2009 J1第2節雑感

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totoもBIGもかすりもしねえ。
毎週6億円長者が生まれてるなんてにわかに信じがたい、J1第2節の雑感。

totoといえばいきなりのブックメーカー泣かせ、新潟が鹿島を破るジャイアントキリング。
試合は見てないしハイライトもちょろっとしか見てないが、矢野・ペドロ、どっちも一発の鋭さあったからなー。
つか新潟強いの?
ってことは開幕戦、相手が悪かったんじゃないの?
浦和も自力あるし、きっと次(ry

気を取り直して、鹿島はACLの余波あるだろうなんて言われてたけど、いきなりかよっていう。
ACLのほうも見てないのでなんともいえないが、破壊的な強さに見えたんだけどなあ、くわばらくわばら。
ショートカウンターの名手であってもカウンターのカウンターまでは対応できてないのか。
同じくACLの余波か、勝ちきれなかったのが川崎と名古屋。
川崎はテセがきっちり決めてるのはいいことだけど、前線のブラジルトリオは波が激しそうだし、気分屋のバイオリズムに勝敗左右されそうな予感。
京都相手の開幕戦でも固いサッカーやってたけど、神戸はそこそこ耐える力がありそうだ。
犬飼涙目な大雪の中でのJ1デビュー戦となった山形ホームのNDスタに乗り込んだ名古屋は、ACLの余波っていうよりは雪中という過酷なコンディション自体に苦しめられた印象。
でもあの状況下でグラウンダー繋いで崩すパス回しはさすが。
ダヴィが数回あった決定機のうち一発でも決めてれば…がファンの感想だと思うけど、山形GKの清水健太は神がかってたみたいだし、むしろこの勝ち点1は貴重だろう。

過密日程には一日の長があるガンバは日程をもろともしない快勝を見せた。
ゼロックスの敗戦以降は開幕戦を3-0、ACL緒戦を3-0、で2節はどん底のジュビロを4-1で一蹴。
過多気味と思われた攻撃のタレントが見事に機能している。
加地の離脱というアクシデントすらポジティブに転換できる底力は確かなもので、今後も安定した結果を残しそう。
遠藤とルーカスのコンビネーションがどんどん研ぎ澄まされていく様に、万博でガンバのネットを揺らしたルーカスとユウタのコンビを思い浮かべる。

とまあ、この辺の上位陣の試合はハイライトでしか見てなくて、今節唯一ちゃんと見たのが広島と大宮の一戦。
金やんもその爽やかさ、吹っ切れた楽しみ方は絶賛していた広島の攻撃サッカーが面白い。
ペナ付近でのアイデアは豊富で、もっとも素直なパターンを単純なクロス、ミドルシュートとしたら、1,2にスルー、ヒールにループ、繰り出される攻撃パターンは無数。
絡む人数も非常に多く、1トップの寿人に始まりダブルトップ下の柏木、高萩、もちろん両サイドのミキッチ、服部は積極的に上がるし、センターバックもストヤノフ、槙野、森脇とかわるがわる上がってくる。
そんなこんなで青山と森崎のボランチ2枚はかなりバランスどりに腐心していたようだが、迫力あるな。
なんといってもやってる選手たちがとにかく楽しそう。
その楽しさが見てるほうにも伝わってくる。
こういうサッカーって窮地に追い込まれたらどうなるんだろうって思ってたら、見れたww
ついでに調子に乗っているときにコケたらどうなるかってのも槙野のPK失敗で見れた(こっちのほうはなんか痛い青春ドラマみたいであまり気持ちよくない)。
大宮はノリノリの広島サッカーに耐えて耐えて、さすがに狙ってたであろう最終ラインの攻め上がりに猛プレスをかけて同点弾、ポゼッションではかなわぬとも、イーブンに戦えたセットプレーから逆転弾。
これ以上ない「してやったり」、だろう。
神戸も耐えられると書いたけど、大宮も面子がそろわない中、前節につづきよく耐えた。
なんでも新加入の韓国籍の選手はパク・チソン2世の呼び声高いらしい。
マトは間違いなく当たりだし、大崩れはなさそう。
対して広島はわかんないなー。
中盤でまともにやりあったらそれこそ東京が浦和にやられたようにチンチンにされる可能性は高い。
しかし弱点ははっきりしているので、狙いを持って戦えば餌食にできるかも。
生き様が諸刃の剣な広島、どう折り合いをつけていくのか興味深い。

柏×千葉、清水×横浜はそろってドロー。
上位陣も軒並み苦戦しているし、バタバタなこの春先、まだまだ春の嵐は吹き荒れそうだ。
そして早くも今季も混戦の様相。
勝ち点、1つも無駄にできないッス。
by blue-red-cherry | 2009-03-16 20:08 | サッカー(FC東京以外)
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