トッテナム・ホットスパー×マンチェスター・ユナイテッド イングランドプレミアリーグ09-10 第5節

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インターナショナルマッチデー明け、プレミア第5節の注目カードはトッテナム・ホットスパー×マンチェスター・ユナイテッド
開幕から4連勝と好調のスパーズは、開幕戦のリバプールに続き今季2度目のビッグ4との対戦、好調チームの真価が問われる。
ユナイテッドはロナウドの抜けた穴を埋める形がいまだ見えずにいるが、それでも着実に勝ち点を積み重ねる勝負強さを発揮している。
どちらも中断明け、落としたくない一戦は、序盤から激しく動いた。

まさかの出会い頭(昨日も書いたな)、開始わずか48秒、高い位置で奪ったスパーズは左サイド、アスー・エコトに展開し、エコトが迷いなく放り込んだハイクロスに、この試合スタメン出場のクラウチが競り合い、体勢悪いビディッチのクリアが中への折り返しになってしまったところをデフォーがまさかのバイシクルでジャストミート!
電光石火のビューティフルゴールにして、スパーズの狙いどおりの形がいきなり決まった。
が。
良くも悪くもこのゴールがこの試合の方向性を決定付けてしまった。
スパーズは残りの89分、ほぼすべての攻撃で、クラウチに当てることを選択した。
確かにクラウチのコンディションは良く、エリア内だけではなくバイタルに降りてきてもその体躯を活かしたボールコントロールからミドルを放つなど、スパーズの大きな武器であった。
しかしいかんせん、彼とほかの選手の距離感が不適切。
コンビ経験も少なくないデフォーとは、距離感だけでなくタイミングにも冴えを見せたが、開いてチャンスを作るレノンはともかく、キーンやセンターハーフと絡む場面がほとんど少ない。
これには中盤のミスマッチが大きく起因してて、左からギグス、アンデルソン、スコールズ、フレッチャーとフラットに並べるユナイテッドに対し、レノンは高め、キーンは中途半端、何よりパラシオスとハドルストーンはユナイテッドのポゼッションとベルバトフの自在な動きに押されて最終ライン前に引いた形を強いられた。
この形状のミスマッチでユナイテッドの中盤が優位に立ち、後手に回ったスパーズの中盤はクラウチとの距離を詰められないまま時間が経過していった。
それでも押され気味ということもあったし、かろうじて自陣で奪ったボールの行き先はクラウチしかない。
展開役のパラシオスとハドルストーンも守備に追われ、クラウチかレノン、もうすがるようにボールを当てるものだから、溜めがないし、ストレートなボール回しではすぐさま対応されてしまう。
まずはクラウチ、もしくはレノン。
後半、スコールズの退場で数的優位になったにも関わらず(まあ中盤以降の構成は変わらなかったが)、同じ展開で跳ね返されつづけたのでは愚直すぎる。
この日のスパーズには確かにほかの選択肢が見当たらなかったが、それでもここにこだわったのは、出来すぎた先制点の残像があったかもしれない。

続けてスパーズについてだが、戦い方に幅を持てなかった大きな要因はやはり、モドリッチの不在が響いている。
モドリッチは単なるひとつのポジション以上の価値を、このチームに与えていた。
左タッチラインを背にしながら、縦に、中は中央まで入ってきてと、プレーエリアは広く、プレースタイルもショートパスを交換しながら穴を作ったり、ドリブルで仕掛けて穴を空けたり、幅広い。
いなくなってみると、その組み立てでの貢献度の高さが改めて浮かび上がる。
パラシオスとハドルストーンのコンビも足元の技術は高く、キックに飛び出し、ダイナミックなプレーを持ち合わせるも、攻守両面で働くにはもう一人、中盤でのサポートが欲しいところ。
それはレノンの仕事ではなく、モドリッチが多くサポートしては引き出したり、もしくはそのまま預ければ展開までも任せられた。
繋いでよし、縦への推進力よし、攻守の切り替えの潤滑油として欠かせない存在だった。
キーンを代わりに置くのも分かる。
クラニチャルはまだ合流間もないし(実際、終盤投入されてからの動きはいまひとつ、ちょっとスピードに欠ける印象)、トップでプレーするキーンはハードワークを厭わず守備でも貢献しているし、下がってきてのボールキープ・捌きはアクセントになっていた。
しかし、この試合ではまったくいいところなし。
2トップの近くでプレーするでもなく、サイド突破は望むべくもないし、そんな中途半端なプレーを対面のフレッチャーが猛然と潰しにきた。
かといってクラニチャルやベントリーが出てれば変わったか、といえばあまり大差はなかったかもしれない。
モドリッチと同じクオリティを求めるのは酷としても、ここが定まらず足を引っ張り、レノンの良さまで消してしまうのは非常に危険であり、勿体無い。
後半頭から、怪我から復帰したジーナスがなかなか小気味よいプレーをしていた。
タッチもキックもよく、ドリブルという武器は兼ね備えていないものの、ゲームのリズムを作ることができる選手。
パラシオスとハドルストーンは残しつつ、このチームの最大の武器・右のレノンという刀の切れ味を増すためにも、左でゲームを作れる選手という意味では、今はジーナスを左に置くのが解決策になるように思うんだけど。
とにかくあのポジションにゲームを作れる選手を置かないと、センターハーフは負荷増えて攻守に効果が薄れるし、レノンや2トップにマークが集中してしまうだろうし、手詰まりになってしまう。
モドリッチの復帰まであと1ヵ月はかかるだろうし、悩ましい。

スパーズが問題を抱えていたのは間違いないが、ユナイテッドが良かったのも間違いない。
攻撃面ではベルバトフが目立った。
古巣のサポーターから激しいブーイングを浴びながらもいつもどおり飄々と、下がったり開いたり、自在の顔出しでゲームを作る。
ただでさえフラットな中盤のバランスでスパーズを押し込んでいた中、ベルバトフが下がってきてのボールコントロールに、パラシオスとハドルストーンは相当手を焼いただろう。
彼が組み立てに加わることにより、ユナイテッドの中盤の数的優位は終始揺るがず、スパーズの中盤のプレスはまったく効果をもたらさなかった。
また、マーカーとなるべくキングやバソングも前へ釣りだされることが多く、貢献度は計り知れない。
シルキーなボールコントロールも健在で、いくつものファウルを誘い、そのうちのひとつがギグスの同点弾、直接フリーキックを生んだ。
そのギグスとアンデルソンがまた、相手に狙いを絞らせない、自在な動きを見せた。
ユナイテッドの中盤で位置が固定されていたのはスコールズくらいで、スコールズがアンカーの位置でパスだし、さらには守備対応をする中で、ギグスやアンデルソンはベルバトフと絡んで巧にポジションを変えながら、スパーズディフェンスの急所に迫った。
常に動きを止めない様は非常にコンディションの良さをうかがわせたし、アンデルソンの見事な低空ミドルは、その結実した形だった。

後半頭から入ったジーナスがリズムを生み、スパーズ反攻の流れで59分にスコールズが退場。
それでも流れが変わらなかったのは、上に書いたスパーズ側の問題もありつつ、ユナイテッドが踏ん張ったことも大きい。
スコールズの退場のあと、すぐさまベルバトフを下げてキャリックを入れている。
攻撃面での立役者はお役ご免、それよりもゲームの優位性を保つための最重要エリアだった中盤の構成を重視した。
ファーギーの思惑通り、献身的なキャリックの動きはユナイテッドの中盤の優位を保ち、ゲームの流れをスパーズに渡さなかった。
さらにワントップに位置したルーニーの存在も大きい。
ベルバトフという相棒を失い、攻撃機会は激減したものの、クリアボールでもロングフィードでもいい、彼にボールが渡ると必ず、危険なプレーをする。
スパーズは当然の如くポゼッションの時間は増えるものの、クラウチ頼みを捨てきれないだけでなく、ルーニーの脅威を前に思い切った押し上げができない。
わずか一枚の前線の駒ながら、ルーニーは非常に大きな存在感を発揮していた。
そして78分、コーナーで両センターバックが上がったところ、ルーズボールを拾ったフレッチャーからロングボール、マーカーのハットンと寄せてくるアスー・エコトをものともせず、再三好セーブを見せてスパーズを救ってきたクディチーニの股間を抜いてダメ押しの3点目まで奪ってしまった。
いよいよユナイテッド、チームのコンディションが上がってきた。
プレシーズン、開幕数試合と比べて明らかに上向きだ。
リオとビディッチのセンターバックはクラウチとの楽ではないマッチアップで五分以上の成果を出したし、レノンに手を焼いたものの、エブラの闘争心に満ちたプレーぶりは攻守に光った。
フォスターもだいぶ安定してきたんじゃないかな。
ベルバトフとルーニーのコンビは組み立てにフィニッシュに、大いに期待できるし、苦しいながらも勝ち点を重ねてきたユナイテッド、ここから乗ってくる可能性は十分にある。

スパーズの勝利を期待していただけに、残念な結果。
それ以上にスパーズ、思った以上にモドリッチ不在のダメージが大きく、次節はチェルシー戦だし、不安が残る。
なんとか踏ん張って、上位に喰らいついていってほしい。
ユナイテッドは強い。
憎らしいほど強く、てゆうか、憎いww
まだ5節、されど5節。
徐々に強豪が実力を発揮し出しつつある中、中堅がどこまで頑張れるか。
楽しみな秋。
by blue-red-cherry | 2009-09-13 15:24 | サッカー(FC東京以外)
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