トッテナム・ホットスパー×アストン・ヴィラ イングランドプレミアリーグ09-10 第25節

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ビッグマッチが並んだプレミア第25節から、ビッグ4入りを目指す第2集団同士の直接対決となったトッテナム・ホットスパー×アストン・ヴィラ
スパーズが実に攻めまくった。
終始攻勢貫きながらも守りきられたという、ホームでのハル戦は放送がなくって見られなかったが、きっとこんな感じだったんだろう。
最終的なスタッツでは、シュート数が28×10、コーナーキックの数は12×4。
数字上でも圧勝、それ以上に多彩な攻めでヴィラを圧倒した印象が強いスパーズだが、またしても勝ちきれなかった。
強さは見せ付けたものの、悔しいドロー。

クラウチの空中戦はほぼ完勝だった。
ドーソンやキング、ベイルからと、低い位置からのロングボールが多用されたが、そのほとんどで競り勝っては的確な落としを見せた。
デフォーとモドリッチもクラウチの落としに衛星としてしっかり反応し、前半からクラウチアタックでチャンスの山を築く。
中盤4枚の構成もバッチリ。
ハドルストーン、パラシオスのセンターはポジショニングを補完しつつも互いに運動量多く、バランス崩しながら崩さないという高度なコンビネーションを保ち続けた。
そろそろ炸裂してほしいハッド砲は2度に渡りヴィラゴールを強襲、フリーデルの好セーブに阻まれたものの、リフレクションにモドリッチが飛び込んだ決定機に繋がったりと、そのダイナミズムがチームに迫力を与える。
相方のパラシオスも効果的な攻め上がりを見せたが、むしろその驚くべき運動量は攻勢貫いたチームのカウンター対策として奮迅の働きを見せた。
モドリッチもそのコンビネーションに加わり、ラストパス、クラウチに当ててのフィニッシャーとして運動量とアイデアの豊富さを見せ付ける。
そして一人右サイドに張るベントリー、スパーズならではの右肩上がりの中盤の大きな武器となるこの→サイドハーフがまた、テクニックとキックの緩、ドリブルで急、両面で対面のルーク・ヤングを圧倒する。
穴がない。
あと数十センチずれていればゴール、というシーンだった全後半2度の決定機はともにセットプレーから。
41分、ベントリーのインスイングのフリーキックをクラウチがファーで折り返し、キングがダイレクトボレー、キーパー弾いたところをデフォーが無人のゴールに詰めるもバーを越えた。
89分にはコーナーキックからドーソンがヘッド、リフレクションが足元に入ったクラウチが技ありのヒールで押し込むもわずかに外。
相変わらず上がりまくりのベイルだけではなく、チョルルカも再三攻撃参加、いい形を挙げればキリがない。
とにかく攻めまくり、圧倒した。

ヴィラもアグボンラホールのエリア内、楔からの振り向きざま、バイタルでフリーになったミルナーのミドル、リフレクションをアグボンラホールと、数少ないチャンスでフィニッシュまで迫ったが、どちらもゴメスがセーブ。
それらのシーンを除けば、最終ラインはキングとドーソンが2トップを封殺、サイドは攻撃陣が機先を制していたし、セントラルは好調の2枚が積極的な守備でミルナーとペトロフのコンビを上回った。
どうしてこれで勝てないかねえ…と。
まあでも完全に崩しきって、フリーでコースもバッチリでフィニッシュ、という場面がなかったのも事実。
ヴィラはコリンズがファーストディフェンスで潰れ、カバーリングに回ったダンが、ことごとくコースに体を投げ出してきていた。
キーパーのフリーデルも含め、最後の最後の砦の踏ん張りは確かなものだった。
サッカーの究極の目標であるゴールを決めるということは、やはり、難しい。
そんな最後の砦すらもかわし、マーカーを剥がした状態まで崩すのか、それとも寄せられたりキーパーに立ち塞がれても打ち破る力強さを見せるのか。

レノンを欠きながらも、右肩上がりでスピードに溢れた、スパーズらしいスペクタクルなサッカーが楽しめた試合だった。
同時に、ゴールを挙げることの難しさをまたも、知ることになった試合だった。
勝ち点2を逃したことが響くのか、この勝ち点1を活かすのか。
ミッドウィークにはもう、次の試合が待っている。
勝ち点3がほしい!
by blue-red-cherry | 2010-02-09 19:20 | サッカー(FC東京以外)
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