![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() プレミア26節、エバートン×チェルシーを遅ればせながら、見た。 結果を知ってしまっていたんだが、知ったら知ったで、調子を崩すチームが多い中、着実に勝ち点を重ねているチェルシーをエバートンがどう破ったのか、それが知りたくて見た。 前半30分くらいまでは、チェルシーがまさに横綱相撲。 ピッチをワイドに広く、速いグラウンダーのパスが、軸であるドログバ、動きでギャップを作るマルダにアネルカと前線に次々に送られ、ランパードを経由しながらアシュリー・コール、イバノビッチの攻撃参加も加わる。 とにかくこのボール回しと人の動きが速くって、エバートンの選手は追いかけるのがやっとってなくらいの印象を受けた。 エバートンも前節、マージーサイドダービーに破れたものの、選手のコンディション、チーム状態がいいのは見て取れて、局面のコンタクト、カウンターや帰陣の早さは光ってたんだけど、それをはるかに上回った序盤のチェルシー。 先制点は意外な形で、ツェフの蹴りだしたロングボールをドログバがバックヘッド、エリアに流れたボールに先に反応したマルダが左足を振りぬいた。 見事な繋ぎ、連動を見せながら一発のロングボールで仕留めるあたり、強烈な強さを感じた。 しかし、いかにもサッカーというゲーム、な展開で状況は一変する。 先制して若干ペースダウンしたチェルシーに対し、左のビリャレトディノフ、ベインズのコンビ、右はドノバンとサイドから少しずつチャンスを作ってきたエバートンが33分、ドノバンの正確なコーナーキックにサハがニアへ走りこんだヘッダーで同点。 チェルシーは失点のほとんどがセットプレーということで、もっとも警戒しなければならないところであっさり追いつかれてしまった。 ここから、1点取るとノってくる、なんてよくある展開に。 サハをターゲットに、ドノバンやビリャレトディノフからワイド攻撃を仕掛けるエバートン。 ドログバを経由し、ときにウイング、ときにトップ下と自在に動くマルダとアネルカで躍動するチェルシー。 序盤の圧倒的なポゼッションはどこへやら、エバートンの勢いにチェルシーも付き合う形で激しい打ち合いになった。 44分、高めの位置で奪ったエバートンが素早くドノバンへ送り、エリア入ったところ、この試合何度も光ったドノバンの深く鋭い切り返しをカルバーリョがひっかけてPK。 このPKをツェフがストップと、前半のラスト10分は、次から次へとクライマックスが訪れる、見応えのある展開となった。 後半もこの流れを引きずってか、どちらかというとイーブンな戦いになった。 チェルシーが地力で勝るのは明らかだが、ここは軸となるセンターラインでのエバートンの踏ん張りがデカかった。 苦しくなるとドログバやアネルカに早めに当て、ゴリ押ししてくるチェルシーに対し、体を張ったのがセンターバックのディスタン。 相方のハイティンハも足を攣らせながら奮闘したが、ドログバと迫力のマッチアップを演じたディスタンの存在感は圧巻だった。 中盤ではオズマンが効いていた。 フェライニ、ピーナールと主力2人を欠き、さらにセントラルの一枚が怪我明けのアルテタという状況の中、ポジショニング、運動量とも冴え、チェルシーの中盤とのセカンドボール争いや、彼らへのプレッシングで人一倍目立っていた。 そして最前線のサハ。 衛星として後方から支援するケーヒルの前で、ケーヒルやサイドハーフのための時間、スペースを作るため、前線で気を吐いた。 決して多くない攻撃機会だったが、だからこそボールを失わない頑張りが必要だったし、テリーがクリアを被った一瞬のチャンスを逃さずに決めた75分の勝ち越し弾は見事だった。 ドログバ、ランパード、テリー、対したチェルシーの中軸を思い浮かべて対比してみると、エバートンのメンバーのインパクトのほうが強い。 オープンに打ち合った結果、局面での差が結果に出たように思う。 エバートンがよく頑張ったんだけど、チェルシーは追いつかれてもやり方を変えずに、じっくりかつ狡猾に狙うサッカーを続ければまた違っただろう。 追いつき勢いに乗るエバートンに付き合う形で打ち合うことで、攻撃は若干雑になったし、一瞬の隙から決勝点を奪われた。 当たり前だけどチェルシーもまた、無敵ではないってことだ。 気づけばユナイテッドと1差、アーセナルとも5差しかない。 4強争いと首位争い、どちらもまだもつれるか。
by blue-red-cherry
| 2010-02-18 14:16
| サッカー(FC東京以外)
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