日本×カメルーン キリンチャレンジカップ2007

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巷の話題となった「三世代代表戦」。
多聞にもれず制覇しようと、夏休み明けにも関わらず、18時に社を出てfootnikへ。
まずはA代表の「日本×カメルーン」

なんといってもメンバーが。
スタメンで闘莉王、駒野、阿部、鈴木啓太、大久保、田中達也、前田。
後半から今ちゃん、山瀬、高松、佐藤寿人。
実に11人のアテネ五輪世代が出場したのには隔世の感を覚えずにいられない。
ジーコ時代jはまったくといって縁のなかった彼らが、オシム日本の中核だ。

しかもプレー内容がいい。
前半30分近く、前田のポストから鈴木啓太のスルーパスに田中達也が抜け出し、折り返したところに大久保が詰めた場面などは、人とボールが良く動いた理想的なシーン。
メンバー入れ替えや、相手とのバランスの影響もあるとは思うが、後半若干ペースダウンしたことを考えれば、田中達也、大久保の小兵2人のスピードが効いてたということだろう。
前田がもう少し下がってきてボールに触れる機会を増やせれば面白かったのでは。
阿部と鈴木啓太のダブルボランチになり、中盤の守備は非常に安定したと思う。
間合いのとりずらい相手に対し、2人、3人で囲んでボールを奪う場面が何度か見られた。
阿部は中盤の選手だな。

そして得点者2人。
闘莉王はなんだろねww
あのヘッダーは並みのフォワードじゃ決められないよ。
ニアに飛び込む動き、速いボールにひねってあわせる身体能力。
武器だねえ。
前述の阿部を前に出せたこともそうだが、彼の復帰は大きい。
中澤と組むセンターは大きな壁だし、精度の低さが気になるが、フィードも思い切りがいい。
んで山瀬。
後半はメンバーが入れ替わりチームとしての出来はいまいちだったこともあり、実力を十分に発揮できたかといえばまだまだだが、あのゴールは素晴らしい。
短い時間で結果を残したのが素晴らしい。
山瀬は得点をとる能力に長けた中盤の選手としては日本でも指折りだと思う。
ぜひ代表に残りつづけて欲しい選手だから、嬉しいゴールだ。
ちなみに国立に向かったため、見逃したんだけどねorz。

まあなんだ、アジアカップんときとはまた全然別の顔を見せられたな。
復帰組と新顔のアテネチームが足りなかったピースを埋めた風にも受け取れるが、アジア勢相手との血で血を洗う戦いと、調整不足の強豪との親善試合のギャップはある。
ただ足りなかった「個の強さ」をいきなり誇示してきたのは面白い。
オシムなりのアジアカップ以後に対するひとつの回答なんだろう。
まだまだ課題は多い。
ビルドアップの下手さはなかなか改善されないし、引かれたときのアイデア不足もそう。
しかし、直前来日+アップナシなどいろんなハンデを抜きにしても、この勝ちの価値は自信に還元しちゃっていいんじゃないかと思う。
やっぱり懐の深さとか、切り替えしの鋭さとか、5歩かかるとこを1歩で詰めてくる寄せとか、カメルーンの身体能力は異常だったし。
そんな難敵相手に嬉々としてボール奪取能力の片鱗を久々に見せ付けてくれた今ちゃんの動きを見てて、やっぱプレッシャーの弱いところでガンガンやらせたいと思ったわけだが。

やっぱり見逃せないオシムジャパン。
来年の一次予選、再来年の最終予選、そして2010年の本戦。
最終ラインは中澤に頼りきるのか?
アテネ組なのか、北京組以降の底上げはあるのか?
見届ける楽しみは尽きない。
少なくともサイドバックとアンカーの突き上げはあって欲しい。

さて、余興としては贅沢なA代表の試合もそこそこに恵比寿から代々木までタクシーで馳せ参じてはプチガッカリだった弟分の試合だが、今夜にでも書きますわ。
by blue-red-cherry | 2007-08-23 09:33 | サッカー(FC東京以外)
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