バクマン。

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忘れた頃に「バクマン。」3巻到着。
いつも「バクマン。」の単行本を手にするときってなんだかんだで凹んでることが多く、その凹んだ気持ちをポジらせてもらってる。

個人的にはこの作品の落としどころはサイコーと亜豆の偉大なる純愛のハッピーエンドであってほしいんだけど、それとは別に、世の評価とますます合致して、展開はジャンプ編集部と漫画家の実情暴露が本格化している。
シュージンとサイコーの若き才能がステップアップするためのロードマップだけではなく、今回はジャンプのシステム(アンケート至上主義とか)にまでメスを入れるくだりがある。
ここはひとつハイライトで、サイコーたちのライバル、新妻エイジが活躍する今作、縁あってエイジのアシスタントをすることになったサイコーと、同じく志を持ちながらエイジのアシをしている福田と中井、この漫画家同士の邂逅から生まれるジャンプ改革論=面白い漫画とは?という、熱い談義がたまらない。
理詰めができるサイコーと福田を前に才能とパッションで対抗するエイジ。
結果としてサイコーの成長に繋がるのはお約束として、この談義自体は熱く、共感できるものだったし、ある種批判ともとれるこの内容を書ける作者、載せる編集者の気概に拍手。

サイコーがエイジとの邂逅に刺激されて純度を高めていく中、悩めるシュージンは見吉との仲を深めていく。
まんが道的要素が濃くなっていく中で、バランスのとり方が今回も絶妙。
サイコーとの対比で悩めるシュージン、ていうのはまんが道なんだけど、シュージンと見吉の可愛らしい愛のはぐくみ方はキュンですな、キュン。
それがまた、サイコーの嫉妬を煽ったりして、作家2人組の難しさを高校生ならではの思春期的要素に重ねて描くからエグくならないっていう。
たぶん最初の設定の段階でここまで練られてたんだろうな。
もちろんサイコーには亜豆の存在があるからブレないっていう。

単純にレベルアップ、ステップアップしていくサイコーとシュージンを見ているだけで楽しいし、エイジの天才っぷりにも圧倒させられる。
亜豆と見吉、2人のヒロインとの掛け合いも、ティーネイジ・ラブって感じでエキスもらえる。
何よりこの漫画、前向きなオーラが出まくってるからいいんだよなー。
次も楽しみにしてます。
by blue-red-cherry | 2009-06-06 11:56 |
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