Number

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まんまとサッカーネタでつかまされてる「Number」、今回も買ってしまったわけだが、面白かった!

俊輔、松井、長谷部の海外組インタビュー、と並べると「鍋っちFC」的なものが脳裏を横切ったりしてしまうが、それぞれに熱を感じる骨太な内容。
三者の発言(や聞き手の構成)であえて共通点を見出すならば、「変化」か。
欧州での個の挑戦を続けてきた俊輔が今、求めている組織のあり方。
右肩上がりのフランス生活で訪れた不遇の時を乗り越えんとする松井。
先日のカタール戦で見せたプレー同様、長谷部の発言に漂うのも充実、そのものだ。
変化の裏にはきっかけがある。
そこを紐解くには誰かの問いかけが必要で、知るためにはその場が必要で、これは求めてた感じ。

中澤の独白新連載も面白い。
選手の一人称の語りでこのボリューム、随分前の宮本のもそこそこだったが、ブログで多少のメッセージを発してるものの多くを語るイメージではない中澤を持ってきたのが面白い。
でもって初回、それも冒頭から来季の移籍を宣言するような意思表明から始まったのにも驚かされた。
この連載は目が離せないかも。
むしろ移籍フラグなのかもな。

そうそう、日本代表特集というよりは、アジア予選特集なんだった。
サッカー異境・アジアを知るという意味では、小ネタを集めた亜州サッカー新聞という企画も(サウジの異端児!アラビアンドリーム)良かったし、何よりカタールサッカーの話が面白かった。
もうとにかく金満、突き抜けすぎて理解不能、なのか金持ちの思考としては真っ当なのか、次元が違う。
韓国とオーストラリアのインサイドレポートと銘打たれた記事よりも、根幹の国民性から問うたカタールの記事のが面白かったかも(韓国の内情具合がレポと朴智星のインタビューでは若干温度が違って見えるのは興味深かった)。
番記者による覆面座談会、「アジア苦闘史」はかなり笑える。
歴代監督に川渕に中田ヒデ、エグ目なことが次々に、しかも超ライトに語られてて笑える。

本筋とは外れたところでも、マラドーナの就任初戦レポもなかなか面白かったし、前々週から続くオシム独占インタビューは後半のほうがグっとくるし、何よりJリーグ好きにとっては家本審判を追ったナンバーノンフィクションは見逃せない内容だ。
個人的には例えばゲーム前の主審発表でブーイングやエーイングをするのは無粋、ただし微妙な判定をされるとあっさり我を忘れるんだが、これはこれで印象、というか彼を見る目が変わってしまうかもしれない。
サッカーは選手、監督だけのものではないし、こう、じっくりと焦点を当てて語ってくれると読みがいもあるし得るものもデカイ。

久しぶりに内容厚くアツい特集だった。
この調子で、紙媒体のプライドをいつまでも魅せつけてくださいな。
by blue-red-cherry | 2008-12-03 22:50 |
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