リバプール×アーセナル イングランドプレミアリーグ09-10 第16節

リバプール×アーセナル イングランドプレミアリーグ09-10 第16節_c0025217_19352358.jpgリバプール×アーセナル イングランドプレミアリーグ09-10 第16節_c0025217_19353484.jpg
リバプール×アーセナル イングランドプレミアリーグ09-10 第16節_c0025217_19354983.jpgリバプール×アーセナル イングランドプレミアリーグ09-10 第16節_c0025217_19355521.jpg
リバプール×アーセナル イングランドプレミアリーグ09-10 第16節_c0025217_1936678.jpgリバプール×アーセナル イングランドプレミアリーグ09-10 第16節_c0025217_19361269.jpg

ほんと情けないが、一週間前の試合の感想。
アンフィールドで行われたプレミアリーグ第16節、リバプール×アーセナル

非常に緊張感のある試合だった。
リバプールがいつにも増して気合いが入っていたのは、トーレス以下、前線、中盤からの激しいプレス、最終ラインの体を張った守備を見れば明白だった。
いつもどおりにポゼッションとそれに合わせたリズミカルな攻撃で穴を空けようとするエレガントなアーセナルのパス回しに対し、武骨なまでにハードに、ストレートにプレッシャーをかけていく。
トーレスやベナユン、怪我人が徐々に戻ってきたリバプールと、ファン・ペルシーの長期離脱、出入りは対照的だったが、おしなべて主力がそろった試合、実況の西岡氏の「タレントがそろうと締まりますね」とは、まさしくその通り。
なんとか繋ぎたいガナーズだったが、リバプールの出足の良さを前に前半はほとんどポゼッションできず。
この日は最前線にアルシャビンを置く、実質ゼロトップの布陣だったが、前線に収まらず、かつ、セスクも厳しいマークで存在感ナシ。
サイドの上がりも迫力に欠け、これではリズムが生まれない。
逆に手詰まりになったところをリバプールのプレッシャーが逃さず、奪ってはジェラード、トーレスと明確なターゲット、フィニッシャーがいるので、リバプールのカウンターが幾度となくガナーズを襲った。
流れの中で何度かの決定機を逃したものの、41分、ファビオ・アウレリオのフリーキックのリフレクションをカイトが押し込んだ先制点は実に妥当。
前半は完全にリバプールのゲームだった。

後半も多くの時間帯はリバプールが主体的に攻めていたと思う。
ガナーズの時間と呼べるほど、彼らが本来のクオリティを発揮し、リバプールの気合い、勢いを上回れたのはいい入り方をした後半開始から、同点、逆転弾を入れた、ものの15分くらい。
あとは苦しい布陣で、パスワークこそ健在なものの、勝負できる仕掛けが出ないまま、全体的にはあまり良い出来だったとはいえない。
ファン・ペルシーの離脱のダメージは思ったより深く、アデバヨールの穴を感じさせなかったファン・ペルシーだったが、彼の穴はフィニッシュの少なさ、ゴールへ向かう迫力、いたるところに見え隠れした。
それでもあのパスワーク、3人目、4人目が絡んでくるムーブがバイタル以降でハマればゴールに迫ることができる。
50分、アルシャビンのポストワークに反応したセスクから右深く、ナスリへスルーパスが通り、グラウンダーの速いクロスをクリアし損ねたグレン・ジョンソンがオウンゴール。
なんとなくこのゴール、まだ時間はたっぷりあるにも関わらず、リバプールの選手たちが消沈してた感があったのは気のせいかな?
そのまま勢いに乗るガナーズは、続く58分、右に開いたセスクのアーリークロスにウォルコットが被るものの、ファーで受けたアルシャビンがグレン・ジョンソンをワンフェイクでかわし、抜ききらない状態からコンパクトな振りで目の覚める一発を突き刺して逆転。
アルシャビン、アンフィールドでの相性の良さも、ゴール後のどや顔も凄いけど、あの振りの速さ、持ってるねえ。
右ウイングとしてはさっぱりなウォルコットだったけど、中目のポジション取りにして、少しは貢献できてたかな。
どちらのゴールにも絡んでいたのはやはり、セスク。
セスクが目立ってる状態こそ、ガナーズの血が滞りなく流れている証拠だ。
なんにせよ、機能していない部分が多かったのは改めて思うが、それでも決められる力がある。

マスチェラーノを下げてアクイラーニ、ベナユンを下げてエンゴクと、手を打ってきたリバプール。
前へ前へという意思は感じられ、迫力もあったが、冷静さを欠いていたか、パスワークが雑すぎた。
攻撃もどこか単調で、トーレスやジェラードが絡まないと形はできないし、例え絡んだとしても3人目、4人目の動きが足りない。
前半、カメラに抜かれたときに大あくびをかましてたアロンソの目に、古巣のもがき苦しむ姿はどう映ったのだろう。
出来は悪くなかった。
コンディションは上がってきているようだし、モチベーションはかなり高かった。
それでも勝てない。
前半を押し切り、後半早々の失点から立ち直る前に立て続けに逆転され、心折れることなく反攻したが、どうも焦燥感が漂うというか、去年見せていたような終盤まで諦めない精神がプレーに表れないというか。
バランスの悪さはフォーメーションや選手の組み合わせよりも、心のバランスにあるのではないかと思わせられた。

苦しい布陣で逆転勝利、ガナーズには大きな勝ち点3となった。
一方のリバプール、試合後のコメントでは、ベニテス、早々にベスト4狙いとも取れる発言が聞かれた。
結果的には明暗くっきりとなった両者だが、12月、1月の戦いは厳しいものになりそうだ。
チェルシー、ユナイテッドのマッチレースに待ったをかけられる存在だけに、沈む姿は見たくない。
by blue-red-cherry | 2009-12-19 19:36 | サッカー(FC東京以外)
<< トッテナム・ホットスパー×マン... 梅丘寿司の美登利 渋谷店(おみや) >>