チェルシー×FCポルト UEFAチャンピオンズリーグ 09-10グループリーグ

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UEFA CLグループリーグ第1節、2日目はチェルシー×ポルトをチョイス(ってよく見たら初日だったorz)。
最注目のインテル×バルサは早々に結果を目にしてしまったので、時間があったら明日以降に見ようと思う。
ポルトは昨シーズンの1/16ファイナルでもいいサッカーしてたし、リサンドロ・ロペス、ルイス・ゴンザレスと主力の放出は残念だが、楽しみなチーム。
チェルシーは今季まだ、開幕してからは見られてなかったのでちょうどいい。
昨季のセミファイナル、バルサ戦での悪行による処分で、ドログバとボシングワが出場停止。
先日の移籍問題といい、ちょっと厳しい裁定が続いててるなあ。

結構な雨が降りしきる中、パスで長短のズレなどはあれど、トラップやボールコントロールの部分で両チームともしっかり扱えてるところはさすが。
酷いときは先日の鹿島ばりの豪雨だったのに、がっかりするようなトラップミスとかほとんどなかったもんな。
速いパス、プレッシャーが仕様のプレミアで鍛えられているチェルシー、ポルトガル代表3人を除けば南米の選手でラインナップされたポルト、どちらも足元の巧さがコンディションによる悪影響を感じさせずに見させてくれた。

どちらが支配しているとも言えない内容だった。
ポルトは前半からすごくはっきりしたやり方で、攻守にメリハリが強いところは確かに南米っぽい。
1トップのフッキだけはほぼ守備免除、ハーフラインをまたいで戻ってくることはほとんどなく、4-3-3とされたフォーメーションは両ウイングが激しく上下動する、4-5-1、4-3-2-1で2が開くという変則タイプに近い。
攻撃時はフッキに当てるか、ポジションを頻繁に変えるサイドのクリスティアン・ロドリゲス、マリアーノ・ゴンザレスがドリブルで仕掛け、センターハーフのラウル・メイレレス、グアリンらが中央からフォローに入る形。
切り替えの速さは徹底されていて、フッキを除いた4枚はすぐさま守備体勢に移るし、帰陣の早く、最終ラインの4枚、中盤の5枚と分厚いブロックを作る。
その中盤の5枚のうちの一人、フェルナンドが相変わらず素晴らしい。
この若きブラジル人、代表に呼ばれてもおかしくないクオリティの持ち主だが、攻めてはアンカーのポジションを取り、守ってはフォアリベロとも呼べる位置でプレー。
どちらにしても二段のブロックから一人、余る形で、チェルシーのポゼッションからの縦へのギアチェンジのボールを次から次へとインターセプト。
中央でアネルカやカルーに入ろうものなら、センターバックと必ずサンドイッチで奪いにかかるし、その職人気質なプレースタイルは、絢爛華美なスペイン代表を屋台骨として支えたユーロ08でのマルコス・セナを思い出させた。
二段のブロックでスペースを埋め、バイタルでの崩しはフェルナンドが潰す、このスタイルで、チェルシーはボールを持たされる格好になり、サイドに逃げ場を求めるしかない。
ひとたびポルトが奪えば、フッキと両ウイングを使った速攻でいくつかいい形が生まれていた。

ただしそのポルトのディフェンスも完璧ではなく、サイドに逃げざるを得なかったとはいえ、チェルシーのサイドアタックは強烈。
アシュリー・コールは言わずもがな、右サイドのイバノビッチもかなり高い位置を取り、割りと精度のあるクロスを何本も上げていた。
それに対しポルトの最終ラインがエリア内まで下げられ、釣られる形でフェルナンド、中盤の4枚も下がってしまい、プレスは効かなくなるし、フッキとの距離が開くことでカウンターの精度も欠いた。
このポルトが受けに回ってしまう時間は少なくなく、チェルシーとしてはなんとかそこで先制したかったところだが、ブルーノ・アウベス、ロランドのセンターバックは強固だったし、開いてチャンスメイクにも奔走したアネルカに対し、中央で勝負したカルーはやや迫力不足。
ドログバがいたら、あれだけエリアにボールが入れば一発は決めてたかもしれない。
試合の印象がイーブンよりややチェルシー優位に感じた前半は、ポルトが受けに回ってるか、積極的に出てこれてるか、その部分が左右していた。

どちらにもチャンスがあり、ほぼ五分の前半だったが、後半開始早々、チェルシー自陣からのボールの処理が乱れた隙、ルーズボールをカルーが粘って前へ送り、抜け出たアネルカが一度はキーパーに当ててしまったものの、跳ね返りを冷静に流し込んで先制する。
結局これが決勝点になったんだが、ポルトの守備網が乱れたのはホントこの一瞬だけだったと思う。
しっかり繋がれたり、クロスに対しての守備は集中して跳ね返せていたし、崩しきられる場面がほとんどなかっただけに、皮肉なものだ。

後半はこのあと、ポルトに積極性が増し、トップにコロンビア代表のエース、フォルカオ・ガルシアが入り、攻勢をかける。
前半のチェルシーポゼッション、ポルトカウンターの構図は崩れ、どちらにもポゼッションとカウンターの時間がある、打ち合いの様相を呈した。
序盤はその身体能力でチェルシーディフェンスを驚かせるも、時間と共に慣れられて苦戦、という形は昨季のユナイテッド戦を思い出させたフッキだが、ガルシアらが入ったことで比較的プレッシャーの少ないサイドに移動した後半は、いくつか鋭い突破と際どく強烈なシュートを放った。
一瞬のスピードこそあれど、奪ってからの全体が流れるようなカウンターなどでは確実に浮く、異質の存在でありながら90分代えられなかったところに指揮官の信頼を感じた。
課題は多いが、昨季より確実に進歩している。
中盤から猛ダッシュで戻ってきたエッシェンがたびたび対応し、超肉弾戦を繰り広げていたのが印象的だ。
中南米独特のエキゾチックな風貌とダイナミックな攻め上がり、局面の強さで前半から異彩を放っていたコロンビア代表のセンターハーフ、グアリンも印象深い。
全体が前がかりになった後半はバイタルやエリアに何度も攻め上がり、強烈なシュートを放っていた。
ポルトはクリスティアン・ロドリゲスや、ラウル・メイレレス、確実に繋いだりパスワークとドリブルに洗練された選手もそろう一方で、やはり南米独特のリズムを持った選手が多い。
攻勢をかけた後半に露になった両サイドバック、右がウルグアイ代表のフシレ、左はブラジル人のペレイラ、どちらも攻守にアグレッシブで、積極性が出てくるとイバノビッチもアシュリー・コールも後手に回った。
90分続けるのは確かに無理難題だが、ポルトは攻守ともに積極性が出てくるとプレミアのトップチーム相手でも充分やりあえる実力がある。

一方でポルトの攻勢が増せば増すほど、チェルシーのカウンターの鋭さも冴える。
高めに位置取ったランパードからの展開で、マルダやバラックがサイド深い位置まで侵攻し、ポルトゴールに迫る。
最大のチャンスは57分、イバノビッチのクロスにマルダがどんぴしゃで合わせたヘッダーを放つが、ポルトのキーパー、エウトンが驚異の瞬発力でセーブ。
反対にポルトの最大のチャンスは81分、ペレイラがオーバーラップして上げたクロスがファーに流れたところ、途中出場のバレラがボレーで叩きつけるも、ツェフがワンハンドでブロック。
どちらも最大のチャンスを守護神が防ぎ、ラスト15分はほとんどポルトが攻め込み、スクランブルでも繋いで崩すところに好感が持てたんだが、それをなんとかチェルシーが耐えて、アネルカの1点を守り通した。

雨の影響も多少はあったし、終盤はややチェルシーもお疲れ気味だったが、緊張感のある好ゲームだった。
中堅リーグの王者が、欧州トップレベルのチームを脅かす、これぞチャンピオンズリーグの醍醐味。
このグループにはアトレティコ・マドリーもいるわけだし、三つ巴、どうなることやら。
ポルトは好きなチームなので、なんとかトーナメントに残ってほしいな。
最後の最後、勝ちたい気持ちが出すぎたフェルナンドが2枚目のイエローを貰ってしまったのは痛かった。
彼は選手個人としても好きだし、注目したいので頑張ってほしい。
by blue-red-cherry | 2009-09-19 11:10 | サッカー(FC東京以外)
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