![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 前に参加したのがたぶん、「We Are The Wild」(久々に聴いたらえらくカッコいいじゃないの)が出た回だから、2000年? ほぼ10年ぶりとなった「BBOY PARK 2009」に行ってきた。 あまり評判の良くなかった時期はスルーして、ラインナップを見るだけで気合いが伝わった今回から参加なんて我ながら現金すぎるかな、と尻込みしつつも、都合がついた2日目だけ。 サッカーの試合同様、写真選びで収拾がつかなくなったが、思ったより写真が雄弁だった。 常にビール片手の一日だったので、いつも以上に小学生の日記スティーロ、見てきたことをありのままに書くぜ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 曇り空、たまに陽が差し、弱めの雨が降ったりと、懸念された酷暑が避けられた日曜日。 People’s Choiceの先頭バッター、ノリキヨのライブに間に合うように起きたつもりだったんだけど、もろもろあって完全に遅刻。 アルバム結構リピートしてるので楽しみにしてたダースレイダーのステージにも間に合わず。 渋谷駅からとぼとぼ歩いた先、ステージを盛り上げていたのはDJ NOBU aka BOMBRUSH!と仲間たち。 ちょうどKGEがアルバム曲を披露しているところだった。 このざわざわした感じ、久しぶり。 次から次へとギラついた、おっかないお兄さんが出てくる。 しかも誰一人として似通わない。 KGE、JBM、ミクリスにTETRAD、JBL~宇田川ラインに、大阪から4WDとJAZZY BLAZEも参加。 面子の割合的に大阪勢は分が悪いというか、後半の宇田川チームの悪ノリなテンションに所在なさげだったのはかわいそうだったけど、チラっと聴けた4WDの迫力ヴォイスはシーダがバックアップしているというアルバムに期待させるものだった。 でもこの若手ショーケース的なステージ、ニップスが全部持ってっちゃった。 それこそ選び切れずというか、選ぶ気もなく、全部が面白くって乗っけた写真のように、一挙手一投速から目が離せない。 TETRADの作品は未聴なのでどんな曲を歌ってたかは分からなかったが、BDがタイトにかますのと対照的に、ゆらゆらと、くねくねと、自在。 それでも序盤は割りとまともに歌ってて、何年か前に見たときより全然まとも、そういえば最近は多作だし、モチベーション高いんだなあって目を細くしてたら、フリーダムっぷりは加速する一方。 つか、BDはじめTETRADの面々とかが、一回りくらい差はありそうなニップスをいい意味でいじり倒してて。 もうその絵がカオスっていうか、でもそれがあってニップスも楽しくやれてるんだろうなっていう。 「アラスカ アラスカ 鼻息荒いシロクマー」という、どう解釈していいのか分からないパンチラインをスピットしたかと思えば、終始腰を振り続け、特にムロのビートと思われる曲のときにみながキングオブディギンを称え、掘り師がなんちゃらっていう盛り上げ方をしていたら、「掘る」に反応して鬼ピストンww ステージを縦横無尽に動き回り(ゆっくりと)、挙句スピーカーの上に寝転んだあの姿は、90年代中ごろ、奇跡の全員来日を果たしたクラブチッタでのウータン公演でステージ上で酔い潰れて寝だした在りし日のODBを思い出させた。 なんにせよ、ニップスがリビングレジェンドであることをまざまざと見せ付けられるステージだった。 セクソシストとしての活動もあるみたいだし、注目したい。 そうそう、そんなニップスとがっぷりよつで、ときに無視しながらガッツリラップしまくったBDのカッコよさも異常。 ニップスを除けば期待のヤングガンズが次々と登場したステージだったけど、存在感は圧倒的だった。 まずはTETRADから、聴いてみたいと思う。 ![]() ![]() この裏では第三会議室の公開収録がサブステージにて。 オレもかなり好きなのでちょろっとのぞきに行ったりしたんだけど、すごい人気。 ゆっくり話聞くにはつらそうな環境だったのでライブ優先した(結果としてはそれでよかった)。 この日、無理やり連れについてきてもらったんだけど、彼女にとってはここがハイライト。 つか第三会議室がやっててくれたおかげで動き回れたので、感謝。 で、ずっと見てた連れによると、この日はいつもどおり話題をいろんなところに飛ばすんだけど、どうしてものりピー問題に戻ったらしい。 笑えるようで笑えない話のオンパレードだったらしく、まあほとんどカットだろうww 途中、そのジブラとマミーDが参加して、ギドラとライムス揃い踏みの一幕もあったらしい。 そこは見たかったなあ。 ステージのラッパーに「事件は会議室で起きてるんじゃない!」って言われてたってのもワラタ。 ライブやバトル一辺倒だとさすがに疲れるし、こういう企画ができることも、10年一昔というか、隔世の感。 ![]() ![]() ![]() ![]() 昼間のステージのハイライトはなんといってもジャスワナだろう。 クラシック「BLACK BOX」からの曲を中心に、メガG、メシア、ムタの2MC+1DJのタイトすぎるライブ。 音源そのままにスキルフルなライム、フロウを堪能できる2MCのラップは安定感があり、堂に入った無駄のないステージングはまさしくラッパーのそれ。 ムタのターンテーブルをしっかり活かしてくる構成にもにやりとさせる。 オリジナルトラックを入り口に盛り上げながら、セカンド、サードヴァースでは洋モノクラシックビートに切り替えて飽きさせない。 どの曲か忘れたけど、スクラッチでビートを刻んで、半アカペラ状態でマイクを回したヴァースは鳥肌モノだった。 メガGの「昔はオレもそっちだったんだから、上がって来い!」的なメッセージは、ありがちだけど、目頭が熱くなった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 適当に休憩したり、久々に合う友人と乾杯しながらブッチャーズジャークチキンに舌鼓を打ったりしてたらいつの間にか夕方。 すごい歓声が沸きあがったと思ったら、ジブラ・オン・ステージ。 初っ端は「JACKIN 4 BEATS」のリミックスで、確認したのはメガGとJBMとSLACKくらいだったけど、1曲目からライブ終盤のような大人数のステージにはびっくり。 ニップスじゃないけど、勢いあるマイクリレーの中でジブさんこそが楽しそうだったのが印象的。 「Perfect Queen」で嫁さんステージに上げちゃうテンションだったもんな。 で、そのまんまのノリで、クラシックに次ぐクラシックのヒットパレード。 「真っ昼間」、「I’m Still No.1」、「Neva Enuff」に「Mr.DYNAMITE」、NIKEのCMのヤツもやってたな。 「カラオケで歌ってんだろ!」って煽りもさすがだけど、その通りで、そこかしこで大合唱。 もう満腹ですって感じのところで今もっともアガる日本語ラップクラシックのひとつ、「STREET DREAMS」! 華と色気と哀愁があるセロリビーツが流れただけでブチアガってたんだけど、ジブさんのヴァース終わりかフック終わりかでなんと、ライムスター・イン・ザ・ハウス。 確か「キングオブステージ」リリックで宇多丸&マミーDがキック・ザ・ヴァース。 Bボーイパークのスターといえばなライムスの登場で盛り上がらないわけがない。 ジブさんとライムスはあの世代でもちょっと格が違うなあとしみじみ眺めてたら、ジブさんの粋な計らいでライムス復活の新曲、「ONCE AGAIN」。 サービス精神旺盛すぎでしょー。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() とにかくアガりまくったジブラ+ライムスターの反則ジョイントだっただけに、そのステージの途中くらいから、ああ、次のサ上ロ吉、大変だなあって思ってたんだけど、ブチかましてくれたね。 世代交代、口にする権利、あると思います。 まともにライブ見るの初めてだったけど、「オレたっちの名前はなんだ? サ上とロ吉!」の掛け合いに始まり、「バウンス祭り」、再び宇多丸登場でサ上宇多丸スワッピン、ボンクラスーパーラッピン、「MASTERSオブお家芸」と惜しみなくアゲまくる。 正しく狂ったロベルト吉野の、それでいて出過ぎないバックDJっぷりも美しい。 RYUZOを迎えての「START LINE」もカッコよかったなあ。 もうこの曲のときだけは笑いなし、純度100パーな2人のラッパーがヒップホップ賛歌を歌ってるわけで、胸にくるモノがあった。 ラストの「WONDER WHEEL」がまた、名曲過ぎてもう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今振り返ると、すごい濃密なライブを続けざまに見てたんだなっと改めて実感。 ジブラ、サ上と続いた熱は、このPeople’s Choiceのステージの趣旨、ファン投票ナンバーワンの般若がトリ、大トリ、ビッグバード。 チャリに乗って登場した般若は、なかなか顔も見せずに、斜に構え、シュールな雰囲気と鋭いブラックユーモアで刺しながら、半ば淡々とステージをこなしている…ように見えたら、「HANNYA」の中でも随一の熱さを誇った長渕調の「やってやる」で超エモい展開に。 ひたすらに拳を突き上げ、客を煽り、一体感を作り続けたフックのループは一種、異様な光景だった。 確かに何かを打ちつけるその拳は、種類は違えどブルーハーブのそれと通ずるものを感じさせた。 なんともいえないカリスマ性。 「フェイク」や「最ッ低のMC」、タイトなパフォームを決めながら、最後はフリースタイルで締める。 「ラップじゃなくてもいい」みたいなことも言ってたけど、オレの目にはナチュラル・ボーン・ラッパーって感じだったなー。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 大ラスまでは見られないスケジュールだったので、オレのBBOY PARK 2009の締めは3on3バトルの決勝。 ここでもまた、期待せずしていいものが見れた。 ダースレイダー、MASARU、KEN THE 390のチーム、対するは漢、メガG、ベスのチーム。 とにかくKEN THE 390がカッコよかった。 多分に漏れず、聞かず嫌いというか、先入観で避けていたKEN THE 390が、93やんねーとダメなのかとか、しっかり準備してこそのプロだとか、まともなラインで次々に、名うてのハーコーラッパーを切り刻む姿は痛快そのもの。 どっちが好きとかじゃなくって、オレも「ダメ、ゼッタイ」とか、自分は守るけど大手を振って言う気はないんだけど、でもそうだよね、吸わなくってもできるやついるよね、とか思うじゃん。 少なくともベスは準備不足だったし、恐持てで押す漢は普通に怖かったし、そうじゃなくて(まあそれを逆手にとってたけど)単純にスキル一本で勝負する様は潔かった。 サ上は難しいジャッジだったと思うけど、KEN THE 390の3人抜きが妥当だったと思うけどなー。 そんなこんなでオレの興味は尽きちゃったので、残りのバトルはあまり印象にないけど、KEN THE 390の音源も聴いてみようと思ったところで、終了。 思いに任せてありのままに書くと、こんなに乱文雑文になるっていうww まあ少々取り乱すくらいのインパクトがあったのは確か。 環境もあって真夜中のクラブ活動とかままならない今、ああいったデイイベントを、しかも無料で見させてくれるのは嬉しい限り。 正直金取れるよね。 でもブロックパーティーの雰囲気を出すには代々木公園が最適だし、フリーだからこその空間でもある。 物販ブースとかかなり力入ってたけど、ああいうところで還元できるといいね。 要素的にも欠けてるし、ミックステープDJがこのイベント用にエクスクルーシブ作ってきて、売り上げで勝負するとか、実利を兼ねたエンターテインメントに出来そうだ。 とにかく楽しかったです。 不満はないです。 ありがとうございました。
by blue-red-cherry
| 2009-08-25 21:08
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