U-31

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ジャイキリの原作者(絵じゃなくて案のほう)が03年と04年に発表したサッカー漫画、「U-31」を読んだ。

鳴り物入りでJリーガーになり、アトランタ五輪で活躍後、スペインへの移籍のチャンスを逸して東京にある名門クラブへ移りその後転落…。
サッカーファンなら誰もが知ってるあの彼をベースにしてるのは間違いない。
プレースタイルもトップ下からの突破力と得点力、彼の持ち味だ。
違うのは歩んだ道のり。
目に見えぬ衰えと向き合わないまま選手生活を送った主人公の河野は、いつのまにかポジションを少しずつ下げ、パっとしないボランチに成り下がっていた。
現実を受け入れぬまま迎えた27歳のシーズン途中で戦力外通告を受け、古巣へ逆戻りすることに。
これを転機に彼は現実、そして自らを支えてきたサッカーとの繋がりを真剣に見つめ、サッカーへの執着心を取り戻し、U-31プレーヤーとして前を向いて戦っていく。

実際のJや日本サッカーのおかれた03年、04年とリンクして物語は進む。
02年のワールドカップバブル期をスタート、そこで河野はどん底から立ち上がるんだが、その場、戻った古巣はジェム市原ww
対戦相手にも仲間にも見知ったような名前が並ぶが、衰え始めた自分を見つめ戦い始めた第1章、オシムと思しき将を得て深みのある選手へ成長していく第2章、どちらも読み応えがある。
サッカーを見続けているものからすれば真新しいことは特にない。
だが必殺シュートも日本人離れしたルックスももたないベテラン選手が挑むプロサッカーの世界を改めて描かれるとグっとくるものがある。
最後のドーピングうんぬんの話だって、それはそれでストレートなメッセージだろうけど、オレとしてはサッカーは体だけじゃないんだぞっていうメッセージとして受け取った。
つか、U-31はベテランじゃないよね。
2巻で27歳から31歳、最終的には31歳でもドイツワールドカップをあきらめずに…というところがクライマックスになるんだけど、31はまだまだやれるでしょ。
フジもサリもいくつだと思ってんだww

網本さん、いいねえ。
これからもサッカーのうわべだけじゃない魅力をいろんな角度から世に教えてってほしい。
キャプ翼で夢のある世界を知ったら、こういう話で夢と現実を近づけるのもいいんじゃない?
by blue-red-cherry | 2008-10-25 16:57 |
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