ガーナ×日本 国際親善試合

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日本代表欧州遠征第2戦、ガーナ戦
ショートヴァージョンでサクっと振り返る。

結果を知った上で見てたせいか、twitterのTLで流れてた実況のログとだいぶ印象が違う。
ガーナやるな、と思えたのは開始10分くらいまでか。
アフリカ予選無失点、だけのことはあって、4-5-1の布陣は綺麗にそろい、整った陣形。
最終ラインとボランチでワイドとバイタルまでを埋める。
それでいて屈強な体躯を活かし、単純な放り込みや、特に中央に強い人間をそろえていたので、楔のボールを繋がせない。
奪ってからのビルドアップもしっかり繋いでくる。
最終ラインからボランチ、センターハーフからトップ下の位置、中央でプレーしたエッシェンを経由して、サイドハーフ、トップのギャンを使ってくる。
全員胸板ハンパないガーナだったが、その中でもエッシェンの体のつくりは異常で、ドラマや映画で見る洋館に飾ってあるような甲冑がユニフォーム着てるみたいだった。
それでいて足元うまく、体の使い方もうまい、さすが世界トップクラスのプレーヤーで、いい体勢で持てていれば日本の中盤の選手3人が束になっても取らせなかった。

でも、ものの10分。
あとは流れの中で崩されることもなかったし(後半の失点も含め、繋ぎやコンビネーションで崩しきられた印象はない)、むしろ日本のパスワークについてこれないシーンが続いた。
12分には最終ラインと並んだ前田の飛び出しと、ハーフライン手前からアウトサイドで思い切った闘莉王のフィードがぴったり合って決定機、前田はトラップからシュートまで、悪くないコントロールだったがシュートはニアすぎて枠外。
これはまずまずのトラップだったが、もっとぴったり止めないとアフリカンは寄せてくる、というサンプル例。
14分には自陣から長谷部が岡崎に当て、落としを俊輔がダイレクトでスルーパス、2、3人のガーナディフェンスの隙間をスルスルと抜けたグラウンダーのボールに憲剛が反応してダイレクトシュート。
狙いすぎたか、こちらはファーのポストの向こう側に逸れていった。
その後も憲剛、俊輔がエリア外からミドルを放ったり、駒野のサイドからは数回、クロスも上げられていた。
ひとつにこれは、ガーナの4-5-1があまりに綺麗にそろっていて、それに対して日本の4-4-2が形的にも数的優位、さらにはポジションを崩すので、ついてこれてなかったように思う。
エッシェンのポジションと遠藤・長谷部がマッチ、憲剛と俊輔はワイドから中、中からワイドと動き、サイドバックとよく絡むので、バイタルは埋められるガーナのボランチが掴みきれていなかった。
この形で遠藤と長谷部のところが空き、さらにそこに俊輔が下がってきて捌くので、ボールはよく動いたし、ダイレクトやサイドチェンジが決まれば穴は空くので、チャンスもそれなりに作れていた。

ひとつ、実況組とまったく同じ印象なのは迫力不足、のところか。
エリア内と中央だけは完敗だった。
フォワードへのマークはタイトで、基点にさせることを許さない。
それでも大和魂か、潰れることで上に挙げたような中盤、サイドに活躍の場を与えた、という見方は出来るが、立ちはだかる褐色の壁を前にして、所謂フォワードの仕事を求めるには岡崎、前田ともに役不足、もしくは過負荷。
正面からぶつかっては弾き返されるシーンが目立ち、逃げることもままならなかったため、それぞれ1度づつの決定機を除けば消えてた印象が強い。
確か俊輔辺りは2トップに好感触という旨の感想を話していたが、つまり潰れてくれればいい、ということなのかな?
であれば中盤はもうちょっと、憲剛だけでなく、長谷部と遠藤辺りがフィニッシュに絡んでこないと難しいだろう。
つか、日本のパスワーク、ダイレがハマるとついてこれないレベルのコンディションであっても、密着しての対人プレー、限られたエリアの中での接近戦ならば最後の踏ん張りで跳ね返せる、ここだけはアフリカの雄らしさを感じられた、かも。

って何が言いたいのか分からなくなってきたな。
鬼プレスも反省したか、相手の低調なパフォーマンスに合わせて抑えたか、適度な調整はされてたと思う。
悪くはなかったと思うんだよな。
前半は長友のハンドくらい。
中央が消されたのは、それを知るための45分だったかと。

で、後半なんだけど…なんだろ、ガーナというチームの実力が全然分からない、オランダ戦もそうだったけど、日本との対戦が多いわけではないので相対的な物差しもないし、ほかの列強と比べて絶対値を測るのも難しい。
だから局面で見ていくしかないと思うんだけど、はっきりしてるのはCBのまずさだよね。
パント1本で中澤とギャンが1対1になってしまい、そこで個の力の差でねじ伏せられた2点目、あれはまだCBだけじゃなくって、前がかりになったとき無駄に両翼上げっぱでいいのか、とかチームとしての守り方の問題としても捉えられる。
問題は3点目のほうが根深いと思う。
これまた差をつけられて、1点返して前がかりになるのは分かる。
中澤が前へ出るディフェンスも、アジアレベルではあるがチームとしては折込済みだろう。
だが、あの形でセンターライン近くまで押し上げて、ラインに相手フォワード組み込むような駆け引きの状態ならば、コントロールしたCBがオフサイドを取らなければならない。
取れないならば、食いつく、追いつき追い越さなければならない。
もしくは中澤のほう、深追いするならば周りを巻き込んで、あの形、よーいドンのパスを出させてはいけない。
どっちもリスクマネージメントが中途半端。
これが日本のファーストチョイスのコンビか…という思いを抱いた人は少なくないと思う。
なぜかなんだか、足元の技術と攻撃性を買われてか闘莉王は高い評価を得てるみたいだけど、中澤の試合後の顔、超厳しい顔してたね。
ヤバイって思ったんだろう。
ここで中澤ガツンとやられといての荒療治、とかだったら岡田監督、寵愛しすぎでしょ。
いまさらここで言うまでもないが、こんだけ不安なプレーを見せたCBをフル出場させ、遠征の課題とされていた第3CB候補の岩政、今野は結局一度も試さずに終えるっていう。
もうここに関しては謎、謎以外のなにものでもない。
つかマスコミのみなさんは、俊輔×本田⊿の分かりやすい格好のネタばかりに食いついたり、逆転勝ちという上っ面ばかりを扱ってないで、この今遠征最大の矛盾について深く深~く、追求していただきたい。

3-1からの逆転劇についてだけど、いや、単純にすげえ!おもれー!って録画でもテンション上がったけど、その価値は眉唾というか、ガーナの体たらくというエクスキューズは拭えない。
長友の粘りは素晴らしい、玉田の逆サイドを力強く突き刺した左足も素晴らしい。
低めの位置からピンポイントで合わせた稲本のインスイングのクロスも、ラインをタイミングよく抜けて合わせた岡崎のヘッドも。
長友はいよいよ最後で勢いを増してきた永久機関ぶりこそ、持ち味を発揮したが、そんな長友のお膳立てを受けた稲本のシュートも狙い済ました素晴らしいシュートだった。
でも、ぜーんぶプレスはない、スペースたっぷり、局面はそんな状況で、戦況としてはガーナの寄せはユルユル、セカンドも拾いまくって日本の一方的な時間だった。
これが分からないんだけど、前半から日本がこの程度のダメージで耐え、一方ではボール回しで体力を奪っていた…とか。
正統に戦って得た逆転劇という捉え方も、若干強引だけど出来るし、単にガーナの低調な…と思えないこともない。

まとまんないけどまとめると、ヤラレた方は組織というか岡田ジャパンの方法論が瓦解したというよりは個に問題があることを露呈した、ヤレた方は狙いとする崩しの形ではなく相手ありきの状態でモチベーション高くコンディションの良い選手が仕事した、そんな感じ?
だからこの試合で岡田ジャパンがどうだったって判断が、今まで見てきた延長線上でしにくいというか。
むしろ今までやってきたことの延長線上で捉えるならば、点に繋がらなかったが、前半のダイレで繋がった憲剛のシュートシーン、寄せてからのワイドな展開で駒野がチャンスメークを連発したところ、その辺が手応えになり、例によってエリア内まで崩しきれなかったことが課題、失点シーンに当てはめるならばパントキックのあれは仕方ないとして3点目、囲みが甘かったためパス出されたことを反省するとか。

ということはやっぱり、CHONOさんの記事が盛り上がってるように、この場ではっきりさせるべくは、もしくははっきりしたのは一人の日本代表選手としてワールドカップへ挑むための適性、だったのかもしれない。
最も美しいシュートチャンスを演出したものの、いや、ガーナの失速あるし後半彼が退いてから~の煽りはあまり賛同できないんだが、むしろ前半から自陣でも敵陣でもロストする場面が目立った俊輔は、批判の対象になって然るべき出来だった。
闘莉王の後方へのアジリティ、スピード不足は、高い攻撃性と攻撃力で補えるほど、薄い影ではない。
エリアとバイタルで戦える選手がいないことに関しても、何の答えも出ていない。
完敗と劇的な逆転勝利。
分かりやすい結果では隠せないほど、重い現実。
腹を括るのは監督か、選手か、はたまたファンなのか。
10月の3試合、どう出てくるか、興味深い。
by blue-red-cherry | 2009-09-10 22:01 | サッカー(FC東京以外)
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