チェルシー×リバプール UEFAチャンピオンズリーグ 1/8ファイナル 2ndレグ

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いよいよUEFA CLも準々決勝2ndレグ。
直近のリーグ戦でのリベリーの「5点取るぜ」パフォーマンスが良かったので一瞬迷ったが、チェルシー×リバプールを選んで正解だった。
まったくもって痛快な試合。
バカ試合と呼ぶのがはばかられるような高い集中力と緊張状態が続いた末の、点の取り合いに朝からテンション上げてもらったわ。

立ち上がりから仕掛けたのはもちろんリバプール。
ただし期待した、というかそれしかないだろうといったなりふり構わず、ではなく、最終ラインやキーパーへのバックパスを織り交ぜつつ、アロンソがタクトを振るういつものスタイル。
焦らずとも自らのスタイルをくり返せば3点、取れない数字じゃない、という見立てが感じられる。
ジェラードを負傷で欠き、トーレスには徹底マークがされていたため、バイタルを使った真ん中での崩しこそ前半早々にあったベナユン→カイト→トーレスのコンビネーション程度に留まったが、逆にストロングポイントをサイドに見出したため、ワイドアタックの繰り返しがリズムを作った。
中盤の攻防はどちらも激しく、タイトで互角に近い争いだったが、無理をしないボール回しからスピードアップしてくるリバプールのポゼッションに対し、チェルシーのファウルが続く。
同じような位置からファビオ・アウレリオのインスイングのキック。
1本目、中の選手に際どいボールを合わせたのが布石になり、2本目では壁を作り、同じく合わせるボールに備えたツェフを完全に欺く高速正確キック(所謂ゴールへのパス)で、先制弾を叩き込み、3本目はまたも1本目同様にキーパーの出づらい巻き込むボールがエリア内の混乱を誘ってPK獲得。

見事としかいいようがない。
スタイルを曲げずにスタイルを貫いた末のチャンスに、フリーキックはよく曲がるっていう。
ボールは確かに良かったんだけど、立ち上がりのツェフは珍しく不安定な感じがしたなあ。
2本目裏をつかれたのは1本目の反省が過剰になったからだろうけど、フィールドプレーヤーの試合の入り方を左右するファーストタッチやファーストシュートと同じで、最初のクロスへの対応がうまくいかなかったことが尾を引いたんだろう。
PKにしてもこのビッグマッチにしては思い切ったジャッジだと思うけど、あれ、取らなくってもどフリーのシュクルテルの足元にぴったり収まってたから、どちらにしろ入ってたでしょう。
ツェフの不安定とジャッジの要素がなかったとは言い切れないが、ジェラード不在、トーレスが厳しいマークにあってた中、セットプレーで2得点は完璧だったといえる。
それでもやっぱりポゼッションが見事だったなあ。
再三指摘しているグラウンダーで速度・精度の高いグラウンダーに加え、押してダメなら引いてみるという繰り返しの臨機応変な判断にブレがなかった。
ハーフラインを越えた辺りから敷かれたチェルシーの守備網は穴がなく、かつ獲物に噛み付く獰猛さも兼ね備えていたが、そこと無理に勝負せずに機をうかがうスマートな戦い。
もちろん縦やワイドにギアを上げるアロンソの自在のコントロールはさすがで、いいペースを結果につなげるキーマンだった。

これは世紀の逆転劇が見れますよ!っと浮き浮きしていた後半、なんつうかヒディング?
前半35分にすでにカルーに替わって入っていたアネルカが後半早々、強引な突破から高速クロスを入れると、もつれるように入ってきたドログバとキャラガー、ドログバに当たったボールがレイナをさらに弾いてゴールに吸い込まれた。
これをアネルカの投入の効果と判断するのは単純すぎだが、アネルカのもらいたがりな下がる動きが徐々にチェルシーの劣勢を押し上げたことこそ、その成果だったと思う。
前半のチェルシーは自陣に鉄壁のカーテンを敷いたものの、攻撃時はドログバと両ウイングの苦しげな連携があったのみ。
セントラルの3枚は守備優先で存在感が出せず、必然的にトップと最終ラインに間ができてしまっていた。
これがねー、なんだかんだで効いてたと思う。
ドログバ頼みのクソサッカーだったチェルシーが、ドログバ頼みだけどフォローもあるし組み立てもあるよなサッカーになった。
1stレグの反省からかタイトにやれてたドログバへのマークも若干分散し、ランパードやバラックも徐々にボールに触る回数が増えたし。
そんな矢先のドログバ被ファウルから、アレックスの直接FK、ズドン。
直線からのパワー系シュート回転のフリーキックは最近じゃあまり目にかかれない代物だが、スピードもコースも申し分なかった。
頭になかったのか、レイナのポジションが前のめり気味だったのは気になったけど。
どっちも攻勢の時間帯にきっちりセットプレーで結果を出せる辺り、さすがのCLベスト8チームだと思ったよ。

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ここからのシーソーゲームはもう、戦術面での綻びや優れたところを指摘することがあまり意味をなさない。
どちらにも優れたアタックがあり、どちらにも隙はあった。
ひとつのファウル、ひとつのクリア、ひとつのターン、ひとつのシュート。
90分の勝負に打ち込まれる一瞬一瞬のドラマが青と赤の攻守をめまぐるしく入れ替わらせ、目が離せなかった。
コンディションが上がらず、徹底マークに苦しみ、ジェラードという頼れる相棒の不在の余波を一手に被ってしまったトーレスは不完全燃焼だった。
それだけに、ドログバの頼れる動きは対照的に輝いていた。
前半から五分以下のボールに体を張ってのチャンスメークを見せていたが、先制点、同点弾に繋がる被ファウルと、プレーエリアの広がりとともに結果が出始め、終ぞリードを奪った3点目のアシストには目を見張った。
インターセプトから絶妙のスルーパスを通したバラックもすばらしいが、膨らみながら相手との間を作る受け方、完璧にタイミングをずらしたフェイントと正確なラストパス。
彼が関わった3得点すべてにストライカーとして求められる要素がすべて凝縮されていたように思う。
2得点のランパードは殊勲の活躍だが、ドログバの存在感は絶大だった。
リバプールとチェルシーの差は、ドログバだった。

幾度となく心折れそうな展開で最後まであきらめずに戦ったリバプールの勇姿も忘れられない。
あまりいいところがなかったが(ベニテスになんだかんだで寵愛されてる気がする)ルーカスの運をも呼び込んだ3-3にする同点弾。
形はあれだったけど、2-3とされて準決勝進出が風前の灯になりかけたすぐあとのこのゴールは大きかった。
続けざまに奪ったカイトのヘッダーには震えた。
途中出場として、仕掛けの量、質ともに十二分の働きをしたリエラの鮮やかなクロスに飛び込んだヘッダー。
この瞬間、リバプールの奇跡を信じた人はオレ含め、たくさんいただろう。
ベナユンの献身的かつ効果的な動きはいつにも増してたくましかったし、恐れずに上がり続けた両サイドバックも果敢だった。
ランパードのダメ押し同点ゴールのあとも、エッシェンがライン上でクリアしたエンゴクのシュートといい、本当に最後の最後まで攻めてた姿と、それを支えるリバプールサポーターのユルネバは感動的だったなあ。

単純に面白かった。
リバプールとバルサってカードの響きが魅力的だったので、残念は残念。
でもチェルシーのパフォーマンスは勝利に相応しかった。
リバプールのコンディションの良さが囁かれて久しいが、チェルシーの選手もキレてるよね。
ドログバはもちろんとして、マルダやカルーもいいし、バラックが何気にかなり点に絡んでる。
ランパードは相変わらず柱だし、エッシェンの縁の下具合は相当だ。
2試合で7失点の最終ラインは不安が残るが、チームとしての充実度は高く映る。
カメラでシーソーゲームに一喜一憂する表情が抜かれまくったテリーも戻ってこれることだし、バルサ相手にもいい試合をしてくれるでしょう。

今夜は迷ってるけど…セナが出れないビジャレアルはしんどそうなので、ポルトのジャイアントキリングを期待しますかね。
by blue-red-cherry | 2009-04-15 20:26 | サッカー(FC東京以外)
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