ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー

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メインの宣伝用ビジュアルじゃわからなかったんだけど、どっかで見たポスターにて主役の春麗役のクリスティン・クルックがめちゃくちゃかわいかったので見てきましたよ、「ストリートファイター レジェンド・オブ・チュンリー」
見てきたといっても試写会だけどね。
自腹だったらまったく違うのりの感想文になったことは間違いない…。





突っ込みどころは満載で、原作比較なんてまず意味を成さない。
しかし和→洋の実写化については原作比較が必ずしも有意でないことは「ドラゴンボール」が雄弁に語っているわけで、それでも突っ込みどころ満載なのは映画としてどうか、という部分。
シネマハスラーじゃなくたってぶった切りたくもなりますよ、これは。

見所はクリスティン・クルックにしかないわけで、それを考えるといらないものが多すぎる。
中華四千年のクンフーが欠かせないエッセンスである以上中国人のキャストは重要人物で、英訳に加えて中国語まで飛び交う仕様自体が日本発の映画に煩わしさを感じさせるんだが、自分語りが多いんだよね。
異文化ごった煮にしすぎてて、語りがないと設定がわからないっていう。
そのくせ無駄に修行シーンをループしてたりして、あらすじの埋め込み方が下手すぎる。
ストーリーの強弱のつけ方も急すぎて面食らうんだけど、主人公のトラウマシーンではいきなり小娘の目の前で親殺ししてるとこをしっかり撮ってみたり、意味がわからない。
ストリートファイトに主眼が置かれてない点も微妙。
ボクシングチャンピオンなバイソンは局面ではその実力を見せるくせにあっさりと銃使ってくれたり、春麗の師匠・元が悪の組織・ベガルーにやられるシーンでは遠くから隠れ家ごとミサイルでやっちゃったり。
この辺は大味で済ますとこじゃねーでしょ。
序盤の太極拳みたいなフリ、全部台無しでしょ。
ラスボス・ベガにしたって最後の切り札的人質を、ろくでなしでいえば小兵二軍団の広成・弘之くらいの甘さで奪われちゃうし。
勧善懲悪なヒロイン・ヒーローものとして欠陥が多すぎるんだよなー。
これに加えて原作的な反故が発生しまくりっていう。
あー。

で、クリスティン・クルック。
彼女もうまく生かせてない。
大体あんなにかわいいコがほとんど笑わない役ってどうよ。
悩みか怒りか悲しみで、終始眉間にしわ寄せてる。
さらに追い討ちをかけるのがさ、このコ、今までのはどうだったか知らないけど、少なくともこの映画ではかなりのダイコンっぷり。
泣きの演技とかかなりキツイ。
スタイルいいし美人なだけにアクションとかはすっごく映える。
本場のカンフーガールに比べればたいしたことないかもしれないけど、スラっとしてるしキレは悪くないし、安室ちゃんにも通ずるかっこよくてかわいい感じ。
全編通じていちばんあがったのは、範囲も威力もプチだけど、スピニング・バード・キックみたいのやる場面があるのよ。
あそこはあがる。
でも百烈キックはないし、あの三角飛びしてかかとで踏んづけるやつもないし、物足りないは物足りない。
なんか微妙にしっかり演じさせようとしてる演出が、素材の良さまで消しちゃってるように思えた。
このコのかわいさだけがこの映画の救いなのに…。

ストリートファイターシリーズを映画化するのであれば、今度こそ日本で巻き取ってほしい。
カプコンもせっかくの20周年、この映画でいいの?
版権売ったし、口出しできないレベルだったのかね。
ベガは阿部寛、エドモンド本田を朝青龍とか、それくらいの本気度を見せて、過去の黒歴史を塗り替えちゃってくださいよ。
「ヤッターマン」は大丈夫なんだろうか…見るのやめとこうかな…「20世紀少年」も見てないなあ…。
by blue-red-cherry | 2009-03-09 20:47 | 映画
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