ドイツ×日本 FIFA女子ワールドカップ中国 2007

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いやはや、惜しかった。
二度あることは三度なかった、なでしこジャパンのW杯第3戦、ドイツ戦

奇跡は三度起きなかったものの、この日、大会通じていちばんの出来だったと思う。

世界最強の一角・ドイツを相手に前線からのプレスが効く。
永里は前線で唯一のターゲットとなったため、楔のボールに裏へ走らされるボールと攻撃面での負荷が高かったにも関わらずチェイシングの先頭として走り回り、5枚並べた中盤は澤がバイタルのセカンドボールを狙い、宮間・柳田の両サイドも相手SBに蓋をする。
ボランチは持ち味の運動量が3戦目にして絶好調の酒井、そして初先発ながらいちばん効いてた原と、最終ライン前の防波堤として機能。
特に原は、チーム内でも体格の良い方で、中盤の球際争いで貢献。
永里が粘ってファウルをもらうシーンといい、当たり負けしない宇津木を見たりする限り、やはりボディコンタクトの部分でいかに勝負できるか、非常に壁は高く根は深いが考えなければいけない。
ただし、世界最高峰のドイツですらハイプレッシャーの中では絶対ではないし、高い位置でボールを奪えば大きなチャンスに繋がる。
これが分かったのは収穫じゃないだろうか。

また、攻撃面でも体格差に正面からぶつからない、上手な戦い方ができていた。
チームとして掲げてきたことがようやくできた、というところが本音だろうが、永里を楔に澤や宮間らオフェンシブのほかに、酒井、原のボランチコンビも追い越す場面が見られ、この連動性こそ鍵、むしろこういった動きがなければ活路を見出すのは難しい。
イングランドのように縦ポンの継続でじわじわとやってくる相手に比べれば、ドイツはきちんと組み立てて攻めてくる(縦へギアチェンジしたときの速さはさすがだが)ので、組しやすかったとは思う。

出所へのプレス、攻撃時のサポート。
ともにかなりの運動量が求められるが、その両面ができてないと世界では勝てない、これがグループリーグ3戦で得た教訓だと思う。
そしてその両面がチームとしてはかなり高いレベルで実践できてた第3戦で届かなかったドイツとの差。
ここを埋めるのは個のレベルアップ。
やはり荒川の離脱はかなりでかかった。
ドイツ戦、わずか15分程度の出場に留まった荒川だが、その動き出し、体の使い方ともにドイツ相手にタメ線張れる力強さは随一で唯一。
不完全燃焼に見えた澤も、荒川がいればプレッシャーも軽減されたはずだし、あの2人のコンビネーションは翼&岬を彷彿とさせる何かがある。
プレッシャーからか、1戦目をものにできなかったこと、それにより2戦目のプレッシャーをさらに高めてしまったこと。
今大会に限れば、大会への入り方でつまずいたことが尾を引いた。
これは来年の北京五輪で必ず活かさなければいけない。
大舞台での経験を、来年のチームの集大成を前に詰めたことは非常に大きい。
この経験がどう生かされていくのか、これからのなでしこに注目したい。

いやー、すっかり楽しませてもらった。
今回くらい実力差のある相手に必死で喰らいつく展開、久しぶり。
もう、完全にファンです。
日程見たら結構面白そうなカードが近場で見れそうなので、行っちゃいますよ。
なでしこリーグ
by blue-red-cherry | 2007-09-18 12:07 | サッカー(FC東京以外)
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