Compton's most wanted

Compton\'s most wanted_c0025217_0513561.jpg


Guess who's back?? on the westside track...

既に各所で高い評価を受けている、THE GAMEの2ndアルバム「Doctor's Adovocate」は、こんな男前なリリックで幕を開ける。

G-UNITが迎えたゴールデン・ルーキーとして華々しくデビューした1st。
ゲームの名刺代わりになった作品は、50はじめ、G-UNITとドクタードレ、エミネムが完全にバックアップし、当時最盛期(今もいけてるが)だったジャストブレイズもNYから参加。
リリース後即クラシック認定、G-UNIT関連作でも出色の出来だった。

それからの変遷はざっくり言っちゃうと、50とのビーフでG-UNITと決別→50と終戦するものの、和解には至らず→ドレの後ろ盾を失ったまま2ndリリース、という流れ。
1stであれだけの相性のよさを見せていただけに、今作でも競演が期待されたドレ作品抜きになった今作だが、はからずして、彼にとってはポジティブな結果になったのでは??
この2ndも、間違いなく傑作だ。

Compton\'s most wanted_c0025217_102238.jpg


NWA愛を前面に押し出した前作。
今回はWESSIDE愛が全編に満ちている。
というか、自分がWESSIDEを背負ってるという、決意がみなぎっている。
冒頭のリリックもそうだが、彼の出所をレプリゼントした「Compton」や「Da Shit」など、フックではWESSIDEとWESSIDE Gangstaを連呼。
トラックのトーンやマナーも一貫して、ベースラインを強調し、浮遊感やメロディーのあるウワモノをあわせてきており、WESSIDE一色だ。
特筆したいのは「Compton」。
まさにゲームの原点であるhood muzikなこの曲を、アノBEPのwill.I amがプロデュースしとるってことの凄さ。
最近は歌でもラップでもなんでも来い、でしかも大抵カッコいいという充実ぶりのwillだが、この完成度の高いギャングスタシットには改めて感服。
そして前作でもバツグンの相性を見せたジャストブレイズ。
彼がプリモ信奉者なのは、ヒップホップ界の良心的な話として大好きなんだが、ゲームとやるときは、その傾向が表に出る。
ゲームにあわせたWESSIDEよりの曲調だが、ドラムの爆発的な感じとかはジャストブレイズ印で、何がプリモかっていうと、フックのこすりだ。
ラップから、イカスパンチラインをもってきてはロマンチックなこすりを入れる。
ごっさファンキー。
Scott storchもkanye westもHi-TekもSwizzも地味にいい仕事してる。
シングルカットのパンチはないが、アルバムとしての完成度は前作をはるかに凌駕。
やっぱ、コンセプトがしっかりしてるとブレないからアルバムとおしての完成度高い。
何より、やっぱゲームのラップカッコいい。
めちゃくちゃカッチリライミングしてくるし、期待を裏切らないっつうか、クラシカルなラップのフレーズがBANG BANG出てくるからたまんない。

でも、ドレはもちろん、50との絡みもよかったんだよなあ。

Compton\'s most wanted_c0025217_1161129.jpg


傑作の誉れ高い「Documentary」。
当時はG-UNIT自体も最高潮にイケイケだったし、ゲームも嬉しかったのか、全曲で「GGGGGG G UNIT!!」とレペゼンしまくり。
果たして、決裂以降のライブはどうしてたのか、と余計な心配も出るほどだ。
でも、相性すげえから、相当うまくいってたんだろう。
「HOW WE DO」のミニマルなビートと、50のユルメなメロディー、そこに一本スジ通すゲームの漢なライムの応酬!
西版「In da club」といわれた「Westside story」は個人的には聞きすぎてあんまり好きじゃないが、出来は完璧だし、メアリーJが女前に歌う「Don't Worry」なんかも隙間感が「2001」で最高。
Gユニ関連以外でも、2ndにはなかったコンビネーションで、ティンバランドとはじけまくった「Put you on the game」は外せない(3rd verseに入るところのブレイク、そしてブレイク明けの「Is compton in the house, without a doubt」のくだり!)。
タイトルカッコよすぎな「Church for thugs」と「No more fun and games」はジャストブレイズが彼史上5指に入るファンキーさを携えてる。
「Doctor's-」の発売にあわせて改めて聞きまくったけど、やっぱクラシック。


ちょっと毛色違うし、ドレ門下の愛弟子にして、クラシック完成直後にいったん親離れしてる点の一致も含め、スヌープと比較されることが多いゲームだが、その功績とかもろもろを除いて、いちラッパーとしてWESSIDEを背負って立つものとしては並び立つ域に達してる。
2作とも、一生聴けるぜ。
by blue-red-cherry | 2006-11-22 01:31 | 音楽
<< Re:貝鮮厨房 多喜 貝鮮厨房 多喜 >>