カテゴリ:テレビ( 56 )

Number

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「Number」最新号は南米サッカー特集。
明るいラテンのムードとは裏腹に、表紙のマラドーナのアンニュイな表情、「サッカー大国の宿命」という見出しが暗示しているように、多くの記事がどこか物悲しげな内容だった。

前任のバシーレ監督が招いたアルゼンチン代表の苦境(それでも今ほどではない)に、“神”として国民に崇められる存在ゆえか、手を挙げざるを得なかったマラドーナ。
その無垢な思いは、その思いがまっすぐだからこそ迷走の末に深みにハマり、その様は彼が現役時代に神として呼び起こしてきた様々な奇跡の軌跡があるからこそ。
記事を読む限り、協会関係の良からぬ思惑も見え隠れしているようで、その存在の偉大さゆえに誰からも進言されることのない、崇高な孤独。
しかし今のアルゼンチン代表の苦境は、この新米監督が招いた事態であることも間違いではない。
アンタッチャブルな存在であったマラドーナの神話は、彼の監督キャリアの失敗による権威の失墜で終焉を迎える…そんな結末は誰も望んでいないはず。
なんとか予選突破、ここだけは死守してほしい。
万が一敗退するようなことがあれば、それはある種、サッカー界を揺るがす事件になるだろう。

アルゼンチンの挑戦は、そんなマラドーナの話と切っても切れない内容なので、どれもが物悲しく思えてしまう。
現在、マラドーナの後継者として名が挙がるメッシ、アグエロ、テベスの3者を綴った記事も、彼らやその前に後継者と呼ばれた者たちの苦労、プレッシャーを語る。
だが、今こうして3名のスターがそろい踏みすることで、一人のスーパースターに頼らないアルゼンチン代表象が作られれば、それはひとつ、脱マラドーナ神話へのポジティブな一歩になるのではないか。
幸いなことに、テベスを兄貴分として、この3者の関係は良好な様子だ。
後継者と呼ばれるプレッシャーに晒される苦労も背負いながら、神様マラドーナを救えるのは神の子たちだけ、というのもまた皮肉なものだ。

ブラジル特集はドゥンガのインタビューに始まり、「ジーコがブラジル代表監督になれない理由」という特集。
この特集がどうにも歯がゆい。
ソクラテスやライー、ザガロといったブラジル代表の歴史に名を連ねる大御所がブラジル代表とは?を語り、ジーコのその件について答えるんだが、明確な答えはまったく聞き出せない上、結論らしい結論がないまま締められてしまう。
どうやら現協会会長との不仲とか、いろいろあるみたいだけど、これだけ銘打っておきながら、インタビューの引き出しも、素材の活かし方も中途半端な特集だった。
アドリアーノ、ロナウドのインタビューではどちらも代表への強い意欲が語られていた。
齢32にして母国で復活を遂げたロナウドの復帰…ないと思います…。

マラカナンでの狂言事件を題材にしたチリ代表のルポは渾身。
上記のきっかけを軸にしながら、ここ数年来躍進の兆しを見せるチリを鋭く描いている。
しかしこれもまた、ひとつの悲劇を元にしているがゆえの哀しさがつきまとう。
サッカー特集ではないが、ナンバーノンフィクションはプロレスラー・蝶野正洋のストーリー。
プロレスファンならばなじみのヒストリーかもしれないが、浮き沈みと常に影の漂うスターの物語がこれまた、物悲しい。

秋の訪れとリンクして、なんとも寂しい気分を感じる号だった。
by blue-red-cherry | 2009-09-22 23:38 | テレビ

24 リデンプション

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ようやく「24 リデンプション」を見た。
単発の2時間ものと思いきや、しっかりシーズン7への伏線は走らせていて、見たい度は高まってるし、相変わらずよく出来てるなあ。
気がつけばシーズン7のレンタル開始が7月に迫っており、いいタイミングで見たな。
すっかりどきどきキャンプなジャックだが、字幕に限るね、「24」は。



本当にすまないと思っている!
by blue-red-cherry | 2009-05-26 18:26 | テレビ

LOST シーズン4

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正月開けから見始めた「LOST」シーズン4、雨で引き篭もった今日土曜、見終えた。
今回は脚本家ストの問題もあったりしてシーズンで14話っていう短縮バージョン。
今日見た6巻と7巻借りるタイミングでそのことを知ったのでショックでかかった…。
3のエンディングで示唆していた通り、今までの過去と今を繋ぐフラッシュバックではなく、未来と今を行ったり来たりするフラッシュフォワード手法。
これがまたいくつかの謎を明らかにしつつ新たな謎をいくつも生み出すスタンスで…この話数じゃ短すぎるでしょ!



海の向こうではシーズン5が放送中
by blue-red-cherry | 2009-01-31 23:43 | テレビ

誰も守れない

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フジテレビの土曜プレミアムにて「誰も守れない」を見た。
連れに聞くまで映画「誰も守ってくれない」との関連性も知らず、純粋にやたらキレイなフィルム使ってるドラマだなーなんて思いながら見始めたが、佐藤浩市に松田龍平、好きな俳優の組み合わせで随分と楽しめた。

時代遅れのマル暴担当2人がカウンセラー、ネットと、任侠以降の時代の事件に巻き込まれていく。
有体といえば有体なシナリオ、だがそれがいい。
古さが足を引っ張らない。
佐藤浩市の発するダンディズム、松田龍平の危うい雰囲気、どちらもブレがない。
良さげなフィルムのおかげで2人の演技もより映える。
くすんだ感じの色味が続く池袋の風景が、演技派をより深く、色濃く映し出す。
そうそう、いまだかつてまったく興味を持ったことがなかった木村佳乃に色気を感じてしまったのもそのせいさ。

演者がいいから、全体的な印象も良く映る。
クライマックス前のヤマ、シャブ漬けにされた松田龍平と、その彼と正対して救おうとする佐藤浩市の掛け合いは迫真。
苦悩するダンディズムと、鬼気迫るリアリティを感じさせるギリギリの危うさ。
あのシーンだけで見る価値あったな。
弱さと強さ、どっちもあるからゆえのハードボイルド。
スクリーンで見たとしてどうだったか、ってのはあるけどタダで見れたのはおいしすぎる内容だったかと。

このスピンオフと映画、セットで考えたら映画館で見るだけのお金を払う価値はあるかな。
つかここまで来たら正直、見たい。
でもなー、こういう類の映画って、被害者のほうにしても加害者のほうにしてもエグいんだよなあ、遺された人たちの話って。
by blue-red-cherry | 2009-01-25 00:28 | テレビ

LOST in 8:15


ついに「LOST」シーズン4に手をつけてしまった。
1話からグイグイ引っ込まれる展開で、数ヶ月のブランクを一瞬にして飛び越えて、あの世界観に取り込まれた。
しばらくは睡眠時間を削る日々が続きそうだ。

それで前シリーズとのブリッジ、「24」みたいにオリジナルストーリーを見せてくれるんじゃなくって、「LOST」の場合は物語の中心である墜落した旅客機「オーシャニック815号」にかけて8分15秒にシーズン1~3をまとめたダイジェストが用意されていた。
このダイジェスト、ただでさえ長い時間を振り返るのが大変だっつうのに、「LOST」に関してはキャラ立ちしまくりーの各キャラに光辺りまくりーので、もはやコマ割りのフラッシュ見ているみたい。
それにいちいち「ジャックは医者 怪我人を治してリーダーに」とか、「一発屋のバンドマン・チャーリー シャブ中」みたいにあえて棒読みな説明がついてて笑えるのよ。
上の動画の英語版でも分からないでもないけど、シーズン4の1巻のレンタル版についてた日本語版だとより受けるのでぜひ観たれし。
いくつか抜け落ちてた記憶もあるし、キャラ並べるだけでもその記憶が甦ってきた。
数字の繋がりで引っ掛けた企画だけど、ホントよく出来てるなあ。

さ、今日も早く帰って続きを見なきゃ。
by blue-red-cherry | 2009-01-20 16:41 | テレビ

流星の絆

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夏、秋と休んで久しぶりにワンクール通しで見た、「流星の絆」
もう初回からクドカンらしい演出で原作ファン涙目、な感じだったが、IWGP同様原作を知らないのでこれはこれで楽しんだ。
とはいえ「嘘とダイヤと~」みたいな劇中劇スタイルが必要だったかどうかは個人的には疑問。


Beautiful Days /嵐


残念なのは最後まで戸田恵梨香のデミオダンスが見られなかったこと
by blue-red-cherry | 2008-12-25 11:04 | テレビ

M-1GP2008

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ちょっと早めの「M-1グランプリ2008」を視聴。
M-1つったらクリスマスってイメージだったんだけどな。
しかしCWC決勝は見事に煽りくらっちゃって、まあご愁傷様でした。

無言の笑い飯高採点からしてなんかきな臭い感じだったけど、「好みの問題」って言っちゃだめでしょ、紳助さん。
グルメも含めて大きな括りでのエンタメ評論に明確な正解はないので「好みの問題」はひとつ、正論なんだけど、アンタ以外のみなさんが「突っ込みまでのフリが長い」だのなんだの、頑張って司会者然としたコメントを苦心して出してんだから、審査委員長がいちばん最初に匙投げてどうすんの。
7人の総評による点数だからあれがすべてじゃないけどさ。
M-1もひとつのタイトルでしかないし、色っつちゃあ色だからいいとは思うけど、言わなきゃいいのに、ああいうことは。

話を戻してネタですが、やっぱりトップバッターは本当にキツイ。
ダイアンは華のなさも災いしてたと思うけど、あのサンタネタは去年に比べたらだいぶ敷居も低いし、キャッチ-でリズミカルだった。
でもあれに90点だしたらそのあとどうすんの、的な。
一発目にNON STYLEとかオードリーとか、ほぼ好きのない爆発的な笑いが来たらどうなるんだろう。
トップバッターのインパクトでそのままぶっちぎっちゃう大会も見てみたい。
笑い飯の評価が結構高いけど、オートバックスのCMには向いてると思うけど、いまいちフィールできなかった。
変えてきた、と言う割りには中途半端だったような。
闘牛ネタとカマ掘りネタ、単純に並べただけじゃん。
ネタの移行期に混ざってたとこは結構面白かったのに、最後はいつもの。
確かにある種の自虐ネタだったけど、自分たちのスタイルをいじるのであれば、もっと壊すくらいしないとインパクトに欠ける。
もともと壊れてるんだから、もっとはじけてほしいのに。
暫定ボックスから落ちるときの「思ってたのと違うー!」がいちばん面白かった。

モンスターエンジンとパンチは華麗にスルーしてww、U字工事の安定感、よかったなあ。
清々しかった。
発声もリズムも、つい先日「レッドカーペット」でネタ落ちたのやってたけど、そんなヤツラが堂々たる漫才。
県民ショーは新鮮味に欠けちゃうのがどうしてもあるから、これからどうするんだろう。
キングコングも…華麗にスルーしようww

決勝に残った3組はどれも本当に面白かった。
ナイツの1本目ジブリ、2本目スマップと、生放送でやるには少々スリリングな題材と、裏腹の落ち着いた運びがナイス。
後半のシモに走って地味に上がってくオーガズムもたまりませんな。
寄席で年寄りがにやけている図が浮かぶ。
何度見ても笑えるところというある種究極の美点がM-1向きじゃないんだろうな。
一方でキャラものキワモノが紳助の反応を出すまでもなく足を引っ張りそうだったオードリーもバカ受けだったね。
一発噛んだくせに自信満々な春日の覚悟感がビンビン伝わってきてて、正直優勝して泣く春日が見たかった。
でもあの場あの状況で噛んだ相方をマジでディスりながら、倍のセリフをきっちりこなす若林の実力が認められたんじゃないかな。
垢抜けないけど、巧いよねえ。
で、巧かったのがNON STYLE。
石田も井上も超巧い。
まさしくM-1受けしそうなスピーディでリズミカル、かつ笑いの回数がひたすら詰め込まれたクラシカルなスタイルながらも、石田のボケ、井上の突っ込み、ともにキャラ立ちしてるしどこかスタイリッシュ。
瞬発力ハンパないよね。
一気にもってかれたんだけど、さっき今日テレ朝の番組で昨日のネタ再現した動画見たんだけど全然笑えなかったww
どうでもいいけど、井上は超Jリーガー顔だと思う。

ポイズンガールバンドとか、千鳥とか、シュール系のスタイルの芸人がいなかったこともあり(あ、パン(ry)、終始笑えた(あ、パン(ry。
なんだかんだいってもあの緊張感は「レッドカーペット」でも「エンタ」でも見られない。
お笑いもまた、生観戦に勝るものはないんだろうな。
来年はお笑いライブデビューをぜひ、と誓った2時間でした。
あと、森田まさのり先生の漫画もチェックしようと思います。
by blue-red-cherry | 2008-12-22 22:48 | テレビ

ガリレオθ

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休日床に臥せってると、テレビを見るしかすることがない。
「ROOKIES」と「ガリレオ」のSPドラマをはしごしたが、すでに各所で叩かれているように焼き直しの「ROOKIES」は論外だったが、「ガリレオθ」は映画を意識したかムダに豪華なゲストといい、ストーリーの作りこみといい、予想外に面白かった。

回想シーンで湯川を演じた三浦春馬。
最近ホントよく使われてるけど、確かにカッコいい。
一方であのデフォルメされた湯川、三浦がなぞれる福山の存在感も改めてさすがかなと。
長澤まさみのトゥーマッチな感情表現もどうしたものか。
あんなキャラじゃなかった気がするんだけど。
それこそ「優しい時間」のときとかの清純な感じは一切消えたというか、なんか色気がムンムンすぎる。
ビキニの行でマジ期待した人、いるはず。

えっと、本筋だけど、エピソードゼロ的な手法もすっかり定番化したな。
ドラマでも映画でも、時間が限られているから描ききれないエピソードは十二分にある。
その行間をユーザーに楽しませるのりしろとするかどうか、意見の分かれるところだと思うけど出来がよければいいよね。
作りは連ドラ期を踏襲しつつ映画版への伏線も張った予習復習どっちもいけるテキスト。
渡辺いっけいをはじめとしたユーモアでオブラートに包みながらも救われない感じは映画のストーリーを暗示してるし、期待させる。

正直ドラマのSPで良いかと思うが、映画のほうも俄然見たくなってしまった。
いい客だ。
by blue-red-cherry | 2008-10-06 19:52 | テレビ

キングオブコント2008

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バナナマン「朝礼」

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ロバート「トゥトゥトゥサークル」

「キングオブコント2008」
決勝にたどり着けなかった芸人に審査させたりとか、さらに決勝は戦った自身、ベスト8に審査させたりとか、M-1やR-1との差別化を計ることで新しい価値を見出したかったんだろうけど、どうにも。
ギミックが過ぎたかな。
番組自体のクオリティがあまり出来のよくないコントのような、微妙な空気。
単純に予選でのバナナマンの「朝礼」とロバートの「トゥトゥトゥサークル」がオモロかったから結果が納得いかなかっただけかもしれんがな。

しかし朝礼とか卒業式とかサークルとか、学校ネタが多かったな。
バラエティ自体かお笑いか、はたまた見るほうなのか、脳みそが学生レベルってことなのか?
♪ お も し ろ け れ ば
♪ い い け ど ね
(もちろんトゥトゥトゥのリズムでww)
by blue-red-cherry | 2008-10-06 13:10 | テレビ

学校じゃ教えられない!

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日テレの土曜9時以外ってことは水10か、とすっかり油断してたら火曜じゃねーか、「学校じゃ教えられない!」
CHONOさんの後塵を拝したが、オレも待ってましたよ、深田恭子アワー。

初回ですべてを語るのは早計だが、めぐるほどの深キョン祭りは期待できそうもない。
会見とか、それ周りの反応とかで煽るほどのお色気も期待できそうもない。
しかしこの初回、おねいさんでありながら、パツンパツンでありながらも感じられた天然素材な清楚っぷりは嬉しい発見だ。
いまどき長めのスカートとショートカット、それにチャリンコでこんなに萌えあがることも珍しいのではないか。

家族で見るには気まずい場面続出な感じが狙いすぎな部分もありつつ、ラストのほうでのグループ交際の加速度にちょっとワクテカしてみたり、確かに打ち切りが怖いww
学園ものっつうことはイベント盛りだくさんなわけで、いろんな表情の深キョンに出会える可能性は高い。
注意深く見守ろうと思う。

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……正直、嬉しい。
by blue-red-cherry | 2008-07-16 18:21 | テレビ