サンダーランド×アーセナル イングランドプレミアリーグ09-10 第13節

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三連休だったので割りとゆっくり時間が取れ、プレミアリーグ第13節は都合、3試合見られた。
リバプール×マンチェスターシティに続く2試合目は、サンダーランド×アーセナル
対照的なスタイルのぶつかり合い、ピッチに鮮やかなコントラストができた90分、緊張感たっぷりで見応えがあった。

今季11試合で36得点、実に13人が得点を記録しているというアーセナル。
ミッドウィークの代表戦でエースのファン・ペルシーが負傷するというアクシデントがあったものの、それにめげることなく、ショートパス主体のポゼッションサッカーでサンダーランドを圧倒する。
トップのエドゥアルドはファン・ペルシーほどの時間、空間は作れないものの、柔らかいタッチと独特のボディコントロールで奮闘。
右にナスリ、左にロシツキーで構成したミッドフィールドは、攻守に上下動激しいセスク、気の利いた動きでフォローするラムジーと、多人数がめまぐるしくポジションを変え、サニャ、トラオレの両SBも絡んでくる。
サニャのクロスがファーに流れたのをセスクがバイシクルで折り返せば、しっかり感じていたロシツキーが走りこんでボレー。
アンカーとしてバイタルにどっしり構え、セカンドを拾いまくってはガナーズの厚い攻撃を下支えしたソングが突如ドリブルを始めれば、エドゥアルドのフォロー、ワンツーでエリアまで侵入する。
小気味よいパス交換からエリアを縦横にパスと人で動き回り、フィニッシュまで繋げる。
ここ数年の停滞を経て、若手の成長、チームの熟成、いよいよ完成形に近づいてきたアーセナルのサッカーは、見ていて本当に楽しい。
ソングの奮闘と、ギャラス、フェルマーレンを中心とした安定した守りも堂に入っていて、勝てるチームになってきたのを感じる。

しかしサンダーランドも負けていない。
回されるのは仕方ないとばかりに深追いはせず、しかしアタッキングサードに入ってきたガナーズ攻撃陣には非常に厳しいコンタクト。
誰も寄せをサボらないし、無闇なプレスこそかけないものの、最前線のベントがソング、ギャラスのオーバーラップを自陣まで帰って防いだりと、守備意識の高さはチーム全体で徹底されていた。
その集中力の高さは奪ってからも持続。
何度も上下動を繰り返し、さらに敵陣深くまでエグった左サイド、アンディー・リードからのカウンターは前半からガナーズ守備陣の肝を冷やしたはず。
リードの上がり、クロスに中央でベントが潰れ、右サイドを駆け上がっていたマルブランクがフリーでシュートを放つ。
15分から20分の間に2度訪れたこの形は、限りなく決定的だった。

ガナーズが華麗なパス回しで攻めれば、タイトな守備でサンダーランドが跳ね返す。
サンダーランドが鋭いカウンターを見舞えば、ガナーズもカウンター封じ、連動した攻撃から守備への移行で対応する。
攻撃のイメージが共有されているからこその、ファンタスティックなガナーズの攻撃だが、そのイメージはそのまま守備でも継続され、攻から守、イメージは共有されたまま連動した動きが継続される。
これはバルサに近いものがある。
互いの良さ、対照的なスタイルの良さが存分に発揮され、見応えのある展開。

ガナーズが攻め疲れを見せたり、多少膠着する時間があったものの、ミスが許されない緊張感あるピッチ。
ポゼッションで圧倒するガナーズだったが、決定機はほぼ同数か、もしくはサンダーランドのほうが多かったかもしれない。
こういうときに得てして、試合を決めるのはセットプレー。
71分、再三好機を演出したリードの放ったコーナーキックにベントが合わせる。
コースは大きく外れ、途中交代で入っていたフェイサー・キャンベルに当たって再びベントの目の前に。
キーパーの飛び出しより一瞬早く、スライディングで合わせたベントのシュートがネットに吸い込まれた。
守勢の中、前線からの守備、帰陣しての守備、好機を逃さないカウンターで奮闘してきたリードとベント。
絶好のチャンスでも集中力を切らさない、見事な活躍だった。
ベントはホント、スパーズ出て良かったね。
高い評価を受けていたポテンシャルも、試合に出ないことには発揮のしようがないもんな。
ゴール以外でも体を張ったポストプレーや献身的な守備で貢献していた。
彼には明るい未来が待ってるんじゃないかな(ウイイレだと異様に伸びるww)。

一点勝負の雰囲気漂う中でのサンダーランドの先制点だったが、このあとの20分、ガナーズは攻めに攻め、サンダーランドは耐えに耐えた。
エドゥアルド→ベラ、ロシツキー→ウォルコット、さらにゴールの前に行われたラムジー→アルシャビンと、攻撃陣の活性化を図ったが、噛み合ったり噛み合わなかったり、惜しい場面は作ったものの、ゴールには至らず。
深くエグってクロスが上がったり、裏狙いのフィードにアタッカーが先に触れたりと、惜しい場面は数知れず、だったんだけどなー。
オン・ターゲットのシュートが少なかったように、正直、怖さに欠けた。
間違いなくいいサッカーしてるし、後ろの安定、中盤に力強さも出てきたので以前に比べればだいぶ「勝てる」雰囲気出てきてるんだけど。
スコアレスは今季初か。
サンダーランドを褒めるべきかな。

アーセナルは次週、エミレーツにてチェルシーを迎え撃つ。
この試合も勝って、頂上決戦という舞台を作って欲しかったけど、ここはサンダーランドの見事な戦いぶりに拍手。
サンダーランドに守りきられたけど、チェルシーはより堅牢な守備陣を擁するわけで、そこにどう挑むのか、非常に楽しみなビッグマッチ。
by blue-red-cherry | 2009-11-24 21:20 | サッカー(FC東京以外)
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