X-MEN

X-MEN_c0025217_13362128.jpg


以前、暇を持て余し、<ロードオブザリングイッキ観>という苦行にチャレンジしたことがあるんだが、今回の余暇では「X-MEN」シリーズをイッキ観した。

テレ朝の日曜洋画劇場で1を見て、その足でツタヤ行って2借りてきて(2のオンエアが翌週あるって知らんかった…)、で公開初日にファイナル・ディシジョンを劇場で鑑賞。

もうテレビで1観たときからドハマリ!
やっぱヒーローものはわかりやすくていい。
しかもVFX炸裂しまくりで、アドレナリンでまくる。
主役のX-MENたちが弱いのはちょっとどうかと思ったけどね。
ローガンakaウルヴァリンは、その自然治癒能力という設定があるから仕方ないかもしれないけど、やたら武骨な戦い方で、必ずかなりのダメージを喰らう。
どうにもスマートなヒーロー像とはかけ離れてるよ。
他のX-MENたちも、いざってときはスゴイ技見せて切り抜けるんだけど、基本的に先生たちで、アマちゃんだから、弱い。
戦いなれてないヒーロー集団、てのがあえてウケたのかな。

完結編を見終わっての感想をちょっと(多少ネタバレあり)。
2は壮大なフリだったってことでおk?
ポスターにもガッツリ映りこんでるからネタバレになんないと思うけど、ジーンが復活して、相当大きな役割を担うんだけど。
それを考えるとやはり2は壮大なフリだwww
それなりにセリフもあって役割もある新たな能力をもったミュータントたちが多数登場する反面、スコット、ミスティーク、そしてチャールズ校長までもが、あっさり消え行くのはちょっと意外で、ちょっとあっけない。
スコットはナヨすぎて嫌いだったから、早めに消えてくれて嬉しかったけどね。
ローグも1であれだけ重要度の高い存在だったのに、尻ずぼみ?
あとずっと疑問だった、ローガンは何故いきなりジーンのことをあんなに愛したのか!?ってところは最後までわからずじまい。
ローガンメインの番外編が続くって噂も聞いたので、どっかで明らかにしてほしい。
どう考えたっていきなり思い入れ強すぎじゃね?
ジーンも結局ローガンとスコット、ホントのとこはどっちが好きかわからんし、何気にストームも、ひょっとしたらミスティーク(2で迫ったの意味深だし)も、ローガンのこと好きくさいとか、なんか恋愛面は煮え切らない感じ。
サブテキストだからいいけどさ。
とにかく、いろんなミュータントが登場して、迫力のVFX戦闘シーンが増えたのは単純に楽しくってよかったと思う。

ストーリー的にはアレだ、アメリカで生まれた作品って感じ。
多民族国家で、人種差別が横行するアメリカだからこそ生まれた問題提起の感もある。
悪の組織・マグニートがどうにも憎めないのもその辺りから来るのかも。
必要悪、じゃないけどさ。
ド派手なアクションと、わかりやすい展開の割に、なんとなくおセンチな感情も抱かせるのは、ミュータントという架空の存在に託した現世の社会の病が裏にあったからなんだろう。


と真面目な感想も抱きつつ、やっぱりハル・ベリーは最高だ。
白目むいてもステキだよ。

X-MEN_c0025217_1444795.jpg

by blue-red-cherry | 2006-09-11 14:00 | 映画
<< 恋の門 FC東京×ザスパ草津 サテライ... >>