FCチューリヒ×レアル・マドリード UEFAチャンピオンズリーグ 09-10グループリーグ

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UEFA CL 09-10シーズン開幕。
彼らにオフシーズンはあったのか、といらぬ心配したくなるわ。
グループリーグ第1節、初日はもちろん、普段は見られないニュー・ギャラクティコを見るべく、FCチューリヒ×レアル・マドリードから。

銀河系はやっぱり銀河系。 なんだかんだで強いとことか、地味に黙々と仕事する選手が欠かせなかったりとか、第一期のギャラクティコと被る部分も多い。
ボックス型の4-4-2は、最終ラインとボランチの2枚の6枚で守り、攻撃はカカ、ロナウドと2トップが担う形。 理想はしっかり守ってカウンター、かな。
目に見えるそれとわかる武器は、ロナウドとカカの高速ドリブルだ。
しかしこの日の相手、チューリヒのように、実際は守りを固め、スペースを与えてくれないチームと対峙することがほとんどだろう。
いや、チューリヒはどん引きしてたって感じじゃないな。
ちゃんとビルドアップして、大きなリスクを冒すことこそしなかったが、最低限トライアングルを作るだけのサポートは欠かさず、攻めるときは攻めた。
むしろリトリートが速かった、守備意識が高かったとするべきかな。
どちらにしろ、ブロックが固まったところに対し、先制するまではレアルも手を焼いていた。
まだ敷かれたブロック、スペースをないところを崩すほどの連携は築かれていないようだ。

それでも崩すところがギャラクティコ。
前半に挙げた3ゴールは、引かれた相手をこじ開ける、ある意味常套手段であり、それを高い次元で遂行したがゆえの得点だった。
左タッチラインを背にしてのカットインが効果的だったロナウドが、幾度目かの被ファウル、徐々にエリアに近づいていたが、27分、エリアわずかに外で得たフリーキックを直接決めて先制。
勇気を持って攻めてきたチューリヒが開始10分、ペースを握り、その後レアルのポゼッションが上がったが、攻めあぐねていた中での貴重な一発。
得意の無回転ストレートかと思いきや、距離が短い難しい条件の中、壁の上スレスレのところを超え、見事にバースレスレに落とすという難度の高い、インスイングの巻き落としで決めてきた。
さすが千両役者、その威光はまだまだ衰えていない。
2点目は大きな展開による揺さぶり。
グラウンダーでの崩しを実行するにはコンビネーションがまだまだ足りていなかったレアル。
最後のところで強引にいって跳ね返されるシーンが続いたが、34分の2点目のシーンでは、右サイドに上がったぺぺから中央へフィード、バイタルでロナウドが競り勝ち、エリア内右斜め前のスペースへ落とし、走りこんだイグアインの折り返しにラウルが飛び込んだ。
シャビ・アロンソを擁しながらなかなかサイドチェンジが使えないレアルだったが、こういう大きめの展開で揺さぶりをかけないと、チューリヒクラスの相手でもなかなか穴は空かない。
カカとロナウドが共に左サイドでのプレーを好むところ、確かに2人が近い位置でプレーすることで生まれるファンタジーは魅力だが、ときには開いてスペースを得る工夫も必要だ。
上の2人にドレンテも加わった左サイドからの組み立てが多かっただけに、もう少しアルベロアが逆サイドを使うべきだった。
ここはセルヒオ・ラモスが怪我から復帰すれば変わるかな。
そして3点目で見せたのは効果的な縦パスと、ダイレクトプレー。
これはこのチームのひとつの生命線になりそうだが、出し手のアロンソ、受け手のラウル、イグアインのコンビネーション。
なかなか確立された連携の見えないチームにおいて、バランスよく散らしているアロンソがギアを上げる縦へのグラウンダーと、それに対し前線から降りてきてフリックオン、またはダイレクトの繋ぎで一気に穴を空けるラウルのテクニック、そこにしっかり反応するイグアイン。
このパターンは前半何度か見られ、前半ロスタイム、そのままアロンソ、ラウルと繋がったボールをイグアインが一人かわして流し込んで、実った。
アロンソの縦パスを出すタイミングといい、ラウルの正確なダイレクトプレーといい、こう、高度なプレーが続くとさすがに、堅守にも綻びが出る。
どれも固まった守備ブロックをこじ開ける、強者ならではの力技だった。

駒の面で見ていっても、ラウルとアロンソの存在感は大きい。
カカとロナウド、特にロナウドは腐ってもファーガソンの指導を受けているわけだし、最低限の守備はする。
しかしその特性を活かすべく、ある程度の守備免除は暗黙の了解となっているようで、先に書いたが基本の守備は最終ラインとボランチ。
そんな中、実に献身的な動きを見せていたのがラウルだ。
イグアインをトップに残し、引いた相手を縦の駆け引きで崩すべく、攻撃時に何度も降りてきては捌く姿も目立ったが、ボランチがせき止めた相手中盤に対し、前方から下がってのサンドイッチにもしっかり貢献。
カカ、ロナウドを含めた前線のタレントの中で、このベテランが一番動いてたんじゃないかな。
停滞しがちな前線に流れを生むための動きも熟知しており、チームの連携を築くには多少時間を要す序盤戦、ラウルがいて良かった、とマドリーファンを安心させる試合がいくつかあると思う。
アロンソは59分に負傷退場する前と後のレアルの出来を見れば、その存在の大きさが一目瞭然。
的確なポジショニングと、落ち着き払ったボールキープに正確なパスワーク。
相棒のディアラが激しく守る一方で、静かに攻守の中心に座し続けた。
最終ラインにしても前線にしても、プレッシャーが激しい中、アロンソが確かな預けどころとしてチームの重心になっていた。
攻撃のリズムは彼のパスひとつで変わり、急がないときは静かに回し、いざというときは急所に鋭く縦パスを入れてくる。
まあ彼の代わりに入ったのが配球タイプではないガゴだったこともより際立たせることになったが、いるといないとでは大違い。

そして恐らくこのチームの命運を握るであろう選手が、奇しくも似合わないナンバー10を背負う、ラス・ディアラ。
まんま初期ギャラクティコのマケレレの役割といって間違いない。
どうしても攻守分断でやるほうが効率的なメンバー構成なチームにおいて、華美な攻撃のタレントを活かすには、守備で2人分の働きをこなす才能が欠かせない。
実際プレスをかける範囲は広く、また寄せの速さ、奪取能力の高さも随所で見せている。
ボール回しには加われるし、ある程度組立てには関与するが、その働きはほとんど守備面に限定されている。
引かれれば必然的にポゼッションの時間が長くなり、全体が押しあがる。
その分カウンターの危険も背中合わせだが、常にそこに意識があるようで、まあホント、2人分に近い働きをしている。
コンビを組むのがある程度高いレベルで守備が出来、さらにどっしりと構えてくれるアロンソっていうのがまた良かったんだろう。
アロンソも欠かせないが、ディアラが抜けた場合は破綻するレベルの損失を被るだろう。

そんなタレントが各々の良さを発揮して、チームとしての熟成では上回る相手を寄せ付けなかったわけだが、アロンソの負傷退場でバランスを崩したのと、前半で得た大きなリードが後半もある程度保てたことで緊張が緩み、60分台にチューリヒがまさかの連続得点。
チューリヒはレアル相手にひるまないし、足元の技術、サポートしあう関係と、基本がしっかりしている好チーム。
レアルがだれた時間帯に、落ちない運動量とフレッシュな交代選手で一気に畳み掛けてあわやという展開を実現した。
しかし相手が悪かった。
1点差に迫られたレアルはグティを入れてボールの流れを落ち着かせ、そのグティが得たフリーキックを89分、再びロナウドが直接叩き込む。
チューリヒの善戦を称えていたクラッキーがしきりにキーパーの力量を悔やんでいたが、あの無回転、落ち方は尋常じゃなかったよ。
恐らく体験したことのない変化だったと思うし、そりゃツェフとか、何度もロナウドのキックを跳ね返してきたトップクラスならともかく、中堅国の代表レベルにはまだまだ相当脅威な悪魔の弾道。
そういえばJリーグで能活があんな感じの弾き方でヤラレてたなあ。
日本代表も無回転キック対策、しといたほうがいいかもね。
これで心が折れたか、アディショナルタイムにはオフサイドラインをカカのパス、グティの追い越しで崩され、そのグティが鮮やかなループシュートでダメ押し。
ハツラツと爽やかな印象を残したチューリヒだったが、絶対的な実力差はいかんともしがたく、初戦でのジャイアントキリングは叶わなかった。

レアルの失速、チューリヒが予想外の好チームだったこともあり、一時はかなり緊張感のある展開が見られた。
一試合の中での好不調の波も含め、今季のレアルがこんな感じなのかというのが掴めたし、満足。
このチームがどうやって熟成されていくのか、また、強豪相手にどう戦えるのか。
バルサ辺りとやったら意外とロナウドとカカのカウンターがハマりまくったりするかもしれない。
でもそれにはぺぺ、アルビオルじゃ心許ないかあ。
まあどちらにしろ、楽しみなチームであることは間違いない。
CLでしか見られないので、CLでは多めにチェックしていきたい。
by blue-red-cherry | 2009-09-17 01:01 | サッカー(FC東京以外)
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