陽気なギャングが地球を回す

陽気なギャングが地球を回す_c0025217_18453529.jpg


今まで読んだ伊坂作品の中では、もっともポピュラリティーがありそうでいて、事実映画化もされている「陽気なギャングが地球を回す」、読了。

複数の登場人物の独自に動いた日常が絡み合って物語を成すスタイルは健在。
4人という人数はギャングの構成員としても都合がいいらしいが、作品の流れがぶれず、軽快に進むので頭を使わずに済む点においても好都合だったように思われる。
4人の陽気なギャングたち同士のつながりも決してバラバラではないから、赤の他人で話が進むラッシュライフとかに比べたらそりゃわかりやすいわな。

人間嘘発見器の成瀬の子供が持つ障害だったり、正確無比な体内時計を持つ雪子のあまり恵まれなかった過去だったりと、多少ちりばめられているものの、ほかの作品に比べると、本作で描かれる人間の陰的な部分は少ない。
ちょっとそこが物足りない気がしないでもない。
陰があればあるほど、痛快さも増すからね。

しかし、それにしてもスタイリッシュな感じ。
主要キャラ4人が持つ達観した感じが俗世離れしてるからかな。
起こる事件に対する対処の仕方も、いささかクールすぎなくらい。
肩の力を抜いて楽しめる、余計なこと考えずに読むに尽きる作品。

映画は未見だが、来月DVD化が決まってるみたい。
キャスティングばっちりだよね~。
イメージどおり。
果たしてその出来は?
楽しみ。
by blue-red-cherry | 2006-09-26 18:57 |
<< ゆで豚の和風マリネ さんまの塩焼き feat.しゃ... >>