だったが、いざゲームが始まると、ピッチから伝わってくる集中力に一気に引き込まれた。

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今オフ、東京は昨季まで積み重ねてきたパスサッカーの仕上げを志し、アタッキングサード以降の仕掛けを磨いてきたと聞いている。
この開幕戦、少なからずそれを期待するファン、それに応えようとするチームという画が想像されるが、米本の離脱、梶山、石川が時間限定という現実を前に、この日東京が見せた現実路線の戦い方は、今季真の優勝争いを掲げるチームの決意表明と感じた。

羽生と徳永で形成したセントラルハーフ、ビルドアップの心臓部はまさに急造。
ここに多くを求めることは難しく、そんな中、チームはまず守ること、失点しないことでリズムを掴んだ。
チームの姿勢は基本、受け。
最終ラインと、その前の中盤4枚もフラットに並び、ワイドのスペースを埋める。
この受けの形はしばしば、ラインが下がりすぎる嫌いがあり、マリノスに多くの時間ポゼッションを許し、特に前半はアーリークロスやミドルシュートを浴びることになった。
しかし受けてはいたものの、その守備意識の高さは徹底されていて、縦横から放り込まれるボールへの対処、接近する人へのプレス、どれも厳しくできていた。

その筆頭は今野と森重の新センターバックコンビだろう。
それぞれに空中戦、地上戦、寄せの速さと奪取する能力を見せながら、連携面でも長年組んできたかのようなプレーぶり。
多くの場合、楔やクロスの対象になった渡邉千真へは今野が当たり、そのこぼれを森重が着実にカバーする。
能力的に問題なく、逆のパターンも難なくこなしていたこのコンビの安定感は90分、終始乱れることはなかった。
森重のプレーをじっくり見たのはほぼ初めてだったが、ここまでいい選手、東京のピースにハマる選手だとは想定外だった。
その体躯からは力強さを想像させるが、攻守に視野の広さを感じさせる。
カバーリング能力に長け、その攻撃性からか、前に出てのインターセプトもたびたび見せた。
そして噂のフィード。
好機に繋がったロングパスこそ少なかったが、その弾道やセンスは確かなものを感じさせ、また、ドリブルで自ら持ち上がる姿勢も見られた。
もちろん今野自身の攻撃性の高さも健在で、バランスを取りながら、さらにボランチとの連携が整えばこのセンターバックコンビは、ゼロに抑えるだけではなく攻撃面での寄与も高まってくると思う。
セットプレーに合わせてきたシーンを見る限り、森重の移籍後初ゴールもそう遠くないように思う。
バックアップ含め今オフの補強で充実したセンターバック勢だが、この2人がファーストチョイスなのは間違いない。
城福さんが徳永ボランチを強行してまでこの2人のセンターバックを保った理由、しかと見させてもらった。

守備の安定感でいえば、ユース上がりの2人の頼もしすぎる成長ぶりも嬉しい限り。
ヨネの負傷からの配置替えで右サイドバック、開幕スタメンに名を連ねた椋原は、実力でその座を掴んだとしてもおかしくない出来。
マリノスは山瀬が左サイドに張り、山瀬のカットインのドリブルをひとつの武器にしていたが、飛び込まずコースを消す、粘り強いディフェンスが光った。
中盤や前線に溜めが作れない中、余裕ある上がりこそ少なかったが、その分チャンスと見るや長い距離を上下動した攻撃参加への意欲も目立つ。
徳永、長友の牙城に立ち向かう準備は万全だ。
最後尾を支えた権田の充実ぶりにも目を瞠った。
ハイボール、ミドルシュート、引き気味のディフェンスラインゆえにエリアにボールが飛んでくる回数は少なくなかったが、抜群の安定感を誇った。
ポジショニングの良さを感じさせ、シュートにしろクロスにしろ、無理な体勢で処理することがほとんどなかった。
特筆すべきは足元の巧さだろう。
これまたセントラルハーフのところで、最終ラインからの引き出しが満足に出来ない中、バックパスの頻度はかなり高かった。
しかし11人目のフィールドプレーヤー足る、堂々とした足捌きで窮地を脱するキックを続けた。
守備面の処理での成長もさることながら、この足元のスキルで今、塩田との争いでアドバンテージを保っているのではないだろうか。

さっきから窮状の槍玉に挙げてしまっているセントラルハーフのコンビ、羽生と徳永だが、よくやっていたと思う。
確かに後方からの引き出し、マイボール時の時間の作り方、展開力とどれも厳しかった。
だが最低限、自分たちの持ち味を出してできることをこなしていた。
徳永は対人の強さ、中盤でも1対1では負けないという球際の厳しさが見て取れたし、羽生はあの位置でいつもそうするように、運動量を生かしてバランスを維持。
ともに失点しないこと、守備を第一義にしていたゆえにおのずとポジションが低くなり、前線との絡みはおろか、中盤を空けてしまっていたのは大きな反省材料だが、このスクランブル状態で多くは求められない。
しばらくこのコンビでいくことは考えられるし、今日の出来をベースに積み重ねていってほしい。

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物足りなさとできること、両面を見せてもらったといえば、オフェンシブハーフの2人もそう。
期待の新戦力、松下はそつなく開幕戦の舞台を戦った。
開始1分の頭にどんぴしゃで合わせたフリーキックを始め、セットプレーの過去にない期待感を抱かせてくれる右足は確かなものを感じる。
運動量も多く、守勢に回る時間も多かった中、左サイドで上下動を厭わない姿勢は好感が持てた。
マイボールの処理として、長友とのコンビネーションが良くなってきているのは好材料だが、メンバー構成もありつつ、少し縦に急ぎすぎるシーンが目立った。
梶山が入ってくるとまた違うんだろうけど、もう少し落ち着いたボール回しの中からあの右足でワイドな展開、アーリークロスなんかが出せるようになると、その存在感も増してきそう。
右サイドの北斗はコンディション、モチベーションともにノっている印象を受けた。
中盤を省略せざるを得ない、難しいゲームだったと思うが、マイボール時の仕掛けはチーム一、アグレッシブだった。
中央をドリブルで崩し、右に開いた達也とのコンビネーションでエリアに入ったシーン、単騎ドリブルでこれまたエリアに侵入したシーン、そして上に書いた松下のフリーキックに合わせたシーン。
何気に数少ないハイライトのほとんどに彼の姿があった。
持ち味であるパンチの効いたミドルレンジのシュート、そしてサイドからのクロスが少なかっただけにまだまだやれることはあるはず。
サイド攻撃が数、質ともに足りなかったこの試合を見ると、北斗はもっとワイドに開き、松下は絞り気味で長友使うなど、ポジショニングで解決できる部分もありそうだ。

こう、チームが高い守備意識を保ち、ポゼッションから圧をかけてきたマリノスの攻勢をしのいだ後半戦、チームに勢いを与えたのは怪我から待望の復活を果たした2人だった。
羽生に代わり梶山、北斗に代わり石川。
できれば使わずに勝ちたかったところだが、彼ら2人が入って、チーム全体が押しあがって見えたのは気のせいではないはず。
やはりセンターでの梶山の存在は大きい。
それまでなかった預けどころが出来、彼の懐深く落ち着いたキープが時間を生み、大きなドリブルが相手守備陣に穴を空けた。
まだまだ連携面、コンディションを上げていく段階だけに片鱗程度でしかなかったとは思うが、あわやというシュートを放ったり、短時間ながら10番の絶大な存在感を見せつけた。
そして石川。
大怪我からの復帰という事実を忘れてしまいそうになるくらい、軽やかにピッチを駆けていた。
仕掛けるチャンスは多くなかったものの、いやそれだけに、最後のドリブル、パスの精度は凄かった。
ここぞ、というところで仕事をしたあのプレー、いかに自分がピッチに戻ったときのことをイメージしていたかが証明されたプレーだったと思う。
まだまだ東京は成長途上のチームであり、目指すところのアタッキングサッカーを実現するために、彼ら2人の存在は欠かせない。
改めてそれに気付かされる試合でもあった。

最後のカードとしてピッチに送られた赤嶺のプレーにも触れておきたい。
出場時間短く、プレー機会も少なかった赤嶺だが、最後、平山のゴールに繋がるセンターライン付近でのポストプレー、あれは2、3回目だったような気がする。
相太へのマークが集中する中、この試合、前線で溜めなり楔が作れてなかったのは明白で、恐らくベンチで見ていた赤嶺はそこを意識的にこなしていたと思う。
中盤にも問題があったが、達也をトップで使うならば、裏への走り、サイドのスペースを作ったり使ったりと、動きの良さを活かしたいところ。
それがこの試合、達也はいたってフォワード然としたプレーに終始していたというか、最終ラインを背負わされたり、勝ち目の薄い空中戦にチャレンジしたりといったシーンが多かった。
こういった、フォワード2枚を並べるような使い方であれば当然、本職の赤嶺のほうが活きる。
平山が絶対エースとして外せないところで、達也と赤嶺に求められるもの、使い方はそれぞれ長短あって面白いと思った。

テレビで解説の金田さんも絶賛してたが、90分強、あの時間できっちり決めてきた、その準備をしてきた平山相太の集中力は賞賛に値する。
厳しいマークに遭い、また、中盤からもあまり効果的なパスが出てこない中、ぶれずに、切れずにゴールへの渇望を研ぎ澄ましてきた。
最後の値千金のゴールの前にも、松下のアーリーにド迫力の飛び込みからヘッドで合わせたり、エリア左深くに侵入しディフェンス2枚をドリブルで剥がしての右足、最終盤にきてのゴールへの意欲は際立つものがあった。
昨年のナビスコ決勝を思い出させる、長い距離をディフェンスを引き離す速さでのラン、そこからの落ち着いたフィニッシュ。
ポゼッションサッカーの貴重なターゲットマンは、高速カウンターの旗手としても大いに活躍が期待される。
爆発の予感、というよりは当たり前に、コンスタントな活躍を期待させてくれる90分だった。

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開幕戦、オフに何も書いてなかったこともあり、全体的な雑感を余さず挙げてみた。
ほとんど名前が出てこなかった長友に関しては、上がれないチーム状況も加味しつつ、まだまだこれからってところか。
とにかく梶山、米本という心臓部にトラブルが発生した中で、守備から入る戦い方は、勝ち点3を取るためにもっとも有効な手段だったし、真の優勝争いをしたい、というその言葉を現実のものとして実感させてくれる内容だった。
ともすれば開幕戦、自分たちの積み上げてきたものをお客さんに見せようじゃないか、そうやってもおかしくないし、そういうチョイスでこの2年間、失った勝ち点があったかと思う。
そういう意味でも今年は違う、城福さんと歩んできたこの2年があっての今年のチャレンジなんだということを強く感じた。

歩むべく道筋は険しく果てしなく、決して灯りに照らされているわけではない。
それでもその航海に向け、最高の船出が出来た開幕戦だったのではないだろうか。
by blue-red-cherry | 2010-03-08 08:26 | FC東京

アルビレックス新潟×FC東京 J1第34節

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2009年シーズンのJ1、FC東京の最終節はアウェーで新潟戦
「Cafe Bar LIVRE」さんのイイ意味であり得ないバスツアーで参戦。
正直そっちがかなーり楽しかったおかげで、必要以上におセンチにも、シリアスにもなりすぎずに済んだと思う。
結果としては広島の快勝で、勝ったとしても届かなかったACL出場権。
城福さんはいつも言ってるけど、リーグ戦の順位は正当な結果で、この一年は去年にも増して成長、熟成を感じる一年だったけれど、それでもまだ、アジアで戦うための準備としては足りなかった。
きっと多くの人はその事実を、しっかり受け止められていると思う。
またチャレンジしたらいいよ。

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12月の新潟、ビッグスワンは強風吹き荒れ、予想通りに冷え込んでいた。
屋根の下での観戦で、序盤は気付かなかったがよく見ると、ピッチには横殴りの雨。
コンディションはいまいちだったが、水を含んで滑りのよくなったピッチで、東京のパスがよく回った。

やっぱりというかまたしてもというか、10番がいるといないとではまったく違うチームになる。
この点だけは変わらなかった、いや、よりその重みが増したようにすら思う。
梶山本人もまた、この試合にかける思いが違ったか、ボールの引き出しにしても、守備にしても、いつにも増して運動量が多い。
ひとつひとつのプレーの強度も見違えた。
気合いが入っていたのは一目瞭然だったが、一方で冷静に、アンカーとしてのポジショニングも冴え、圧力をかけた東京のアタックを跳ね返した新潟のクリア、フィードを、ヨネとともにことごとく拾っていたのも印象的だ。
とにもかくにも東京の攻撃が、90分良かったわけではないが、前半半ばすぎの先制点を挟んだ時間帯や、後半頭の攻勢、リズム良く攻められた時間帯、その中心にいたのは梶山だった。
リズム悪いとき、前線まで追い込んでのチェイシングや、相手のプレスに苦しむボール回しを受け、2、3人を引き寄せてかわしたボールキープ、苦しい場面で身を挺したのも梶山だった。
とても手術を控えている選手、手術の必要性がギリギリのところまで高まっている選手のプレーとは思えない。
その背中はしっかり10番の背中になってきたというか、気負うのではなく、プレーでチームを引っ張る背中。
今年は改めてそう思わされた一年だったといっても過言ではないが、東京は梶山のチームだし、梶山のチームであるべきで、梶山とともに戦い、梶山がいるうちが今の東京のひとつの時代になる(もうなっている)。
のちの梶山時代である、ってやつだな。
近日に迫る手術、本当にうまくいってほしい。
この試合でも数度、足を庇うことでひとつ切り返しが多くなり、失敗に終わった仕掛けがあった。
もし来季、彼が万全の状態でシーズン戦えるのであれば、それは東京にとって最大のチャンスの訪れを意味するものであり、そのためのバックアップ、フォローは最大限に投資するべきチャンスだと思う。
贔屓目に見てるのは否定しない。
でも、梶山はJリーグにおいて数少ない、彼のために人が呼べる選手になってきたと思う。
少なくなってきたムラっ気も含め。
ほら、二郎とか中本でいう、「ブレの範囲内」っていうww

いきなり横道から入ったな。
なんとなく、この試合は押してるイメージがあって、スカパー録画したのをサクっと見てたら最後、解説の梅山さんも「サッカーに優勢勝ちというものがあれば東京」みたいなことを言ってた。
でもはっきりと東京の時間って呼べるのは上にも書いたけど、先制点前後と、後半開始直後のそれぞれ、10~20分くらいだっただろうか。
ボールは回せてたし、ある程度サイドからクロスが上がったり、シュートが打てたりはしたが、際どいカウンターを喰らってる場面も少なくない。
ただ、東京は崩しの場面で作った形も印象良く、全体のイメージを良くしている部分はある。
先制点は最終ライン、今野、平松、徳永のところに梶山が加わってのボール回しで相手をいなし、少し空いた今野から狙いすましたフィード、平山がバッチリ落として、石川よろしく右からペナへ走りこんだ北斗の鮮やかなバイシクル気味のボレー。
先制点以外では最大の決定機だった後半〇分、北斗とのワンツーで右サイドを駆け抜けた平山のマイナスのクロスに、走りこんだヨネが左足であわせたシーン。
ポゼッションからのペースアップ、中盤で奪ってのショートカウンター、どちらも東京の狙いであり、それが見事に実践されたシーンに好印象が残る。

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しかしこの試合でもやっぱり、目指す頂は高く、遠かった。
攻め手をカウンターしか持たない新潟が相手であれば、もっと自分たちの時間を長くしていかなければならない。
新潟の縦に早い攻撃に付き合いがちで、もう少し揺さぶりをかけたり、いなす時間がほしかった。

長友にしても徳永にしても、低い位置から猛然と駆け上がり、見てるほうを喜ばしてくれるシーンはあるんだけど、恐らく城福さんにしてみればもう少し高い位置取りを基本にしたいはず。
サイドバックの位置が低い。
奪ったボールは梶山、ヨネから平山もしくは達也、赤嶺のスペース、北斗や羽生が開けばそこ、と選択肢は少なくなかったが、厚みを出すにはもっともっと、SBの関与がほしい。
それはオーバーラップからのクロス、仕掛けだけでなく、ビルドアップに寄与するという意味で。

そして点を決めるか決めないか、の部分。
これはそうだな、オフにみんなで石川に聞こうw
石川が見えてたもの、石川とチームで重ねてきたゴールにヒントがあるような気がする。
でも石川がいないときに出ていた選手は、その石川とは違う個性を活かしてチームに貢献してくれた。
石川がいなくなってから、平山のプレーの幅がまた一段と広がった気がする。
この試合、後半、序盤は左に開き、カットインしてからのシュートでゴールを脅かした。
攻勢にあった中盤からは、右サイドライン際を激走し、カウンターの担い手となった。
そこに鈍重と揶揄され続けた彼の姿はなかった。
前半はトップで走り回り、後半は途中から中盤で走り回った達也は、シュートチャンスに恵まれなかったものの、その献身的な動きの価値は計り知れない。
なんだろう、ここは簡単じゃないし、この試合に限ったことじゃない。
でもカボレという絶対的点取り屋(ゴールの数に、カボレじゃなかったら決めてたという決定機を足してww)を失ってからは模索しながら、よくやってきたと思う。
人で埋めるか、やり方で埋めるか、これを解決しないと上がない、というのはほかでもない、選手や監督が分かってることだろう。

あと良かった点、ひとつ。
今野と平松の積極的なディフェンスは見てて心地よかった。
プレミアを引き合いに出すのが正しいかどうかは分からないが、東京のスタイルだとチェルシーみたいな受けて立つ形は難しい。
攻撃時、前のポジションは流動的、それに追随する形で守備陣もカウンターに備える網を作らなければならない。
アーセナルみたいに、自分から獲りにいく、前のほうはホルダーにプレッシャーをかけ続け、後ろは楔に入るところをピンポイントで狙う。
今野も平松もここのところ、楔への守備が出色で、早く、強く、見応えがあった。
ここはブルーノ(とあとあの人も)が抜ける最終ラインを、ワンランク上に上げる光明が一筋、見えたかな。

いろいろ書いたけど、苦しんだシーズン最後の試合、見合った内容だったかな。
背負うものが伺える気合いの入ったパフォーマンス、積み上げたものも足りないものも見えた展開。
でも実は、フジ投入からの時間帯は記憶がおぼろげ。
後半早い段階から椋原がガンガンのペースでアップしてて、「ああ、こりゃ城福さん、泣きながら椋原投入かな」なんて思ってたんだけど、なかなか決め手となる2点目が取れなかった82分でフジ投入。
この時点で、「城福さん、あんた漢だよっ」っと涙腺が解れだしてきてたんだけど、どっこい新潟の攻勢は強まる一方で、意外にゲームに集中した。
で、89分のサリ。
最後の最後まで、最後の一枚のカードをどうしようか、迷ってたと思うよ、城福さんは。
でも最初から決めてたのかもなー。
第4審判に引き連れられ、ライン際でストレッチする浅利。
もう半分以上気持ちはそっちにあって、なんか夢心地じゃないんだけど、心が浮ついたまんま、ネットに吸い込まれたボールを追い、喜ぶ新潟の選手たちを眺めてた感じ。
リスタートのキックオフ、サリが蹴りだして、ロングボールにサリがプレッシャーをかけて、そこから先、たぶんチャントを歌って最後まで諦めないで…ってやってたんだと思う。
あまり記憶がない。
もちろんすごく悔しかったし、まだ諦めんなって思ってたはずだけど、どこかでそうだよなーっていうか、うん、何か受け入れている自分がいたような気がする。
わかんないよね。
自分でもよくわかんないんだけど。
あー、終わったっていうなんとも言えない気持ち。

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正当な結果。
リーグ戦の順位は城福さんが口酸っぱく言ってるように、正当な結果だと思うし、この試合の結果も正当な結果だったんだなと、今は思う。
サリとフジの東京ラストマッチではあったが、ブルーノもそうだし、ほかにも試合に出られずにこのゲームがラストマッチになった選手がいるはずだ。
すべてを得ることは難しく、その中であの寒風吹きすさぶビッグスワンで思ったことは、来てよかったな、という感想だった。

これで東京の2009年シーズンが終わった。
新潟ではもちろん、今もあまり実感はない。
ファン感謝祭は法事で行けないので、動く彼らを見るのはこの新潟が、本当に今季最後になる。
思えば長いようで、短いようで、いろいろあったなー。
振り返りは別途、してみるとして、ひとまず、みなさんお疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
また来年、スタジアムで。
by blue-red-cherry | 2009-12-07 15:26 | FC東京

FC東京×ヴィッセル神戸 J1第33節

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あっという間に今季もホーム最終戦となった、神戸戦
城福さんの挨拶の前段にもあったが、今年は例年になく、シーズン開幕から最後の最後まで、いろいろありすぎてあっという間だった気がする。
そんなシーズンの、ホームで最後の試合、ベテラン2人が青赤のユニフォームを脱ぐことをファンに報告するその試合で、今季加入、酸いも甘きも噛み締めた新たな青赤選手2人の活躍を目にし、チームの移ろいを深く感じることとなった。

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終わりよければすべてよし!
っで済ませてもいいんだけど、苦しい試合の中で、光るものもあった。
トータルで見れば平山、梶山という軸を欠いた試合、とても褒められる内容ではなかったが、チーム全員、サリとフジに花道を用意したいという気持ちを見せていたし、神戸に遅れを取るシーンはほとんどなかった。
城福さんのコメントにもあったが、このメンバーで勝つことを最大の目標にした試合、相手の良さを消すことに関しての集中はしっかり出来ていた。
大久保、茂木(後半からは吉田も加わり)、スピードをもってスペースを突いてくる相手に対し、徳永、長友の両SBは上がりを抑え目、今野と平松のCBコンビも裏へのケアを怠らず、前を向かせない密着マーク。
中盤も羽生がバランスを取り、ヨネはホルダーへチェイス、草民と北斗も両サイドで上下動を繰り返した。
赤嶺と達也の前線も献身的に動き、チーム全体、守備意識の高さでまずは、神戸の機先を制した格好。

とはいえ梶山、平山を欠く中、攻撃に変化がつかず、攻めのリズムは単調だった。
前線、センターで溜めが生まれない中、後方からのフィードは縦へ急ぎ、達也と赤嶺の労を強いるものが目立つ。
もしくは奪っては開いて、クロス。
ただそれがネガティブかというとそうでもなく、そろったメンバーの中で最良の策を選ぶ、という意味で個人的には好感が持てた。
判断早く、シンプルな攻撃は実際、中盤で奪ってから赤嶺のフィードに達也が抜け出した12分の決定機など、いくつかチャンスを作れていたし、難しいときは後ろで回して作り直す、この辺の判断も羽生とヨネを中心に、よくやっていたと思う。

そんな中、攻撃のアクセントをつけたのは草民だった。
中盤、左サイドを基点にボールを引き出し、受けては一瞬の溜めののち、攻めのパス、組み立てのパス、判断の良さが目立つ。
縦横にストレートなパスに終始したチームの中で、一歩タイミングをズラしてから浮き球でディフェンスの頭越しに裏を取るスルーパスなど、そのアイデアとテクニックは異質で、神戸も掴みきれていなかった。
春先から夏場にかけてチャンスを与えられ、それなりの結果を出すことで存在感を発揮してきた草民だったが、ここ数試合は判断のズレや遅れ、中途半端なプレーがチームのブレーキになっていた。
それがどうだ、この日はパス出しひとつとっても迷いがなく、無為に自分の武器にこだわるような、無理目な仕掛けも鳴りを潜めた。
判断の遅れがなくなった分、よく見られた、近い寄せに潰される場面もなく、間とサイズのある独特の切り返しで幾度もファウルを誘った。
春先の試合でも見られたが、草民はボールの引き出しが巧い。
ドリブラーというイメージを持たれがちだが、パスサッカーにおいてボールの引き出し役の担う役割は、コンダクターのそれと同じくらい重要なもので、出し手の梶山からよく引き出していたように、城福さんはその部分を買って重用していたように思う。
ただそこから先、受けてからのインパクトがいまいち残せていなかった。
それは本人もそうだし、恐らく監督や周りの選手も思ってただろうし、何より早漏なオレたちファンがそういった雰囲気を増長していたんだろう。
焦りからか、序盤は受けては無難に叩けていた草民も、夏以降はドリブルで仕掛けてはロスト、という場面が目につくようになった。
受けてからのインパクトを残すのは難しい。
その中で自身、自信があったドリブルを選択したのは間違いではなかったが、超高校級だったそのドリブルもJ1の屈強なディフェンスを前に、壁にぶつかった。
彼の中で、冷静に見つめなおした結果が、この日のパフォーマンスだったんだと思う。
このチームにフィットした受け手としての動きはキープし、そこから先は、メンバーを外れることで視野を広げたか、いつになく広い視点で周りを使い、ここぞという場面ではテクニックも混ぜた。
個人的には、今季一番のパフォーマンスだったと思う。
早々に見切るような声も聞こえたりしたが、この日のパフォーマンスは、彼の未来に期待を抱かせるものだった。
達也や赤嶺、長友に出したスルーパスはゴールに繋がってもおかしくない。
後半6分、ファーに流れたクロスを受け、ボックス内で大きな切り返しから赤嶺に戻したマイナスのグラウンダー、あれは赤嶺が決めていれば半分草民のゴールと言われるものだった。
まだ結果を求める必要はない。
しっかりとやれること、足りないことを確かめ、踏みしめていけば大きく伸びると思う。

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草民のインパクトと同じか、それ以上のものを残してくれたのが殊勲者の平松。
あのゴールを値千金と呼ばずしてなんと呼ぼうか。
フジとサリのセレモニーも、あのゴールがなければまったく違った印象を受けていただろう。
彼にとってもまた、非常に大きなゴールだったのはヒーローインタビュー時の涙が象徴している。
彼の言葉で思い出したほど、遠い昔のことに思える開幕戦、平松はスタメンに名を連ねていた。
思うような結果が出せず早々にポジションを失った今季、悩む時期も多かっただろう。
それでも、それこそサリやフジの背中を見て、耐え忍び、磨いてきたものを大一番で疲労してくれたことに、見ているほうも素直に感動した。
前日のトーチュウの記事によれば、戸惑ったこのチームのやり方に失敗を恐れず、取り組んできたという。
この日、最終ラインからのビルドアップには欠かせない、ブルーノのポジションに入った平松だったが、足元のボール捌きは実に堂に入ったものだった。
こっちはまだまだ足元は…なんて目で見ているもんだから、寄せてきたフォワードをキックフェイントでかわすシーンなんか、勝手にハラハラして見てたくらい。
意欲的なロングフィード、成功こそしなかったがトライする姿勢も大いに見られた。
そして元来持ち味としてきた対人プレーの強さも発揮してくれた。
寄せが早く、楔のボールを受けるタイミングでは、相手フォワードの背中にびっちり密着。
ターンはおろか、コントロールミスも誘った。
カバーリングのエリアも広く、読みで勝負することもできるその姿は、奇しくも藤山を重ねて見てしまった。
思うところもあり、背負うものもあった。
だからこその涙だったと思うけど、試合中はそんなこと微塵も感じさせないくらい、落ち着いたプレーを見せてくれた。
彼のパフォーマンスにもまた、未来を期待させてもらえた。

足りないところをいえばキリがないが、梶山と平山という大きすぎる軸を欠いた中、最大限の努力をし、最高の結果を得た。
紙一重だったとは思うが、地道にやったことで運も引き寄せた、彼らの努力の結果だと思う。
草民、平松だけじゃなく、怪我明けの長友をはじめ、全員が踏ん張った。
拍手を送りたい。
こういう勝ち点3を拾えるようになることが、これから先、求められていくんだろう。
この勝利で8位から一気に5位まで上がった。
次節勝利で5位以上、広島が負けか引き分けならば4位まで上がれる。
負ければズルっと下がるだろう。
賞金圏内、昨季からの上積みを数字でも見せられる5位以上という順位、ここは死守したい。
今季ラスト、平山と梶山の気合いも高まっているはず。
何があろうと最終戦、必勝だ。

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試合後のセレモニー。
いつになく感情が昂ぶっていた城福さんのメッセージ。
はっきりいってまとまってなかったが、まとまらない思い、一言一言熱を帯びて発せられる言葉からは、彼と彼のチームが過ごしてきたシーズンの重みが乗せられていた。
いまだかつてこれだけ強烈で、真摯なメッセージは味わったことがない。
城福さんの言葉どおり、塩田の離脱、カボレの一時帰国から始まった今季、東京が味わった試練は過去、類を見ない。
そしてその都度乗り越えてきた、選手、チームの成長もまた、これまでにないものだった。
思えば今月のはじめに戴冠したナビスコカップ、あれはそんな苛酷なシーズンを過ごしてきた彼らの、努力の結晶であり成長の証なんだと思う。
城福さんの思いに、チームの歩みを思うと、胸が熱くなった。
シーズンが終わったあと、ちゃんと振り返ってみようと思う。

そしてフジ、サリのセレモニー。
最近映像面制作が充実している東京スタッフによる、メモリアルビデオの時点でもう、涙腺決壊させられた。
2人とも、共通して言えることだが、彼らのメッセージに何度「ありがとうございました」という言葉が出てきたことか。
スタンドにいた2万人の東京ファンはみな、「ありがとうはこっちのセリフです」って思ってたと思う。
ああやって、チームを去るとき、何かを辞すときに「ありがとう」をいっぱい言えることって、すごいことであり、すごい幸せなことなんだと思う。
そういう風に毎日を積み重ね、過ごしてきたからこそ、大ベテランの域に達しても「東京にはサリがいる」「東京にはフジがいる」と、言われつづけてきたんだと思う。
鍛錬、自己管理、自らの徹底した節制と、協力者たちとの二人三脚。
ことあるごとに、ピッチの内外で彼らは、「若い選手たちの模範として」と語られることが多かったが、本当にそうだったんだな、と思う。
彼らの長いFC東京人生、オレはその中の一部しか知らないが、だからこそ、彼ら2人から学んだFC東京イズムは少なくない。
オレのレプユニは8番なんだけど、サリも大好きだけど、フジに対する思いは本当に深くって、もう言葉にならないよね。
昨日もウォーミングアップのときから、何気ないとりかご見てるだけで、昂ぶる気持ちが抑えられなかった。
ほかの誰とも違う、2人だけのプレースタイルも忘れられない。
2人とも、歳を重ねるごとに進化していたように思う。
また、2人ついても、シーズンが終わったら感謝の言葉を綴ろうと思う。
藤山選手、浅利選手、長い間お疲れ様でした。
フジ、札幌に応援に行くよ。
サリ、小平で味スタで、会えそうだね。
7番と8番、永久欠番にしたいくらいだけど、2人が継いできた東京イズムは、必ず受け継がれると思うし、オレたちは語り継ぎます。
本当に、ありがとうございました。

…って新潟戦の活躍もまだまだ、期待してますよ!
by blue-red-cherry | 2009-11-29 12:32 | FC東京

ジェフユナイテッド千葉×FC東京 J1第32節

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J1第32節、アウェーで来季J2降格の決まっている、ジェフ千葉戦
最終節で奇跡を起こす、浅利、藤山、石川のために。
背負うものはいろいろあったと思うが、目の前の試合に集中できていたか、勝って4位になるための心構えはあったのか、それをピッチに描けたのか。
審判批判は妥当だと思う。
一方でこの一戦にかけるプレーという意味で、千葉の後塵を拝したことは否めない。

かなり熱入れて応援していたのでちゃんと見れてたか自信がなく、帰ってから録画を見ようかと思ってたけど、見たくないという気持ちが勝って、データを消してしまった。
思ったこと、感じたことをフィルターかけずに書き出してみる。

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迷いはあったと思う。
序盤から、千葉のほうが明らかに、明確な意思をもって、それを具現化していた。
巻が健在なうちは巻、巻が負傷退場したあとはネット・バイアーノ。
トップにターゲットマンを置き、裏に手前に自在に顔を出す新居、左右からは米倉、谷澤、アレックスらが猛然と上がってきてはクロスを入れる。
縦に早く、そしてブレがない。
対する東京は梶山を出場停止で欠き、羽生がボランチに入り、代わりのオフェンシブは久々スタメンの北斗が担った。
新しい布陣は練習を重ねてきたとは思うが、いざ実戦、勢いを持った千葉の早い攻撃を前に、後手後手に回った印象が強い。
特にプレスが曖昧で、上に挙げた、トップを追い越す、利用する縦の動きを掴みきれない。
彼らを中途半端に追うがゆえに、配給役の工藤も空きがちになり、彼のコントロールをまた追いかけてはかわされる、ショートパスでゆさぶられる場面が多々あった。
飛び出してくる人につくのか、それともボールフォルダーを潰していくのか。
中盤の4人のプレスに明確な意思統一は見られず、それぞれがバラバラにプレッシャーをかけてはかわされていく。
先制点の場面なんかはまさしくそれで、ネット・バイアーノへ入った楔のボールに全体がなんとなく寄せられ、力強いポストワークにうっちゃられ、フリーのアレックスに展開、悠々上がったクロスを新居に決められた。
試合通じても色濃く印象が残っているのが、平山のフォアチェック。
間を計りつつ、一気に間合いを詰めるそのプレッシャーは幾度となく相手のミスを誘った。
彼自身が奪えたことすらあった、このストライカーの献身を活かすべく、なんとか連動したプレッシャーをかけたかった。
メンバー変更は仕方ない。
しかし最低限、意思統一は図っておきたかった。
いや、当然図っていたとは思うが、相手とのバランス、試合の中で生まれたバランスに、できることで対応したかった。
このあたり、城福さんの「力を引き出してあげられなかった」という悔恨の念の一因かと。
守備でのタスクで混乱し、後手に回ったことから自分たちのサッカー、自分たちの個性を活かす展開に持ち込めなかった。
北斗も達也もみんな頑張っていたが、攻守両面で印象に残ったシーンがほとんどない。
後手に回り、整理がされないまま、焦らざるを得ない展開に突入してしまった。

これまた城福さんも指摘していることだが、先制されながらも下を向かず、追いついた時間の前後、攻撃面でのやりたいことはしっかり見て取れた。
これまたゴールに象徴されるが、ヨネ、羽生、達也、赤嶺と絡んですべてダイレクトのパスでこじ開けた同点弾。
この時間帯の東京は今野とブルーノを中心に最終ラインも高い位置を保ち、ボールは右から左へ、しっかりとパスで繋いでワイドも使えていた。
何より平山が有機的に絡んでいた。
序盤からの劣勢で、東京は跳ね返しながらの長いボールに終始したが、ある程度落ち着いて回せるようになってからは平山の足元へのボールが増えた。
足元に入ったときの平山はよほどのことがない限り奪われない。
ここをうまく使い、ダメならダメで攻め直す、自分たちの時間を長くする、という意図がはっきり見えた、いい時間帯だった。
この15分をどれだけ長くできるかがこのチームの分かれ道で、結局この試合に関しては、アクシデントがありつつも、この15分でしか見られなかった。

仕方がないことだが、梶山の不在に対する答えをまだ、このチームは出せていない。
彼が欠けたピースを埋めることになった羽生のボランチ起用だが、元来バランサーとして秀でる羽生のこと、大きく破綻することはなかった。
しかし、彼が引いたことで、チームが本来目指している形に対しては非常にバランスが悪いものになっていた。
羽生を欠いた受け手のメンツでは引き出しも、スペースへの飛び出しも足らず、出しどころが少ない。
そうなると梶山ほどの縦パスのセンス、技術も、梶山ほどのキープ力も持たない羽生、ヨネのセンターがプレッシャーに曝されるのは明白で、実際苦しめられた。
守備面でも梶山の存在は大きい。
ダーティに映ったのは東京応援者としてのフィルタがかかっているかもしれないが、フィジカル強く、ビシバシ当たってきた千葉のプレッシャーを前に、太刀打ちできてたのは平山と今野、徳永くらいか。
センターでガツンと当たって対抗できる梶山のフィジカルは、攻撃面では溜めを作り、守備面でも大いに貢献していたのは既知のところだろう。
羽生に同じ役は求められず、また、だからこそいつもより多くの仕事をこなそうと気負ったか、ヨネのなんでもないパスミスが目立ったのも印象深い。
あの15分、東京のサッカーができていた15分(それも梶山がいればもっと強度のパスサッカーができていた)を長くするのは間違いなく梶山というピース。
って、何年言いつづけてるのかもう、分からないくらいいいつづけてきているが、東京はどうしても梶山のチームなんだよなあ。
城福さんのチーム、今いるメンバーで、今修練しているチームでリーグタイトル、あるいはアジア進出をかなえるならば、梶山がいるうちに達成するしかない。
梶山は海外志向を口にし出しているし、なんとしても梶山がいるうちにタイトルを、なんて、試合中にもかかわらず思ってしまった。

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まあしかし、梶山がいたとしても、後半開始早々の勝ち越し弾を喰らい、平山が退場してしまうという負の連鎖を止められたかどうかは疑問が残る。
結局のところ、この試合に限っては守備面での修正は図れず、例えいい時間帯を作っても、前半の終了間際の5分で新居、ネット・バイアーノに立て続けに決定機を作られたりと、ベースが安定していなかった以上、すぐに破綻する要素はあった。
個のバランスで見ても、ネット・バイアーノに太刀打ちできるのは今野、ブルーノでギリのレベルで、ネット・バイアーノが開いたときの椋原の対応を誰かがフォローしては穴が空き、工藤や谷澤に使われたり、そもそも米倉、谷澤を向こうに東京のSBは機先を制することができていなかった。
それでも落ち着いてやれば、しっかり焦れずに繋げれば、後手に回りながらも自分たちのサッカーを描けた時間を取り戻せば…という思いはあったが、平山の退場もそうだし、それ以前に焦りがすでに見られていたのも事実。
意欲的な姿勢を見せた祐介にしても、今野を前に置く施策にしても、活かしきれなかったのはやはり、ベースの部分でのズレを修正できなかったことにあると思う。
入ってから、さほど少なかったボールタッチの機会で、ことごとく空回っていた大竹の姿が象徴的だ。
この日の東京はどうも、全体が気負いすぎというか、それぞれが気負いすぎというか、チームとしてまとまりがない印象が終始拭えなかった。

そしてレフェリングの問題。
あの場にいたものとして、フラストレーションのはけ口だったことは認めるとしても、罵声を浴びせたくなるレフェリングだったし、糾弾すべき対象だったことは疑いないと言いたい。
第一に、運動量は適正なのか。
STATSとか調べて書けよって感じだが、あえて見た感じのままで書くと、歩いてる印象がめちゃくちゃ強い。
ピッチの中央付近を歩いて、緩急付けてるんだろうけど、あれだけフィジカルコンタクトが強かった試合で、また前半の千葉、後半の東京と縦に急ぐことが多かった展開で、ホットスポットから距離を置いたジャッジはいまいち信用に足らない。
それとアドバンテージの判断。
ここに関しては前半から明らかに、東京、千葉、両軍に微妙な判定が多かった。
平山の2枚のカードについて。
退場となったシーンは真裏からの目線で、まあ背負ったら手が出がちな選手ではあるので、手を上げたのは確かなんだと思う。
城福さんも認めてるし、ビデオでは見てないが、肘が入ってるならば致し方ないんだろう。
だが、1枚目の、笛が鳴ってからのアフタープレーに対するイエローが妥当だったかどうか。
あの時点、前半まだ半ば頃だったと思うが、東京がリードしていたわけではないし、時間稼ぎの対象にはならないはず。
それもあからさまに故意というよりは、音響がこもるサッカー専用スタジアム、しかも両チームの応援も盛り上がっている満員の中で、「聞こえなかった」が通じるレベルのものだったと、客観的に判断しても、思う。
一番気に食わないのは、百歩譲ってこの判定が妥当だったとして、この判定がその後のジャッジの基準にならなかったことだ。
前半からそういった傾向は見られたが、後半早々にリードした千葉の選手、特にキーパーの岡元と、左サイドバックのアレックスはたびたび、過剰な時間稼ぎを見せた。
どちらも位置をずらしたり、ボールボーイを使ったりとありがちで姑息、ままあるものだが、平山のあれがイエローの対象になるならば、彼らの行為も間違いなくその対象となって然るべきだ。
ほかの選手にも大なり小なり、時間稼ぎのプレーは見られたが、結局千葉の選手でそれがもとで警告を受けたのは、89分の交代時にだらだらと歩いて帰った新居の1枚だけ。
これはどうにもいただけない。
判断基準のブレにほかならない。
岡田主審に関しては、審判の地位向上に一役も二役も買った人だと思うし、リスペクトしている。
だからこそ、身を引く勇気も必要だと思う。

岡田主審の定まらない笛に東京の選手がなんらかの影響を受けていたのは間違いない。
平山の退場も、試合通じてのレフェリングを鑑みると、あまりフェアに受け取ることはできない。
だが、この敗戦を審判のせい、と片付けることはできない。
クソレフリーの怒号を浴びせたゴール裏を批判する人もいると思うが、みんなそんなこと分かっていってたと思う。
薄々、誰もが思って口に出していなかったと思うけど、正直まだまだアジアを戦う体力はない。
ナビスコカップを制したことは誇るべきことだし、しっかり強化してきた成果だと、胸を張るべきことだ。
だが、長いシーズンで、ひとつのピークを持ってきて成しえたタイトル獲得のあとに、調子を落とす積年のライバルに勝つチャンスをフイにし、J2下位に辛くも勝利、来季のJ2上がりとJ2落ちに連敗するのが、今の東京の実力だ。
怪我人に出場停止、そういう自体はシーズン通じていつ起きてもおかしくない。
シーズンを制するチーム、シーズン通じて優勝争いするチームとは、そういうときこそ底力を発揮したりする。
まだ東京は、その高みに登ってない。

というのが冷静な所管。
一方で、J2落ちのチーム相手にこんな試合見せやがって!という思いも当然ある!
球際でことごとく負け、ダーティなプレーは褒められたもんじゃないし、ガツガツやるのがいいとは思わないが、キツく当たられては倒され、セカンドへの反応で一歩遅れをとる。
ましてや千葉にはここ数試合、辛酸を舐めさせられてきた間柄。
幸か不幸か今年の国立も、昨年末のフクアリも参戦できていないオレなんかはいいほうで、立て続けに煮え湯を飲まされた御仁が怒りを爆発させるのも至極真っ当だ。
上に書いたように、シーズン通じて負けてはいけない試合、こういうところで勝たないと、とか、勝てば4位だとか、そういうのを抜きにして負けちゃいけない試合ってあるよね。
なんつうか、プライドにかけて、青と赤の誇りにかけて、みたいな。
そういえば「今日は負~けら~れな~い日~だ~!」歌わなかったね。
しかもこれで千葉は勝ち逃げだからね、J2に。
緑と一緒じゃねーか!
フクアリでの悔しい思い出はしばらく、払拭できんのう。

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さて、残り2節。
リーグ戦の順位でのACL出場獲得は消滅し、天皇杯チャンピオン頼みの他力4位もかなり厳しくなった。
勝てば4位だったこの試合を終えて座った順位はなんと、賞金圏外の8位!
懐厳しいこのご時世、なんとしても賞金圏内入りは死守せねばならぬ。
正直負けた直後は2試合、浅利とフジ出せ、絶対!と息巻いていたが、2人の姿を見たい気持ちは変わらないとしても、絶対に2連勝、これはマスト。
仮に上のチームが2試合勝ったとしても(潰し合いは上の上のほうなので関係ナシ…)、新潟との直接対決に勝てば少なくとも7位にはなれる。
次節は梶山に加え、平山も不在。
もうここは、最後の意地、見せてもらうしかない。
来季の話はそれからだ!
2連勝!2連勝!
有終の美、飾ろうよ。
by blue-red-cherry | 2009-11-23 17:21 | FC東京

FC東京×ザスパ草津 天皇杯3回戦

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ナビスコ決勝との日程調整で延期になっていた天皇杯3回戦、草津戦
連戦で疲れが溜まる中、また怪我人も続出し、おまけに代表召集で主軸が抜かれる中、最大にして最低限の目標であった勝ち点3をしっかりと掴んだ。
試合全体、特に内容にフォーカスすれば低調なものだったかもしれないが、明確で、かつ簡単ではなかったミッションを達成したことだけでも評価に値するし、3つのゴールはすべて美しいゴールだった。
それに限られたメンバーの中でできること、できないことがはっきりしていたのも、次戦以降の終盤戦を踏まえれば、小さくない成果だ。

だからどうこうというのではなく、予想されたとおり、ブルーノとヨネの相棒、今野と梶山を欠いたことで最終ラインからの安定したビルドアップは鳴りを潜めた。
さすがに今野、梶山を欠いて同じ精度のビルドアップを試みるのは難しい。
佐原、浅利にその役割を期待するのは酷だ。
加えて達也も離脱。
安定性を欠いた状態で、必然的に羽生の動きがバランス重視になる中で、草民と達也の動きの量、質にもまた一定量の差があり、トップとボランチ・CBの間を埋め、ダイナミズムを生むサイドハーフにも重石がかかっている状態ではいつもどおりのサッカーを志向しないほうが正解なのかもしれない。

実際、東京の攻撃はいつもよりワンテンポ、ツーテンポ早く縦に入れてきた。
平山と祐介の2トップは迫力十分で、前線にいるだけでプレッシャーになりうる。
中盤が中盤だったので、平山も余り降りてこずに前線でターゲットになりつづけた。
祐介は体を張りつつも、平山とのバランスで、裏へ抜ける意識も高く、ヨネのフィードで何度か抜け出す形も作っていた。
これがチームの形としてベストかどうかは別として、この日のチョイスとしては間違ってなかった。
草津も草津とて、最前線、都倉目掛けたロングボールが主戦術。
熊林、松下と高精度で長いボールを蹴れる配給役からトライし、都倉が頑張って、小林が衛星でフォロー。
じゃあ中盤は何をしていたかというと、プレスをかけてきた。
前線から最終ラインにプレッシャーをかけるのをトリガーに、最終ラインからボールを預かるヨネ、サリあたりからはかなり厳しいプレッシャーを受けていた。
サイドハーフのところも同様で、サイドバックと中盤が連携してすぐに取り囲む。
これは東京の急造コンビネーションの連携不足もあっただろうけど、かなり徹底して囲い込んできた草津の出来もよかったとすべき。
草民、サリといった公式戦久しぶりのメンバーにも容赦ないプレスがかかり、彼らのところでロスするシーンも散見。
少しのもたつきでロストするよりは、強烈な前線に早々に当てるサッカーが、選択肢として正しかったと思う。

思い通りにゲームを支配できない中、ヨネの頑張りが目を引いた。
羽生はともかく、レギュラーを多く欠いた最終ライン、さらに中盤と、パイプ役でありながらどちらのエリアでも中心選手としての責任感が伝わってくるプレーぶり。
積極的に声を出し、ボールを受けては、なかなかチャレンジのスイッチが入らないチームにおいて、縦パスを入れる役割を立派に担った。
持ち前の読み、体躯、運動量でも貢献し、ヨネが攻守のセカンドを拾いつづけたことが、草津の勢いを削いでいた大きな要因と言える。
サイドバックの上がりからのクロスに代表されるように精度こそ低かったが、チャレンジを繰り返すことができたのは、ヨネの攻守における奮闘が大きい。
ルーキーに頼らざるを得ない台所事情を憂うというよりは、ヨネ自身がもはやルーキーでくくれない存在感を出していることを喜ぶべきだろう。
急造ながらロングボール攻撃を跳ね返しつづけた最終ラインとともに、守備陣の踏ん張りがあったゆえのチャレンジ、末のセットプレーからの得点だった。
まさか祐介が、と思ってたらスピード、コースともになかなかのものだったストレートに近いプレースキックが入れられ、2人のディフェンスの間を割って入った佐原がねじ込んでの先制点。
そのゴールの形こそ予想だにしなかったが、あのゴールが生まれたのは必然だった。

スコアが動いた後半。
前半も東京が先制、若干押し気味だったとはいえ、ベストとは別物の状態だったわけで、どちらに転んでもおかしくない。
城福さんもハーフタイムのコメントで「次の1点が大事」と語っていた。
その「次の1点」を取るべく、後半は開始からどちらもハイプレッシャー、切り替え早く、縦への攻撃を加速させてきた。
特に風上に立った草津の勢いが目に見えて増していて、東京は押され気味の立ち上がり。
何度か跳ね返して前まで運ぶものの、ラストパスとその前が雑で、流れは変わらない。
なかなか流れに乗れない草民は早々の51分に北斗と交代(城福さんが草民に、どんな役割を期待して出してるのか、どこかで聞いてみたい。そんな風に思ってしまうほど、存在感がない)。
そんな中で58分、ロングフィードが東京の最終ラインとゴールエリアのエアポケットに落ち、DFも塩田も反応が遅れたところを都倉に先に触られてしまい、ループシュートがゆっくり吸い込まれて同点。
力関係も考えると、嫌な流れ。

ここで城福さんは間髪入れずに梶山投入。
英断だった。
怪我を抱えつつの今シーズンの奮闘、チームの心臓は疲弊しており、休ませたかったのが本心だろうけど、流れのよくない中で追いつかれるという展開をせき止めるにはベストなチョイスだった。
これで収めどころを得た東京は、いきなり劇的に変化するほど甘くはないが、徐々に梶山という経由点を使いながら自分たちの時間を長くし、ゲームを押し気味に進められるようになった。
正直、この試合くらい、梶山なしで勝ちたかったのが本心だけど。

迎えた62分。
梶山効果、というよりは前半から積極的だった祐介の推進力で得たフリーキック。
思い切り良く振りぬいた北斗の右足から放たれた弾道は、シュート気味の無回転、ホップして落ちる見事な悪魔の弧を描いてゴールイン!
これまた想像の斜め上を行くゴールで再びリードを奪う。
祐介がこのファウルで傷んだことで73分に赤嶺と交代して退くことになったが、この勝ち越しで流れは東京に。
梶山もこの日のメンバーに馴染みはじめて、ボールが回りだす。
そして76分。
今度は自陣からゆったりとビルドアップし、右サイドに流れた梶山が小さなステップから大きく逆サイド、どフリーの羽生に見事なサイドチェンジ。
これを受けた羽生はすぐさま前進、エリアに近づいたところで、高速かつピンポイント、インスイングのクロスを送ると、頭2つは抜けた平山が高い打点で巧みにコースを変えたヘッダーを叩き込む。
3点目。
一連の流れに一切の無駄がなく、サイドチェンジ、クロス、ヘディングとすべてがハイレベルのプレーで繋がった。

この1点でゲームはほぼ決まった。
諦めない草津が圧力を強め、1失点喫してしまったのは反省材料だが、その後は下がりすぎずに守備意識を立たせつつ、マイボールになれば平山を中心に時間を上手に使いきって勝利。
4回戦へ駒を進めた。

これはこの試合に限らずシーズンを経て思っていることだが、ブルーノ、今野、梶山、米本の誰か一人でも欠けると、最終ラインからのビルドアップの強度はグンっと落ちる。
怪我前のモニがその穴を埋める一番手として控えていたが、情を挟まずに書くと、佐原も浅利もそのサッカーへの貢献という意味では厳しい。
であれば割り切ったサッカーをするのも選択肢としてなくはなく、相手との力関係ありきだが、ブロックベース、中盤以降はプレス重視のメンツで臨み、トップを活かすというのもあながちなしではないと思えた。
だが、梶山が入ってからの落ち着きとダイナミズムのバランスを見ると、今の東京には、ハイプレッシャーを続けて守備時の運動量で勝負するサッカーでショートカウンターを狙うよりも、マイボールの時間を上手に使って、そこで運動の量と質で変化をつけるサッカーのほうが、ハマるだろう。
それを考えると、梶山が使える次の4回戦はともかく、続くリーグの千葉、神戸戦は今野かブルーノ(もしくは徳永や長友を前で羽生下げるとか)を上げるのが妥当だろう。
リズムに乗れない草民よりは、いつかのジュビロ戦のクロスしかり、飛び道具がある北斗のほうに、今後の期待が高まるのも仕方ないところ。
祐介は怪我は残念だが意欲は見せた。
大竹はどうする?
椋原には疲れが見えたし、無難にこなしたものの、平松のサイドバックはちょっと厳しい。
安定感を欠いた塩田は、難しい状況だが、もう一度引き締めなおしてもらわないと。

台所事情は芳しくない。
しかし、そんな中でも、次に進む権利、これを得られたことだけで十分だ。
その過程ででてきた課題と収穫を、次の試合に向けて役立てることができる。
トーナメントにおいて、こんなに素晴らしいことはない。
次はまたしても、中3日の過密日程の中で、昇格を決めたばかりで波に乗る、仙台との対戦だ。
難しい試合になるのは想像に難くないが、この試合にも、求められるのは勝利のみ。
サポ的な発想でいくと、ここで勝ってもらえると、リーグ最終戦以降もチームを応援できるという、なにものにも代えがたい喜びを味合わせてもらうことになる。

この試合に向けて、いや、すべての試合に向けてそうしているように、現状のベスト、自分たちと相手のことを考えた現時点でのベストの準備を整え、ミッションを遂行してほしい。
by blue-red-cherry | 2009-11-12 02:33 | FC東京

FC東京×浦和レッズ J1第31節

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5年半、勝利に見放されている浦和戦
先日、このブログを書き始めたのが2004年シーズンの終わり、タイトル獲得を記せる喜びを書き込んだが、浦和戦の勝利を書くことはまたしても、ならなかった。
ここに浦和戦の勝利を書ける日は一体、いつになるのだろうか。

正直試合後はかなり荒んだ気持ちでいた。
ムラバーが激怒したという凱歌も到底聞ける心持ちではなく、審判の笛が吹かれるやいなや、スタジアムをあとにしたくらいだ(ムラバーは聞かないで消える、というわけにもいかないもんなあ)。
帰宅してもひたすら酒に溺れる、という情けない状態だったのだが、一日経って、また、録画を見直してみると、この5年半の苦杯を舐めつづけた試合の中では、もっとも勝利に近づいた内容だったかもしれない。

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固さはあった。
疲労感もあったように思う。
それでも前半は、今の状況で、ここ数試合の好調時にいつも書いていることだが、その試合の時点でのベストに近いサッカーを披露し、主導権を握れていた。
浦和のシュートをわずか1本に抑えつつ、惜しいチャンスを作れていたことが証明している。

どちらもパスサッカーを標榜しつつも、ベースになるのはスペースを与えないブロック守備。
互いに慎重かつ、集中力高く入った立ち上がり。
蹴り合う時間帯を経て、主導権を握ったのは東京。
浦和は攻守がはっきりしていて、攻守に意思が縦、縦にあったように思う。
攻撃陣は原口を除き、あまりポジションを変えず、それぞれの位置で縦に勝負してくるイメージ。
守備は守備で帰陣が早いんだけど、一気に深く戻ってくるので、全体がかなり深く引いていた。
そんなんで平山や赤嶺へのフィードのタイミングで、阿部と鈴木啓太も最終ライン手前まで下げるケースが多く、東京は米本や梶山がセカンドを収められる展開に持ち込めた。
この梶山、米本のところでマイボールにすると、今野、ブルーノまで戻したり、引いて捌きにくる平山や、サイドから顔出してサポートする羽生らとのパス交換で自分たちの時間を長くする。
その中で比較的空きやすかった裏へ赤嶺や達也が抜け出したり、要所でしっかり縦へのチャレンジも出来ていた。
ポゼッションしながら押し上げた27分、梶山の短い横パスをヨネがダイレで前線に送り、反応した達也が抜け出してクロス、このクロスもタイミングをずらす、いわばチェンジアップのような弾道で赤嶺にピンポイントで合わせたものの、ディフェンスの寄せに合い、ミートできず。
44分には羽生と達也を壁に使った今野がエリア左深くまで、怒涛のオーバーラップで侵入し、中央の赤嶺へグラウンダーで折り返すも、スピード、コースともギリギリだった赤嶺のスライディングシュートは枠を捉えられず。
セットプレーのチャンスも少なくなく、一方で浦和のカウンターに対するリスクも防げていたのは、わずかシュート1本に抑えたデータにも現れていた。

自分たちの時間を長くし、その中でゴールを奪おうという、チームのコンセプトはしっかり見せられた前半だったと思う。
もう少しリスクを冒せば、もう少し多くのチャンスを作れたかもしれない。
だが、多少なりとも連戦の影響は見え隠れしていたのも事実。
若干リスクマネジメントに寄ったか、羽生の動きがおとなしめだった。
その分達也がフィニッシュに近い位置でプレーする、ちょうど石川との関係のようにバランス重視だったとはいえ、運動量的にもいつもよりは少なかったし、お疲れだったのかも。
サイドバックも両サイドともにやや不調。
右の椋原は上がるところまではいいんだけど、クロスの精度の低さ、周りを使う判断の遅れがやや気になった。
その椋原とは対照的に判断の良さ、キック、プレーの豊富さで翻弄してきた浦和の右サイドバック、高橋峻希に押される形で、徳永も本領発揮とはいかなかった。
サイドバックの押し上げ、有機的なコンビネーションが絡めば、さらにチャンスを作ることも適ったと思うが、全体のバランスを考えると、前半の出来は上出来も上出来、といったところだった。

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MXの放送では、後半開始間際に城福さんへのインタビューが行われており、城福さん自身、いい流れでも点を取れずにいれば一発に沈む可能性もあるといった旨の発言をしていたが、そのシナリオ通りになってしまった。
それでも後半もトータルで見れば、そんなに酷かったとは思わない。
前半とは打って変わって、序盤から攻め合った後半。
開始5分で、東京は羽生の浮き球スルーパスに抜けた平山の左、鈴木啓太のクリアミスを拾った赤嶺のドリブルからのハーフボレーと、2度のチャンスを数えた。
一方浦和は、前半から元気で、かつ停滞気味の攻撃陣の中で数少ない、動きで変化をつけられる原口と高橋峻希が絡む形で右サイドから崩してくる。
この原口、高橋に田中達也やエジミウソンが絡んでくると脅威になる、というのは前半から見られていたことだし、ケアしてたとは思うんだけどなあ。
前半から続き、というべきか、東京がこの序盤のチャンスも逃して迎えた49分、右サイドを高橋と原口のワンツーであっさり突破され、マイナスの、実に丁寧なクロスをエジミウソンが落ち着いてねじ込み、浦和が先制。
高橋の壁パスをリターンした原口には、平山、羽生、米本、徳永と実に4枚の選手が釘付けになっており、その誰もがこのスピーディーなパス交換についていけなかった。
エジミウソンが前線でしぶとく強さを見せていたのを除けば、正直、ピッチ上で運動の量と質、その両面で東京の選手を上回ってたのはこの2人だけだったと思う。
だからこそ、絶対にケアしなければいけない形だった。
いい試合をしていて点を取れなかったことを反省するのはもちろんだが、明らかにゲームの中で相手のキーマンとなっていた原口と高橋の十代コンビにあっさりと突破を許したことは、悔しさが残る。

後半もそんなに酷くなかった、と書いたが、この失点から10分程度の間、この時間帯は酷かった。
攻守に急ぎすぎる、攻守がはっきりしすぎていて、うまく絡み合わない、あまり良くなかった前半の浦和のような状態。
マイボールは縦へ縦へ、急いで入れられてしまうし、カウンターを恐れたか、ボールを失えばやや下がりすぎる傾向があった。
その流れで原口が2枚目のイエローで退場。
この時点で残り時間は35分とたっぷりあったわけで、ここでこそ持ち前のボール回し、ポゼッションの中から揺さぶりをかけて穴を突きたいところだったが、依然、攻め急ぐ傾向が続く。
一人多くなってからのほうがボールを回す時間が少なくなってしまうという、明らかな焦り。
浦和は前半から、中盤のプレスはさほどきつくないものの、東京がアタッキングサードに入ってからの寄せに関しては、さすがというか、ハードに守ってきた。
それを前半の東京は、厳しければ無理をせず、うしろに下げて作り直すというやり方が出来ていたんだが…。
自滅パターンかと思われた69分、その前の達也→長友の交代に続き、羽生に代わって平松が投入される。
この交代が意外にも、チームのやり方を元に戻したように映った。
平松、ブルーノ、椋原で3バックを組み、右に徳永、左に長友のウイングバック、ボランチと2トップはままでトップ下に今野が入るというスクランブルの布陣だが、その前の10分間に比べればだいぶボールが回った。
ヒントは梶山の位置だったように思う。
攻め急いでいた時間は、梶山自身かなり前がかりで、梶山にボールが入る位置はもう、浦和の守備範囲内だった。
バイタル付近で守備網にかかると、前と左右、プレッシャーはかなりきつく、焦りで視野も狭くなっていたか、それでも前へ前へという選択をした梶山のところでロストすることが少なくなかった。
そこに今野がトップ下で入り、梶山は3バックの前、アンカーの位置に落ち着くことによって再びしっかりとしたビルドアップ、展開ができるようになっていった。
苦しい展開でも、焦れる状況でも、そんなときだからこそ冷静に、自分たちのストロングポイントを活かせるようにならければいけない。
スクランブルでも梶山が舵を取れば、ある程度形作れることが見られたのは、痛い敗戦の中で見つけたわずかな光かもしれない(といってもそれ以上に、2試合出場停止となるイエローを梶山自身がもらってしまったダメージのほうが大きいんだけど)。

梶山が舵取れたのも、あのようないびつなシステムで20分以上戦えたのも、今ちゃんの獅子奮迅の活躍によるところが大きい。
前半終了間際の怒涛のオーバーラップも凄かったが、ポジションを上げてからの25分、ピッチで輝いたのは今ちゃんと、浦和のGK、山岸の2人だった。
トップ下というよりは、ワイドにも開くし、ボランチの辺りでセカンド拾ったりもするし、中盤より前全体で躍動した。
パワープレー気味に徳永、長友からクロスが入ったり、うしろからも平山狙いのボールが入る中、徹底してセカンドを拾って攻撃に厚みを加える。
自らの攻撃性も全開で、ドリブルで侵入しても、クロスを上げても中で合わせても、いちばん目立ったのが今ちゃんってのは正直、チームとしてどうかと思うレベル。
あれだけやれてしまうと、劣勢時のオフェンスのオプションの優先順位として、ベンチに控える攻撃的ポジションの選手より上にあるというのも、残念ながら納得せざるをえない。
73分、オフサイドでノーゴールになった平山の幻の反転ボレーもエリア内、今ちゃんの粘りでこぼれたボールから。
77分にはクロスに平山が競って流れたボールをフリーでボレー、これは山岸のスーパーセーブに阻まれる。
78分には左サイドに流れて左足でピンポイントクロスを上げ、ファーでブルーノがどんぴしゃヘッダーを叩きつけるも、難しいバウンドをこれまた山岸がスーパーセーブ。
目に見えてフィニッシュに絡んだこれらのシーンを除いても今野の動きは凄まじいものがあった。
あれを見て、ただの便利屋ってのはないんじゃないかな。

とまあ、自分たちのやり方で相手を上回った前半、先制されたこと、退場者が出たことで自滅しかけた時間を経て、意地のスクランブルながら攻め切ってチャンスの山を築いた終盤、ベストではなかったが、悪くはなかったと言うしかない。
これで勝てないのが、今のチームの総合力なんだろう。
赤嶺が決めていれば、と彼を責めるのか、今野の攻撃力に勝るオフェンスの駒がいない情けない状況を嘆くのか。
どちらもあまり気持ちよくないし、たいした意味はもたない。
何よりも、そうやって今を否定してしまっては、この先に残されたチャンスへ臨めない。

この試合を終えて、相手よりうちのほうがいいサッカーをしてた、とか、もうそういう言葉はいらない。
この試合で求められたのは勝ち点3、それ以上でもなければそれ以下でもなかった。
もう、終わってしまったことは仕方ない。
状況は常に変化している。
しかし、幸いなことにリーグ戦、天皇杯、まだ何も諦める必要はないという事実は変わらない。
今はもう、例えどんな現実を突きつけられようとも、自分たちを信じて前へ進むしかない。
「5年半勝ててない」がこれで「6年勝ててない」になってしまう悔しさはどうやったって拭えない。
でも今、落ち込んだり塞ぎ込んだり暴れたりするよりは、少しでもチャンスが残されてる以上、それに喰らいつくほうが楽しいと思う。

ぶっちゃけオレ自身、カップ戦タイトルより浦和戦ダブル、なんて思うほど悔しいですが、切り替えて残りの試合に賭けます。
オレたちは、ナビスコカップを取って満足するチームじゃないんだぜ。
by blue-red-cherry | 2009-11-10 02:59 | FC東京

FC東京×川崎フロンターレ ナビスコカップ決勝

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ナビスコカップファイナル、川崎戦
前日の荒れ模様とは打って変わって、晴れの特異日らしい抜けるような青空の下、東京はクラブ2度目となる栄冠を勝ち取った。
5年前、延長、PKの末にタイトルを勝ち取ったあの試合のときは、まだこのブログを始めていなかった。
今こうして、このブログに東京がタイトルを勝ち取ったことを記せる喜びに、改めて浸っている。

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涙なき勝利。
試合終了を告げるホイッスルを聞いたとき、そんなフレーズが頭に浮かんだ。
5年前、シュートの集中豪雨を浴びた浦和戦、アクシデントを乗り越え、耐えに耐えた末に掴んだ初タイトル。
あの試合、オレは延長戦に入ったあたりから涙が止まらず、それから味スタでの優勝報告会までの記憶が曖昧だ。

目の前の試合だけに集中していたからかもしれない。
過去のこととか未来のこととか、あまりほかのことを考えずに、ピッチを駆けめぐる22人と1つのボールだけを追っていた。
90分の戦いにおいて東京は、5年前とは比べ物にならないほど、冷静に、立派に、堂々と勝利を掴んだ。

前日練習のことを書いた日記にも書いたけど、下馬評の悪さは5年前同様、相手は5年前のほうが脅威だったし、5年前のチーム状態はかなり厳しい状態だった。
だからこそ、5年前の勝利は価値のある勝利だったとは思うが、個人個人が自己の能力を出し切り、チームとしても支えあいながら相手を凌駕する様、それで掴んだ今回の勝利は圧巻だった。
石川じゃないけど、「積み重ね」と「平常心」がこの試合のテーマだった。
今季2度の逆転負けを喫している川崎相手に、同じ轍は絶対に踏まないという強い意志は、敗戦で得た経験値を丁寧にピッチに描いた。
多少のパスミスは見られたものの、序盤から(これは川崎にも言えることかもしれないが)浮き足立つ選手は見当たらない。
気負いすぎず、慎重になりすぎない立ち上がりは、互いを意識しあう両者だからこその立ち上がりだったように思う。

中央から右寄りに動きながら起点になろうとするテセと、そこへ送られるロングボールには今野と徳永がしっかり対応。
徳永を嫌がったか、左サイドに位置取ったレナチーニョとジュニーニョには、上がりを抑えた椋原が蓋をし、米本が挟む。
東京のラインはいつもより若干低めで、テセとジュニーニョにはおよそ、マンツー気味でマークを離さない。
下がったラインはスペースを完全に埋め、裏への抜け出し、飛び出しのパターンはほぼ封殺していた。
中盤の守備意識も高い。
開始から川崎のポゼッションでゲームは進んだが、梶山はアンカーとして最終ライン前にどっしりと構え、達也と羽生の両サイドはポジションを入れ替えながらも、どちらのサイドにいても上下動激しく、サイドバックと連携してスペースとキープする余裕を奪い続ける。
悔しい敗戦を糧にした、見事な守備網を敷いた。
やるべきことをただひたすらに、一生懸命に、そして平常心で、全員が遂行していた。

良い守備が出来ていたと思うが、それでも上回って穴を開けてきた川崎。
ジュニーニョとのワンツーで抜け出した谷口、一度は権田が止めたものの、こぼれ球をどフリー、がら空きのゴールに向けてジュニーニョが押し込もうとした場面は生きた心地がしなかった。
先制点がモノを言う試合なのはピッチもスタンドも認識していたし、あの場面を挟んだ数分が分かれ目だったかもしれない。
良いサッカーをしながらなかなか点を取れずにズドン、ってのはよくみてきた光景だが、苦しいときを耐えながらこっちがズドンってのはあまり記憶にない。
苦しい時間をしっかりと耐えた22分、目の覚めるような米本のミドルが、川島のセーブを弾き飛ばしてネットに吸い込まれた。
スタンドでは一瞬の出来事で、分からなかったその凄さも、もう何度も録画を見てまざまざと思い知った。
反応が遅れただけとは言わせない、強烈なインパクトと、無回転極まった脅威の弾道。
自身立ち上がりから不安定な出来だったことを吐露しているが、このあとのヨネのプレーぶりは、今季一番のものだったといえる。
ジュニーニョにレナチーニョ、テセ、憲剛。
ヨネは一人で4人をマンマークしてたんじゃないかってくらい、川崎のキーマンのトラップを狙い、かっさらい、前を向かれて正対すれば、小平のピッチに響いていた城福さんの「飛び込むな!」の声が聞こえてくるかのように、焦れることなく粘り強く対処した。
目の覚めるような先制弾、試合を決した先制弾が取り沙汰されているが、守勢の試合だったゆえに、彼が元来持ち、磨き続けている守備力こそ、強く光った試合だった。
ニューヒーロー賞はもちろん、この試合のMVPもまったくもって妥当。
底知れぬ能力が次々と開花していく様を見続けられる幸せを改めて感じている。

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事実守勢だったし、サイドバックの攻撃参加なんかはほとんど見られなかったが、ドン引きしてたっていう印象はない。
贔屓目抜きにしても、そうだったんじゃないかな。
引いてスペースを消し、最終ラインで跳ね返す、前線のテセ、ジュニーニョへのタイトマークも目立ったが、出所である憲剛や横山、谷口へのプレッシャーも非常にタイトだった。
奪ってからの判断もよく、攻撃的な守備が消極的なドン引きのイメージを拭っていたのではないか。

奪ってからのパターンは2つ。
スタンドから「オーレ!」の声が上がる、落ち着いたポゼッションがひとつ。
ブルーノ、今野、梶山のトライアングルを基点に落ち着け、縦のボールは平山に当てることで次のコースを作り、赤嶺に達也、羽生の引き出しがその次の展開を作り出す。
サイドバックがタスクを外し、リスクを冒せばよりスリリングでダイナミックな攻撃を見せられただろうが、この試合、サイドバックの優先順位はまず、対面を抑えること。
フィニッシュに繋がるような連携こそ見せなかったが、攻勢をかける川崎の圧を捌くには十分、効果的なポゼッションを見せられていたと思う。

そしてもうひとつはカウンター。
夏の好調期を迎える前、オレはこのチームに「カウンターができないチーム」という印象を抱いていた。
カボレ単騎とか、石川単騎、みたいなのはあったけど、平山のクッションを利用したり、羽生、梶山がワンクッションになってから2枚、3枚と絡んでいく、ヒディングが言ってたところの「コレクティブカウンター」の形に近いものができるようになってきたのはここ最近のこと。
そのカウンターの精度を高めてきた平山と達也が絡んでの2点目、本当に見事なカウンターだった。
この試合でも再三、セットプレーのディフェンスに寄与していた平山が、セカンドボールの奪い合いでかき出し、拾った羽生からサイドを駆ける達也へフィード、迷わず前進し、ややアーリー気味にフラット、前目を巻いたクロスにファーサイドであわせたのは、自陣で相手ボールをかき出した平山!
監督、選手ともに全員攻撃、全員守備を口にする東京の良さを凝縮したようなカウンターだった。
長い距離を走った平山は、チームでも上から数えたほうが早いであろう俊足の達也に追いつく激走。
石川の代わりという目を向けられながら、違った個性でチームに貢献できることを毎試合証明し続ける達也(この試合での走りっぷりは一生忘れられない!)。

この美しく、様々な「積み重ね」が凝縮されたゴールのあとも、攻勢を強める川崎に対し、途中出場で躍動する長友が2度の決定機を迎えている。
確かなボール回し、ディシプリンと運動量・質が融合したブロック守備、そして一撃必殺のカウンター。
何かに取り組んでは何かが出来なくなるのがお決まりだった東京が、今まで取り組んできたことのすべての成果をピッチに実現した。
個々の成長も端々に見て取れた。
シーズン前の突然の塩田の離脱で回ってきた守護神の座を、守り続けることで自信を深め、実力をつけてきた権田は、この大一番で安定感とスーパーセーブの両方を、高次元で見せ付けた。
代表組が抜ける中、20歳らしからぬ落ち着きで評価を高め、守備要因として大舞台をこなすごとに飛躍的な成長を遂げてきた椋原。
彼らの成長なくしてこの勝利はあり得ない。
代表復帰を経て、見違えるように風格が出てきた徳永、10番が誰よりも似合うようになってきた梶山、もはや日本屈指のセンターバックと呼んで差し支えないだろう、今野。
中堅どころの充実も見逃せない。
いまやチーム唯一の外国籍選手となってしまったブルーノだが、怪我に苦しんだ昨年、今季のこの活躍を予想できた人が何人いただろう。
3度目にして今回の優勝がいちばん嬉しいと語ってくれたキャプテン・羽生は、いまや押しも押されぬ東京のキャプテンだ。
マツ、佐原、難しい立場にありながら、それぞれの立場でベストを尽くしてくれる、頼もしい控え選手がいることも忘れてはならない。

涙なき勝利。
ピッチにセンチメンタリズムや過剰なドラマはなかったけれど、胸を打つ、感慨深い勝利だった。
交代出場した選手、出場できずともチームを支えた選手。
現時点でのチームの集大成とも言える出来に、筆が止まらない。

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涙なき勝利。
散々そんな言葉で引っ張ってきたけど、そう思ったのは実は一瞬だけ。
表彰式を経てのウイニングラン、ゴール裏での胴上げ。
中心にいたのは、藤山であり、浅利。
そこからはずっと、泣きっぱなし、泣かされっぱなしだった。
場所を移して味スタ、優勝報告会で満を持して口を開いた城福さんから語られた試合前日、浅利が号泣したエピソード。
「積み重ね」と「平常心」で戦い、勝利を勝ち取ったように思えた選手たちは、重い思いを背負っていた。
椋原が試合前日のインタビューで「背負っているものが違う」と答えていたのもうなずける。
城福さんの苦渋の選択の中には、サリを外すことがチームに与える影響も含まれていただろう。
サリの涙を無駄にしない。
その合言葉は見事に実践された。
見事にFC東京は、2度目のナビスコカップを掲げることに成功した。
しかしサリにとっての最後の晴れ舞台はこの一度しかなかった。
城福東京が紆余曲折を経て、チームとしての強度を高めてきたその集大成が具現化されたその試合の裏に、ベテランの涙があった事実は必然なのかもしれない。
ベンチ入りしながらも出場が叶わなかった藤山も涙した。
クラブスタッフとしての残留を求めながら現役にこだわった男のプライドからすれば、出られなかったことの悔しさが優勝の喜びを上回ったとしても、なんら不思議なことではない。
チームは生き物で、その姿は何度も何度も、様々な形のサイクルを経て変えられていく。
スタッフや、サポーターへの感謝を訴えた社長の挨拶(とシャー)。
その前に、冷え込んだ夜の味スタを温め、昼間は昼間でポテンシャルの高さで相手の海豚を圧倒したドロンパ。
浅利のエピソードの衝撃にフラフラになりながら、試合を思い出し、社長やスタッフのことを思い、ドロンパという存在にも助けられていることを実感し…クラブってこういうもんなんだなって考えさせられた。

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あ゛ー、やっぱり長くなった上に、まとまりのない文章になった。
しかももう2日後だっつうのに、情けない。
インプットが多すぎたわ、2009年11月3日は。
自分の中で租借してアウトプットするのは、シーズン終わったくらいにしたほうが良かったのかもしれない。
なにせ、まだシーズンは終わってないからね。
ナビスコのファイナルでは、その時点でベストのパフォーマンスをして、ベストの結果を得た。
これはその前のアウェー清水戦と同じ感想。
監督の対策も、選手の準備も、ここ数試合は目の前の試合でベストを尽くすことが徹底できている。
これからもそれを続けていくだけ。
それがオレたちの、クラブの未来を作っていくんだ。

ナビスコカップ優勝、おめでとう、ありがとう。

次はリーグ、天皇杯。
まだ何も終わっちゃいない。
ギザ貪欲にいきまっしょい。
by blue-red-cherry | 2009-11-05 20:02 | FC東京

決戦前日、小平グラウンド

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決戦前日、いてもたってもいられずに、小平グラウンドにて練習を見学してきた。

多くを語る必要はない。
今まで積み重ねてきたことをひとつひとつ、自信を持ちながら確かめ、来る決戦に向けては細心の注意を払う。
強調された「集中力」。
指揮官がしきりに求めた「集中力」に対し、最高のパフォーマンスで呼応する選手たち。
過緊張は見学者のほうで、選手たちは程よくリラックスし、いざピッチにボールが入ればピンと張り詰めた空気を放っていた。

状態は申し分ない。
怪我人続出、主力の離脱、マイナス要因が取り沙汰される一方で、平山・赤嶺、梶山・米本、今野・ブルーノ、中軸がここまでしっかりしているチームがほかに、どれだけいるだろう。

多くの人がこの一週間、多かれ少なかれ振り返った5年前のファイナル。
あの浦和レッズにオレたちは勝った。
あらゆる状況の変化、時代の変化を無視して、さらに誤解を恐れずにいえば、あのときのレッズは今のフロンターレより脅威だったし、あのときの東京を、今の東京ははるかに上回るチームだ。

泣いても笑ってもすべてはあと十数時間で決着を見る。
今朝、小平で見た最終準備、彼らは最後の最後まで、抜かりなく、ベストの状態に近づいている。
オレたちはただ信じ、何が起ころうがサポートするだけだ。
We are TOKYO!
カップを奪い取れ、掲げよ東京!
by blue-red-cherry | 2009-11-03 01:54 | FC東京