FC東京×ヴィッセル神戸 J1第24節

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いやあ、すっきり勝ったね。
ビールが美味い!
16節の甲府戦以来、実に2ヶ月半ぶりのホームで勝利を飾った神戸戦

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一日半も経ったんだが、昨日は爆酔いだったので思い出す内容が心もとない。
昼に新宿でフットサルに勤しみ、そのまま飲み、国立でもゴクゴクビール。
今日も昼からBBQで飲みつづけ、今週末の総飲麦酒量は5リットル近いのでは。

そんなビールを美味くしてくれたのが、東京の中盤。
今野、梶山、栗澤が並んだときは、何度も書くがマジで強い!
今ちゃんボランチ、生で見るのはいつ以来だ?
やっぱりこの迫力は段違い。
去年、一昨年と低迷が続いてるが、良いときの今ちゃんが見れたらそれだけでチケット代を出すべき価値があると思う。
彼はアンカーでどっしりっていうよりはやはり縦横無尽、奪いに行くプレーが魅力的。
中盤の3人と赤嶺や石川、福西を巻き込んでのプレスも今ちゃんが締めて完結する。
そこがブレてないから、プレスに迷いがないよね。
そして奪ってからの攻め上がりがまた勢い十分。
周りを使うときはシンプルに、自ら持って上がるときは半ば強引に。
得意のセットプレーも決まり、言うことナシ。

梶山が相変わらず好調だ。
今ちゃんとのコンビがやりやすいんだろうな。
もともと今シーズンは安定して運動量豊富なんだが、出来に波はあった。
誰よりも動けてるし、動きの質も高いんだが、周りとかみ合わない場面がしばしば。
しかし、ここ数試合は生かすことも生かされることもバランスよく出来てきている。
あれだけのキープ力と展開力をもった選手が、走れて守れるんだから心強い。
ミドルやプレースキックの精度も心なしか高まっているように思える。
今野という待望の相棒が戻ってきた今、梶山がさらに躍動する。

そして栗澤。
このピースがひとつの答えだったのか。
ボックス逆台形の中盤にしても、1トップにウイングシステムにしても、左右が香車のみになると、中央がどうしても弱体化する。
今まで恐ろしく使えず、使われまくっていた両軍のバイタルエリアをここ2試合、かなりの確立で支配できているように見えるが、クリがよく顔を出す。
石川が開いてることもあるが、中に絞るプレー中心にしつつ、自ら縦への脅威になることを忘れずに赤嶺のフォローも積極的、浄とのバランスのとれた守備も貢献度大。
彼はホントにバランス感覚が絶妙で、その破綻のなさがまたじれったいときもあるんだが、彼が汗をかきつつチームの黒子に徹することで、東京は忘れてたダイナミズムを取り戻してきている気がする。
クリ、サンキューな!

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試合はルーコンの2発で決まったが、赤嶺が素晴らしい。
もはや1トップ向いてないという言葉も蹴散らすほどの頑張りで、前からのチェイスにくさび、さらには持ち味である飛び込みも消さず、立派な1トップとして活躍している。
苦しいチーム事情の中、使われつづけることでかなり伸びてきているね。
ひょっとしたらかなりのフォワードに成長するんじゃないか。
潰れ役として、ストライカーとして、プレスのスイッチとして。
今、赤嶺がフォワードのファースト・チョイスなのは間違いない。

怪我以外でのベンチスタートは珍しいルーコンだったが、きちんと期待に応えた。
さすがはエースだね。
赤嶺との縦の関係の2トップ、思えば倉又体制でこのコンビ、あったよね?
確かその頃から相性はよかったはず。
ユウタが1トップ張るときもそうだが、前でシンプルに叩けるターゲットがいると、ルーカスの個人技が光る。
ルーコンはどうみても、前向いてボールもってナンボの選手。
彼も頑張って1トップを克服したわけだけど、今の使われ方が正しい。

コマがそろってきたが、ベースができてきた。
塩と土肥ちゃんは正直どっちでも安心だが、ディフェンスラインが安定してきた。
モニがだいぶ見れるようになってきたのはデカイ。
浄に刺激されたか、徳永も2試合連続で好調だ。
で、最強ダブルボランチにバランサーのクリ、赤嶺も変えがきかないな。
となると福西と石川。
前者はキープだったり、ゲームコントロールだったり、後者はサイドアタック。
どちらも機能してないことはないが、物足りなさを感じるのは贅沢か。
福西に関しては運動量に疑問符が残るのと、流れを切りかねない独特なリズムがネック。
今、運動量とスピードをベースにしたプレッシング+アタッキングサッカーを展開している東京にあって、絶対的な存在ではない。
ゴールというオプション含め、ルーコンと変えるほうがベターかもしれない。
一方の石川は、サイドで抜けないプレーがかなり深刻。
いい位置で、いい流れでボールをもらい、対面のSBと1対1になることが試合中にそれなりの回数訪れてるんだが、全然抜けない。
完全に崩しきってないとこでのクロスだから、精度も高くない。
ドリブルが切り札のカードだったはずのウインガーなのに、これは寂しい。
チャンスは多いし、昨日に関しては久しぶりに徳永ともスムーズに連携できてたんだが、あと一歩、武器として考えるならノリオやリチェのほうが相手にとっては脅威かもしれない。
代わりの選手でいくのか、それとも福西と石川が奮起するのか。
どちらにしろここ2枚のピースが最適化されれば、チームはさらに上昇するだろう。

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先制されても全然怖くなかったね。
ぶっさん並みに、「負ける気がしねえ」って雰囲気が漂ってた。
大勝のあとにこう引き締まった試合されると嬉しいねえ。
前節の広島にしろ、今節の神戸にしろ、直近同士の対決は上に重石がかかるのかな?
両者ともにミスが多く、そこにこっちの右肩上がりが上手くはまった感じ。
好調なときに中断は歯痒いが、梶山のコンディションを考えると仕方ない。
中断あけて初戦は絶対に取りこぼせない横浜FC戦。
もう後ろは振り返らずに、チーム戦術よろしく、前からガンガンいこうぜ。

久々にヒロミもピョンピョン跳ねてたし、つば九郎は可愛いし、ビールは美味いし、東京音頭は最高だし……ホームではこれが仕様でお願いします。
by blue-red-cherry | 2007-09-03 01:53 | FC東京
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