マンチェスター・シティ×リバプール イングランドプレミアリーグ09-10 第27節

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プレミア第27節、注目の4位争い直接対決、マンチェスター・シティ×リバプールを見た。
どちらも負けたくないという意思が前面に出た慎重な立ち上がりから、中盤は互いの良さが出たオープンな打ち合い、終盤は勝ち点3への執念がにじみ出た激しい局面の連続と、スコアレスドローながらも見応えはあった。

どちらかというと能動的に攻めたのはシティのほうか。
アデバヨールがコンディションの良さをうかがわせるプレーぶりで、最前線で体を張った楔、チェイス、フィニッシュと奮迅。
バリーからアデバヨールへ楔を入れ、ライトフィリップス、アダム・ジョンソンの両翼を使う、もしくはトップ下のアイルランドが絡む、という約束事が見えた。
光ったのは冬のマーケットで加入したアダム・ジョンソン。
典型的な左利き、左足一本を巧に使い、深い切り返しが光ったドリブル、速く正確なクロス・フィードと、持ち味を発揮。
スタート時の左サイドから、右サイドに移ってラインを背負ってからのほうが輝きを増した印象がある。
縦へのスピードはベラミーのそれに及ばないものの、スタイルは非常にアグレッシブで、有望な若手のインパクトが強く残った。
リバプールはベンチにトーレス、ベナユンと戻ってきたものの、前半はここ最近の試合に見られるような現実路線。
最終ラインとルーカス、マスチェラーノの6枚でしっかり守り、奪ったボールは間髪入れずに前線のカイト、ジェラード、もしくは両サイドに入ったバベル、マキシ・ロドリゲスへと展開する。
シティのほうも前3枚にアイルランドが絡むくらいで、ボランチ以下はあまり攻撃リスクを背負わなかったこともあり、効果的なカウンターこそ見られなかったが、プレーでゲームを引っ張る強烈なキャプテンシーを見せたジェラードの挙動ひとつひとつに迫力があった。

そんなこんなで破綻なくも、リスク冒さず前線にボールが送られる展開から惜しいシュートシーンも散見。
前線のタレントのスキルと勢いで分があったシティのほうにより多くのチャンスがあり、後半に入ってからのオープンな打ち合いの中、アイルランドの抜け出しからのシュートはオフサイド、アデバヨールのエリア外からの強烈なミドルはレイナがセーブ。
負けじとリバプールもベナユン、トーレスと復帰組が入り、ゴール前の緊張感が増す。
しかしキーパーが活躍した場面はそれ含め数える程度で、熱かったのは局面での激しいぶつかり合い。
後半も早々に中盤が間延びした展開で、攻守のセカンド争いが常にイーブン。
ここで両チームの中盤が、攻守隔てなく争いに参加し、激しくぶつかり合った。
デヨング、マスチェラーノと両軍のファイターが一際目立つ展開、特に押され気味だったリバプールはバイタルやタッチライン際に展開される場面も多く、マスチェラーノのタスクは実に広範囲に及んだ。
エリアが広がっていたこともあって、疲労度も少なくなかっただろう。
そのせいもあって、アフター気味のチャージが目立つ終盤となってしまったが、それも一重に勝利への執念ゆえ。
華麗なパスサッカーや、スピーディーでパワフルなショートカウンターも魅力だが、こういう泥臭いぶつかり合いもまた、プレミアの魅力。

予防線を張りつつも死力を尽くした両者にとっては痛み分け。
でもスパーズファンとしては最良の結果だったわ!
by blue-red-cherry | 2010-02-24 12:01 | サッカー(FC東京以外)
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